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        #詩

        • 酷刑

          鉄のように固まった足の底を引きずるようにして歩いた。 スーツの上着を肩にかけ、車通りの多い国道から一本入った街路を進む。 全身から汗があふれ出る。 アスファルトと鉄筋コンクリートに囲まれた空間で、逃げ場を失った湿気が全て、身体に纏わりつくようだ。 昼夜の境なく活動を続ける都会では、夜でもセミが鳴く。 国道を走る大型車の轟音とジリジリと迫るアブラゼミの騒音に、思考が現実から切り離されていく。 足を交互に動かすだけの機械になって、殺風景な会議室の様子が脳裏に浮かんだ。 今日

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