◆気がついたらスキをつけていた逆プラ作品まとめ・その7◆

おれだ。
ここに書くネタもなくなってきたが、バブリーズの書き出し売りゾンビを呼んでも、うちんとこだって女どもに殺されるだけだろうな。そういうわけで、恒例のアレだ。

いつの間にか、おれはまたいくつもの記事のハートマークを押していたようだ。たまり過ぎないうちにやる。多少のコメントを添える。そろそろ他人のをまとめるのも最後にしたい。おれのも三つ、まとめなくちゃだ。

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一発目。

近世の、いわゆる大航海時代……ではなく、未来の話でSFだ。しかしスペースオペラめいて宇宙の海は俺の海、って感じじゃあない。たぶん地球上の海の上だ。時代はかわり、船や武装は進化しても、人間のやってることは大して変わらない。イスパニアとは果たして今のスペインのことか。AOMめいて暗黒メガコーポが支配する世界なのか。この船が運んでいるものとは。
さて、船は翔ぶ、とタイトルにあり、ラストで帆を広げた。ということはまさか、アレなのか？　バーフバリ？

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二発目。

これまた近未来。ポストアポカリプスの都市を、機械義足のパルクールで跳び回る若者たちのレースだ。軽快な動きが軽快な文体でパンパンパンと繰り出され、視点カメラで見ているような爽快感と臨場感がある。VR小説。世界が崩壊しても、若者は明るく元気だ。生きて未来を切り開くのはこいつらだ。

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三発目。

打って変わって、重い話。堕胎児、水子に魂はあるか。そも、魂とはなにか。目には見えなくてもいると信じればいるのか。存在、実在とは。哲学的なテーマだ。思念が実体化するのは（少なくともフィクションでは）ありうることだ。神でも妖精でも、認識するやつがいれば、そいつは「いる」のだろう、とおれは思う。フィクションだってそうといえばそうだ。全てを物理的に定義することは難しい。ノヴァ教授なら業子力学で説明してしまいそうだが。

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四発目。

V8！V8！　マッドマックスと江戸時代の川下りデス・レースが衝突事故を起こした。ドーフ・ワゴンのドラムとギターが目に見え、音に聞こえてくるようだ。天変地異も起きる。人がこれからたくさん死ぬだろう。

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五発目。

ヤバイやつだ。メタ的な意味で。コロナでコロニーが維持され（なるほどな）、コロナを直接飲めば不死者（いわばニンジャ）になれる。そいつらはザレムやアシュプールみたいに、天上界から定命の者（モータル）のテキストを吸い上げ、娯楽として消費する。ニンジャのように。オマークでエメツを搾取するように。ナラクやアンコクトンがモータルの命を吸収し、おのが力とするように。ニンジャは自ら（食糧や富や価値を）生産せず、モータルの文明を支配し搾取するという。例外はあるが、ブラッククレインのような苦悩もある。モータルがコロナを獲得したら、勝利の美酒の味に酔い痴れ堕落して、そうなってしまうのだろうか。それでもコロナが欲しいか。メキシコでたたかう勇気は。

読者から作者が生まれ、インストラクションとミームが伝達し、いずれこの中からPROになるやつもいるかも知れない。PROも参戦してるようだが。ダイハードテイルズの方々が想像力を失ったとは全く思えないが、彼らも有名な立場になっていろいろ大変なようだ。PROで居続けるのも厳しい。おれたちはまだ気楽だ。

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六発目。

タイトルと画像が秀逸だ。恐るべき吸血パンダが人類を脅かす。濃厚なパルプとクソ映画の臭いがたまらない。『グラップラー刃牙』のドラゴンロードに、ニンジャでゆうめいなレッドドラゴンを重ね合わせるなど、胡乱ワードのクロスオーバーもいい。パンダはああ見えて熊の仲間であり、肉食でなくても腕の一振りで人は死ぬ。忍殺にもしばしば凶暴なバイオパンダが登場する。『らんま1/2』にもパンダに変身するおっさんが出てくるが、あのふてぶてしさと鬱屈した目を見ろ。やつらが牙を剥き、翼を生やして襲いかかる時、おれたちはどうする。

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以上だ。
ふー、やれやれ。まさかマジでここまで生き残るなんてな。途中参加だが、ちったあ自慢できるぜ。（血を流す脇腹の傷を抑えながら）

【たぶん終わり】