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起立性調節障害と私の夢。

2022年5月。突然酷い頭痛に襲われた。原因は不明だった。とにかく痛さに耐えるしかなかった。滅多に頭痛なんて起こることのなかった私。
『寝たら治る。』なんて考えながら就寝。
次の日の朝。頭痛は治っていなかった。また次の日も。
痛くて何も出来ずそれでも『受験生』だったから何がなんでも学校に通い続けた。
2週間経っても消えない痛み。家ではベッド。学校では机にしがみつく日々。
ついに病院に行く決意を固めた。
そうして近所にあるかかりつけ医へ。
でも原因はわからなかった。沢山の薬を試して沢山の副作用に苦しんで。
沢山の怖い病気を疑われて。休日は病院のはしご。何処へ行っても原因は見つからない。
「なんで。なんでなの。」そう思ってる中、かかりつけ医に大学病院の受診を勧められた。
テスト勉強にも手がつかない。頭が痛すぎる。私は大学病院の受診を決めた。
治れば何でもいい。そう思っていた。

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初めての受診。内心ドキドキしていた。
小児科の受診。異常なし。
MRI検査。異常なし。
脳外科の受診。異常なし。
この日はこれでおしまい。

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2回目の診察も3回目も4回目も5回目も原因は見つからず、夏休みに突入。
私の夏休みは合唱コンの伴奏の練習と病院に行くことだった。
原因は見つからずに終わるんだ。そう思っていた。
夏休み最終日。どうせ原因なんてわからないんだろうな。
思い込みなのかな。そう思いながら
医師「〇〇さん第二診察室へお入りください。」
(ドアを開ける)
私「よろしくお願いします」
医師「体調はどう?よくなったりした?」
私「変わらないです」
いつも通りの診察が始まった。すると突然。
医師「目眩とか立ちくらみとかする?」
私「はい」
親「前〇〇病院で起立性低血圧と言われました」
(医師が何か取りに行く)
医師「起立性調節障害と言って思春期に多い病院があるんだけど…」
と説明を聞き起立性調節に該当するかどうかのチェックリストの質問を幾つか受けた。

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1:立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
2:立っていると気持ち悪くなる、ひどくなると倒れる
3:入浴時あるいは嫌な事を見聞きすると気持ちが悪くなる
4:少し動くと動悸あるいは息切れがする
5:朝なかなか起きられず午前中は調子が悪い
6:顔色が青白い
7:食欲不振
8:おへその辺りの腹痛を訴える
9:倦怠あるいは疲れやすい
10:頭痛
11:乗り物に酔いやすい
●判定:「しばしば起こる」「たまに起こる」が3つ以上の場合、起立性調節障害(OD) の可能性があります。

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5個以上の項目が当てはまり起立性試験を受けた。
結果は『起立性調節障害』だった。

Part 2へ続く。

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