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パワーポイントによって説明は本当に分かりやすくなったか?
教育現場でもビジネス場面でもパワーポイントは広く活用されるようになりました。すでに基本ソフトの一つとして扱われるようにもなっています。
パワーポイントを活用すると、視覚情報も追加され、「理解しやすくなる」とか、「分かりやすい」と感じる側面があります。
一方で、多くの説明を聞いてみると、パワーポイントを活用するからか、ひょっとすると、逆に「分かりにくく」なっているのではないかと感じる場面が多々あ
新入職員を取り巻く現状について
日本社会では、昨今これまでの慣習にとらわれない会社組織が増えてきました。しかし、その一方で、今なお「徒弟制」の名残りのせいか、説明するよりも「見て、やってみて、慣れる」文化がまだまだ根強いように感じます。
要は、「いろいろ口頭で説明しても分からないだろうから、まずは見て、やってみたらそのうち慣れてくる。慣れてきたらわかるようになる」という考えです。
しかも、その考えは技術習得だけではなく、人間関
若い人は「コミュニケーション」能力が低い?
「最近の若者はコミュニケーション能力が低い」とよくビジネスの場で言われます。特に違う世代の人とうまく関われないケースをよく耳にします。
でも、そもそも「コミュニケーション」って何でしょうか?私は、いろいろ定義はありますが、「互いに分かりあうために聴くプロセス」と考えます。これが、これからの時代にもっとも腑に落ちる考え方です。
一方、現状は「伝えること」というのが一般的な考え方かと思います。
これからの時代に求められる言語化スキルとは?
壮大なテーマで失礼します。
日本語ネイティブとして生まれた私はこれからの時代、ビジネスの場で「多くの人が母語である日本語を自在に使いこなせるようになってほしい」と心から思っています。
いやいや、たとえビジネスの場とはいえ、普段日本語で困ることなんてないのに何を言ってるのか、とお𠮟りを受けるかもしれません。どういうことかご説明しますので、もう少しだけお付き合いただければと思います。
これは就
「就活面接」の対策と準備について
就活の面接はビジネス場面ではじめての「売り込む」場となります。自分自身を。だからこそ、はじめて受ける人にとっては、「戦場」に行くぐらいの恐怖かと思います。そこで、面接対策としてどんなことしたらいいのかその準備と対策を中心に述べたいと思います。そんな不安と怖さに満ちた方たちのために少しでもお役に立てたらと思います。
本日の内容は次の3点です。
①面接官が面接で知りたいこと限られた時間と情報で面接官
日本語ネイティブにとって「言語化スキル」のブラッシュアップは必要?
日本語ネイティブなら日常場面で「言語化スキル」を意識することはありません。
ところが、ビジネス場面ではそうはいきません。苦手な人とも関わらないといけないし、嫌な人とも協働しないといけないこともありますから。
さらに、お客様からは信頼を得て、「動いてもらう」(買ってもらうなど)必要もあります。
そのために日本語ネイティブでも「言語化スキル」を磨く必要があります。目的は、次の2点です。
①ともに
「人を動かす」言語化スキルとは①
ビジネスではこれまでの教育現場と違って、「伝える」ことを目的にして言語化してもうまくいきません。「言ったつもりだった」とか「そんなことを言った覚えはない」とか、そもそも「伝わっている」と思い込んでしまえば、言語化すらしなくなることもあります。日本では、空気を読む文化が発達していることもあり、「言わなくても分かる/分かってほしい」という思いを強く持つ人がビジネス場面でも多くいます。
しかし、それぞ
ビジネス場面における言語化スキルについて
私は日本国内で日本語教員として活動した後、専門学校や大学でキャリア支援を行ってきました。面談を通しての履歴書作成や本番を想定した面接のサポートなどを行うことで数々の内定に関わってきました。
しかし、中には不本意にも早期退職をしたケースやなかなか内定に至らないケースもありました。退職には至らないまでも職場でうまく行かずに苦悩しているケースも多々ありました。そして、そういったケースにしっかりと耳を傾