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上場直後に創業1年のスタートアップに挑戦する理由

こんにちは!X Mile株式会社、広報の古川です。

X Mileメンバーの生の声をお届けするため、社内の様々な人にインタビューをしていきます。

今回お話を伺ったのは今月X Mileに中途入社された大橋さんです。

◼プロフィール
元美容師。国家試験合格後、原宿の有名サロンでスタイリストとして勤務後、IT業界への転職を決意。本社がアメリカの某IT企業、Coincheck、Branding Engineerに入社。事業部長を経て、マザーズ上場を経験後、X Mile参画。岐阜県出身。

ーー凄い経歴変遷ですね!まず、学生時代のお話からお聞きできますか?

はい!学生時代は地元(岐阜県)の商業高校に通っていました。部活は卓球部で、中学〜高校までの6年間、ずっと部活に打ち込んでいました。

1個上の先輩が全国大会の個人戦で優勝するような強豪チームで負けじと早朝から夜遅くまで、毎日休みなく死ぬほど練習をしていましたね。1日6〜7時間の練習は当たり前の環境でした。僕自身、県大会で優勝することもできました。

それと同時に文武両道を推奨しまくる学校でもあったため、商業系の検定の受講から資格取得まで、かなり厳しい学校でしたね。例えば、挨拶や規律にめちゃくちゃ厳しく、違反したら丸坊主や正座は当たり前でした笑。

卒業してからは、地元で美容室に就職しました。美容学校には通信過程で働きながら勉強を続け、3年ほどかけて卒業をしました

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(Coincheck時代の写真)

ーー元美容師さんなんですね!!レアなキャリアの持ち主ですね。

確かにそうかもしれないですね!笑

美容学校では週に一度、会社の定休日に登校し、国家試験用の技術指導を受けていました。実践訓練は、日々の仕事でこなしているため学校では実施しないんですよ。座学についても、教科書が配布され自宅で各自勉強するだけでしたね。当時、座学は完璧でしたが、技術には自信がなかったんです...。

それでも美容師になるための国家試験の合格率は、全日制では9割以上、通信制は3割以下と言われている中、一発合格で卒業できました!

ーー美容師さんになりたかった理由はなんだったんでしょう?

美容師を目指したキッカケは、高校時代に好きだった子がばっさりと髪の毛を切ったことです。ものすごく印象が変わり、髪型一つで印象がめちゃくちゃ変わることに興味を持ちましたね。

美容師として働き始めてからは苦労もありました。

高校がめちゃくちゃ堅苦しい学校だったためラフなコミュニケーションを取る美容師としての仕事で、会話にまず一番最初に苦労しました。本を読みまくったのと、街でモデルハントをしたりして克服していきました。

仕事が終わってから、毎日早朝6時ぐらいから開店までと閉店後23時ぐらいまでとことん練習しました。

ずっと東京に行くことに憧れていたため、国家試験合格を期に上京することにしました。上京してから、原宿にある有名サロンに転職しました。平均睡眠時間は3時間で、休みなしの連勤も当たり前の環境でした。一番楽しかったのは撮影で、いろんなスタジオやモデルさんと関われました!一般の方から、今テレビに出ているような俳優さんなど多数の顧客に対応していました。

厳しい環境ではありましたが、夢にまで見た舞台ということもありガムシャラに頑張れましたね。

その後しばらくして、親の病気をきっかけに、美容師を一度休業して最初は日払いのある派遣社員として本社がアメリカの某IT企業(A社)に入りました。業務はカスタマーサポートでした。

ーーアメリカのあの某IT企業ですね?笑。美容師から、IT業界への転職は大きな決断だったのではないですか?

そうですね。ただ、この企業の製品は、僕自身も日常的に利用していたので、楽しくなって自宅に帰ってからも猛勉強してました!その努力の成果もあって、同期の中で最短で昇進し、その後チームマネージャーとして直接契約となりました。チームマネージャーとしての管轄メンバーは8〜15名ほどでした。

年齢はめちゃくちゃ年上の人も入れば、年下も同級生もいました。組織についてや大手の動き方、マネジメントの基礎についてはここで多くを学ぶことができましたね。

ーー大橋さんはほんとに努力家なんですね。その後は、あのCoincheckに転職をされたんですよね。

はい、A社での大きなプロジェクトが終了したことを期に転職を決めました。大手でたくさんの経験を積むことができたため、次はベンチャーで挑戦してみたいと考えました。

いくつかいろんな職種を受けていた中で、Coincheckからオファーがもらえました。

カスタマーサクセスのマネジメントポジションとして入社しました。当時はビットコインがまだ100万円に到達していない頃でした。しかし入社1ヶ月で1BTCが100万円を超えまして。これにより、お問い合わせが数倍になっていきました。

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ーーその後で、あの事件が起こったんですか?

