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アパレル物販 基礎マニュアル

はじめに
アパレル物販は服や靴、財布などを主に取り扱い、仕入れ額から販売額の差額を利益とする事業です。メリットとしては他の物販に比べて競争率が低く、半永久的に需要がなくならいこと、また、競争率が他の商材に比べて低いことです。デメリットはアパレルに関しての知識がなくてはほぼ稼ぐことが出来ないことと、ブランドを覚えることに苦戦するということです。
上記メリットとデメリットを理解した上で、アパレル物販に取り組みましょう。

開始にあたり必要な物
アパレル物販に必要となる物は以下の通りです。
1.古物商許可証
2.クレジットカード(上限50万円以上)
3.物販専用口座
4.メルカリアカウント
5.ヤフオクアカウント(出来れば)
1〜5までを順番に解説します。

1.古物商許可証について
古物商とは、中古品転売をビジネスとして行う個人や法人のことです。古物商になるには、古物商許可という許可が必要になります。アパレル物販は中古品を仕入れて顧客に商品を売ることになりますので、古物商許可証を取得することは必須です。取得する手順について、基本的に現在の住民登録がある警察署で手続きします。警察署で古物商申請を行いたい旨、申告します。古物商許可証を取得するには23,000円分の収入印紙と住民票、身分証明書が必要になります。身分証明書は本籍のものになりますので、本籍が現住所と異なる場合は事前に取り寄せる必要があります。警察署に提出後、発行まで約一ヶ月程かかります。


2.クレジットカードについて
アパレル物販を行う際、仕入れにかかる費用は基本的にクレジットカードを使用します。ひと月で仕入れにかかる費用は約300,000円程ですので、現金でその金額を毎月補うのは普通の方でしたら厳しいと思います。よってクレジットカードを使用することが主流です。また、クレジットカードに使用した金額は翌月請求となりますので、請求までに仕入れた商品を売るまでに少なくとも約1ヶ月の猶予が発生します。商品が売れるまでの期間を伸ばすことができるのも、クレジットカードを使用するメリットです。
クレジット会社に特に指定はありませんが、何かと仕入れを行っていくと店舗以外の電脳仕入と言われるインターネットを使用した仕入れも行う可能性がありますので、そうなるとvisaが良いです。jcbでも問題無いのですが、インターネット仕入れの際に海外系サイトはjcbが対応していないことが多々あります。その為、理想は2枚持ちが良いですが、インターネット仕入れをあまり検討していない場合はどこのカード会社でも問題はありません。
カード使用額の上限ですが、500,000円以上の設定をお勧めします。500,000円以下の場合、その月で500,000円まで仕入れてしまうとそれ以上はそのカードは使用できなくなります。解除条件としてはカード支払いが前月分終了すれば支払いした分だけ回復するのが一般的です。
上記のことを踏まえて、カード作成していただければ問題ありません。


3.物販専用口座作成
クレジットカードを作成する際に必要な口座ですが、日常的に使用している口座とは別の口座で作成することをお勧めします。理由としては正確な仕入れ金額や、売上げ、利益を理解する為です。日常的に使用している口座に仕入れで使用してしまうと、混在してしまい正確な情報が得られなくなることと、年度末に行う青紙申告にも影響が出る可能性がある為です。開設する口座は特に指定はありませんので、元々持っている口座でも問題ありません。



4.メルカリアカウント作成(開設)
仕入れした商品はインターネットで販売しますが、販路はメルカリを使用します。メルカリを使用する為に、アカウントを取得する必要があります。アカウント作成にはインターネット上に通じるメールアドレスを所持していれば簡単に作成することが出来ます。インターネットメールはGmailなどです。アカウント作成後、直ぐに商品を出品することが出来ます。まずはプロフィールの作成から始めます。主な工程としては以下の通りです。
1. メルカリアプリダウンロード
メルカリをスマートフォンでアプリとしてダウンロードします。アイフォン・アンドロイド両方対応していますので、基本スマートフォンを所持していれば誰でも開設できます。

2. アカウント開設
アプリをダウンロードしたらアカウントを開設します。グーグルアカウントの使用も可能ですが、新規作成を行うのが基本です。その際、インターネットメールなど必要になりますが、合わせてGmailもダウンロードすることをお勧めします。開設している方はそれを使用し、開設するとスムーズです。元々スマートフォンにあるメールでも可能ですので、アプリダウンロードが面倒の際はスマートフォンのアドレスでも大丈夫です。


3. プロフィール設定
アカウント開設を行った後は、メルカリ内のプロフィールを設定します。イメージとしては自分でストアを持つような感じですので、自分のストア名としてアカウント名を作成してください。アカウント名を作成した後はプロフィール紹介文です。プロフィール文は自分のストアの紹介となります。扱う商品にもよりますが、メンズ主体なのかレディース主体なのかでも内容が変わってくるのと、顧客のターゲットも変わります。ですが、メルカリユーザーは女性が圧倒的に多いので、レディースものも取り入れながらメンズと合わせてアパレル全般で販売していくことをお勧めします。
プロフィール分は短すぎても長すぎてもダメです。自分がどのような商品を取り扱っているのか、商品の仕入れや活動環境を書きます。活動環境というのは自分が喫煙者なのか、ペットを飼っているのかなどです。喫煙者であれば、商品がタバコ臭くなっていないか、動物を飼っているなら商品に動物の毛が付着していないかなどが気にする顧客が多いのでそこを考慮して文章を作成します。

4.  出品
メルカリで実際に出品する工程ですが、画像を取ることと文章を作成することが必要になります。写真の撮影方法は写真の撮り方で詳しく解説しますが、メルカリ内で使用できる画像は全部で10枚となります。スマートフォンで撮影可能ですので、カメラなどは用意する必要はありません。メルカリアプリ内でも撮影できますが、基本はスマートフォンカメラ機能から撮影することをお勧めします。
出品文章作成に関しては、題名、商品説明、値段設定の流れになります。題名は出品する商品名となりますので、ブランドなどの場合はブランド名とそれがパーカーなどの場合はブランド名パーカーのように設定していきます。ノーブランドの場合はその商品の種類を題名にして下さい。その際、見出しとして人気のある商品の場合は人気といった感じで初めに入れます。(例:人気⭐️ ジップパーカー Mサイズ)
見出しを入れることでこの商品が人気がある商品なんだと買い手に認識させることが出来ます。また、見出しに絵文字なのどを混ぜることで、視覚効果にもなります。
題名が決定したら、商品の説明に入ります。商品の説明は、買い手が商品を購入する上で重要材料となります。メルカリでは、画像、値段、文章この3つで購入を決める為、いかにして買い手に商品を買いたいと思わせるかになりますので、説明文を疎かにすることは厳禁です。メルカリのアカウントを見ていると、3行程で終わっている方などが見られますが、その方はやはり商品が売れていないことが多いケースです。ただし、長々と文章を羅列することには意味がありませんので、その商品を理解した上での出品文章作成をお勧めします。服の場合であれば、着丈、身幅などは最低でも記載するようにして下さい。

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