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会食恐怖症に向き合って。その6(嘔吐恐怖症編)

米粒です!

今回も引き続き戻してしまうことについてのお話しです

ですので食事中や気が進まないときは閲覧に気をつけてください。

カウンセリング

2019年の冬から、自分はTwitterでの「会食克服チャレンジ」に参加しました

その中で会食の前に、「戻してしまうことが怖い」という意見が多く

そこで教わったことを自分なりに補足して挙げていきます

戻すのは人間にとって必要な行為

例えば誰かが食べ物を喉に詰まらせたとします

喉に詰まったままだと窒息死してしまう可能性もあります

しかし吐き出すことができれば一命を取り留めることができます

この場合、助かったということが第一で

戻したものなんて気にもしないですよね

むしろ吐き出してくれて良かった!と思うはずです

他にも戻す原因としては

体調不良や乗り物酔い、暑さなどが代表的ですが

これらは全て脳が異常を感知し、

生きるために「吐き気を感じろ」「戻せ」

と指令を出します

脳が一番恐れていることは「死ぬこと」で

何か体内に異常を感じたら脳はなんとか死なないように対処しようとします

風邪を引いたらウイルスに対処しようと熱が上がるのと同じです

トイレと同じ

あまり意識しないかもしれませんが

戻すことは生理現象

であり、小便や大便と変わりません

どちらも我慢するのは良くないです

しかし、戻すということは頻度も小便に比べたらやはりかなり珍しいことであり

トイレに行っても吐き気は我慢してしまう人が多いです(自分もたいていこんな感じ)

悩みすぎないこと

自分は戻してしまい迷惑をかけることと

戻してしまう前の気持ち悪さがとても嫌いで

外出を控えたり、学校を休んだりしていました

一番症状が酷かった高3のときに、母と保健室の先生がかけてくれた言葉で自分は少し楽になりました

まず母についてです

学校では髪の長さなどを見られる風紀検査があったのですが

休んでいる間に髪が伸びていて切らなければいけなかったのです

ですが美容室のような空間は少し「逃げられない」ような感じがあるので自分は行くのを躊躇っていました

その時母が

「別に戻しても美容師さんが掃除してくれるし、そんなに死ぬような問題ではないでしょ」

と言ってくれました

たしかに迷惑はかかりますが

自分が悩みすぎていたんだと改めて思いました

次は保健室の先生ですが

自分は高3のときにほんの少しでも吐き気を感じるとすぐ保健室に行くようになっていました

おそらく保健室の先生も

「低血糖から来る吐き気」だと気づいていたのかもしれません

ある日保健室に行き「やっぱりどうしても吐き気が続いて」

と言うと、先生から

「朝ごはんは食べてきた?」

と聞かれました

そして自分は「吐き気が怖くて食べていません」

と答えました

すると先生は

「食べなさ過ぎても吐き気が来るし、それだとトイレに行っても何も出ないよ」

と言われました

実際に食欲が無いとき吐き気が酷くトイレに行っても咳き込んだりえづくだけで戻してしまうことはなかったですし、説得力がありました

少しずつでも前に進む

きっと苦しんでいる人は

「他人に迷惑をかけてはいけない」

と背負いすぎたり

完璧を求めすぎたり

真面目すぎる人も多いです

自分も吐き気が怖くて会食と同じくいろんな機会を逃してしまい、

月日が経ちそのときを思い返すと

「あのとき少し不安でも行ったらよかったな」

と後悔することがあります

よく、病院で亡くなる前の人が

「もっと〇〇すればよかった」

と言ったり、

はたまた受験に落ちた人が

「もっと勉強しておけばよかった」

というのと同じです

他人が〜

とか考えるのは大事なことですが

完璧主義な人や真面目すぎる人は

もっと自分本位に生きていいと思っています

読者の皆様も一緒にいい人生を送れることを祈っています。

会食恐怖症の話題は一旦終わりです。

また次の話題の記事でお会いしましょう。

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