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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ80◆

おれだ。溜まったのでやる。今日はめでたいバレンタインデーだ。チョコレートやカカオはメキシコ原産であり、カカオ豆は通貨として流通していたことが知られている。noteというメキシコでも、スキという気持ちを通貨として発行すれば、虚無から価値が生じるのだ。スキスパムとかバーター行為はだめだし、仲間内で甘えて馴れ合うのもどうかと思うので、少しは苦味や辛味をピリッときかせた方がいいだろうが、さじ加減は難しい。

前回はこれだ。

さて、いつものやつだ。さくさくやろう。

◆虎◆

一発目。キョウトでザイバがKILLでGOZARU!!

アェイヤァァァァァァァァァァッ!!!!!!ニンジャ…忍者スレイヤーTRPGのセッションリプレイだが、世界観がとらのあな版なのでニンジャバーガーめいている。ザイバのニンジャたちがトンチキな冒険を繰り広げ、切腹したりロボになって復活したりする。こういうのもヌンチャックみたいに平行世界として存在するのだろう。プロト版ニンジャスレイヤーもなんかこんな感じだったような気がしないでもない。

◆滅◆

二発目。いつまでもあると思うなユートピア

ユートピア・パルプだ。ユートピアとはディストピアだ。未来において人類は機械に一切を委ね、労働や戦争から解放される。衣食住も健康も快楽もすべてが無償で提供され、あるのはただタノシミのみ。よくある話ではある。おれもこうならいいなと思わなくもないし、人類誰しもそう妄想したことがあるだろう。しかし……それでいいのか?すべてを依存し受動的に生きていれば、脳みそは錆びつく。意欲や情熱や感情は衰え、問題解決や発展のための思索や妄想、創作、発明は行われなくなり……怠惰と無気力のうちに引きこもり、他者との交流もなくなり、笑いながら穏やかに消えていく。機械が計画的に受精卵を作って人類を存続させることも可能だろうが、生まれてくるのがただ機械に依存し続けるための肉と意識だとしたら。自我を健全に保ちメキシコで生きていくには、こういう煩悩の誘惑に耐えねばならない。

◆漢◆

三発目。男なんだろ、グズグズするなよ

男心をキュンとさせる、男らしい漫画の一場面を並べた記事だ。記事主も相当に鍛えられた男なので信頼性がある。最近「真の男タイム」のコーナーもご無沙汰なせいか、いろいろ考え込んで心が冷え込んでいたが、少しカラテが供給されたように感じる。ああ、おれはおれであればいいのだ。

◆倭◆

四発目。雲太和二京三

こういう展覧会がやっていて、興味のある人を引き寄せている。おれも歴史好きの端くれとして、古代日本についても多少調べたことがある。神話では出雲と大和の深い関係が語られており、多数の青銅器が出雲から出土した。ヤマト王権の形成にも出雲が関与し、ヤマトによって巨大な出雲大社が建造され、出雲からは詳細な風土記が提出された。過去を追求する行為はきりがないが、仮説と実証を積み重ね、少しずつでも洗い出していくのが学問だ。

おれは邪馬台国はヤマトであると考える。魏志倭人伝での経路や距離は司馬懿の都合で歪曲誇張されていて、北部九州から日本海を進み、出雲=投馬国を経由して丹後半島から南下すればよい。下記の本ではそうしている。ただ卑弥呼の後に邪馬台国は九州から来た神武に征服されたとしているが、考古学的には九州の勢力がヤマトを征服した形跡はないらしい。とすれば、卑弥呼の邪馬台国は(内部で組み換えがあったにせよ)そのままヤマト王権に繋がり、後世に神武東征神話が付け加えられたのではないか。こういう話は別コーナーでやりたいが、なんかうまくまとめられない。

◆食◆

五発目。食は百薬

文化人類学者にして料理人が、ペルーの料理を食べて調査してきたという。なぜうまいかを分析し、それを生み出す構造に目を向けた、情熱的で学術的な食レポだ。レシピもある。料理はまさしく人類の文化であり、めしがうまい国は豊かな文化を持つ。多様な食材と文化の混淆をおれは尊ぶ。

◆飯◆

六発目。革命☆おにいさん

南米繋がりで、ゲバラが立川で貧乏飯を作る話だ。水を切ったトーフと蒲焼のタレを炒め、それをおかずに丼飯をかっこむ。腹が減ってはイクサはできぬ。人はありあわせの食材で少しでもうまいものをクリエイトし、苛酷な世界をサバイバルしてきたのだ。料理と食事には喜びがあり、明日を生きる活力となる。めしは偉大だ。自炊力は偉大だ。

今は以上だ。また溜まったらやる。

【ひとまずおわり】

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