見出し画像

ハロウ・イン・アキバ

ぎい。サルーンのドアを開けると、客の何人かが俺を睨んだ。凶悪な面構えがずらり。
「らっしゃい」
メイド服の店主の嗄れ声。珈琲と砂糖の香りが充満する中、俺は悠然と歩を進め、カウンター席に座る。
「なんにするね」
「日替わりパスタと、キャラメルカプチーノで」

店主はごつく毛深い指で注文を書き取り、無言で了解する。
奥の方では、棒付きキャンディをしゃぶってカードゲームをしてる連中。ミント風味の清涼菓子まで見える。

いい感じの店だ。俺に合ってる。ランチの食べ歩きリストに加えとくか。ま、味はどうかな。セルフサービスの冷水をグラスに注ぎながら、俺は店の雰囲気を味わう。

ぎい。パスタが来る前に、新しい客だ。入口を見る。

……そこにいたのは、怪物たちだった。
狼男。フランケンシュタインの怪物。ヴァンパイア。魔女。コスプレだが、雰囲気はマジだ。手に手に水鉄砲やクラッカーを構え、叫んだ。

「「「「トリック・オア・トリート!」」」」

【To Be Continued】

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
note.user.nickname || note.user.urlname

つのにサポートすると、あなたには非常な幸福が舞い込みます。数種類のリアクションコメントも表示されます。

大吉です。すべてがうまくいくでしょう。
4
奥ゆかしさ◆ドーモ。noteで文章を書いています。ヘッズフロムアニメイシヨン。

こちらでもピックアップされています

逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集
逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集
  • 1858本

「逆噴射小説大賞」とは、ダイハードテイルズ出版局が主催し、社会派コラムニストの逆噴射聡一郎先生が審査員に加わる、コンテンポラリーで由緒あるパルプ小説大賞です。今回の本文文字制限は400文字以内です。しかしこれは「400文字以内で物語を完結すること」という意味ではなく「小説の冒頭部400文字で応募する」という意味です。つまり「この続きを読みたいと思わせる、最もエキサイティングなパルプ小説の冒頭400文字」を表現した作品が大賞を受賞し、その応募者は大賞の栄誉とともにCORONAビール1カートン(24本入り)を獲得できます。 応募要項:https://diehardtales.com/n/nfce422e0faef

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。