ええ。入社して数ヶ月目に、仮想通貨NEMの580億流出事件が発生しました。

その日は朝からオフィス内が慌ただしく、会議室も全て封鎖など最初は何が起きてるのか知りませんでした。

社員全体に通知されたのはその日の夕方でした。夜に緊急記者会見が開かれてからは本社オフィスに顧客が殺到しました。しばらくは顧客も報道陣もビル周りを偵察している姿が伺えて、出社するにも常に裏口から入ったり顔を隠したり、一時的に場所を変えて出社するなどしていました。

仕事のメインがお客様からのお怒りや悲痛な訴えの電話対応で、入社当初は1日あたり数百件ぐらいの問い合せだったのが、この頃から数千〜数万件近くに増えました。電話対応に関しては、対応内容がYouTubeに投稿されるなど、なかなか油断できない中での仕事が半年近く続きました。そんな中でも返金対応ができた会社ってすごいと思っていましたね。

マネックスグループの子会社になってからは、組織体系や動き方が大きく変わっていき、次第に余裕も生まれてきました。金融庁から仮想通貨交換業者に認定されるまでは、内部体制を整えまくる我慢の日々でした。

登録が見えてきたところで、新たにベンチャーに挑戦したいと考え退職しました。

ーー大変なときを乗り越えてからCoincheckを離れたんですね。

Coincheckを退職してからはBranding Engineerにキャリアカウンセラーのポジションで入社しました。

その会社の大きな業務内容はプログラミングスクールの運営でした。

僕が最初に担当していたポジションは、転職先の紹介で企業からマージンをいただく人材紹介のキャリアアドバイザーとは、また違うポジションでした。

当時は2020年4月から始まる義務教育でのプログラミング必修化が知られていたということもあり、自分のスキルについて不安視されている方が将来に向けて学習するかどうかといいう相談に乗ることが主な仕事です。

数ヶ月間キャリアカウンセラーを続けた後、サブマネージャーに就任しました。その頃からは主に事業部長のバックアップを担当しました。代表陣や社外に対してメインで動く部長とは反対に、事業部内の全体管理とマネジメントを中心に行っていたんです。

合わせて上場に向けても、証券会社から本格的に質問や監査対応に追われるようになってきたことに合わせ、部長に就任しました。コロナの影響もあり、会社全体の対応変化や勤務体系などが変わる中だったため、本当にドタバタでしたね。

上場間際になると、新卒も加わり組織人数は入社時の3倍近くになりました。上場間際は制限もかなり多く、地味な積み重ねの連続でした。これはCoincheckが金融庁登録される時と同じだったため2度目の経験でベンチャーによくある荒っぽさや、いろんなところに自由に踏み込める感覚とは逆なので、ここもまた我慢の毎日でしたね。

そんな中でも、売上は確実に担保しなければいけないこと、コロナ影響で沈むような会社と思われてはいけないこと...など、やることは無限にありました。

とはいえこういった経験をしてきたからこそ、土台を整えることの大切さと、土台を整えつつ攻める姿勢を大事にしていかなければならないというバランスを知ることができました。

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ーーBranding EngineerからX Mileにジョインしたきっかけはなんでしょう?

代表の野呂さんから突然メッセージをいただいて「面白そうだな」という単純な興味から話を聞いたことがきっかけです。当時はBranding Engineerでサブマネージャーをしており、部長になる直前でした。

一度旧オフィスに遊びに行った際、ベンチャーとは思えないぐらいオペレーションが整っていたこと、基礎や土台を大事にしているところに感激しました。今までのベンチャーはそれを作り上げるところから始まったので新鮮でした。

ここで初めて渡邉さんとお会いし、構築をされた張本人と教えられ感激しました。渡邉さんは、オペレーションの構築やデータ管理などを非常に重視していて、自身も基礎部分やオペレーションをとても大事にしているのですごく共感できました。

ただその時はタイミング的に悪く、改めて夏あたりに考えましょうと約束しました。

Branding Engineer上場を期に、代表野呂さんに改めて連絡しようとしたところ、なんと野呂さんから直接ご連絡があり、予定を合わせすぐ会うことになりました。

代表の熱意と、同じように熱量を持った新卒を育ててみたいという想いから、ジョインを決意しました。

ーーX Mileの好きなところを教えてください

実際に入社して印象的だったのは、新卒メンバーの意識がとても高く、成果にも貪欲なところですね。

歳が近い自分が言えたことではないけど、イマドキの学生や新卒って成果よりも意義みたいなものをより大事にする印象が強かったんです。もちろん、意義や目的も大事にしているとは思うけど、目の前のことに夢中に貪欲になれる姿はかっこいいなって入社直後に思いました。

そうやって、お互いに切磋琢磨し合える環境が、好きなところです。

ーーメンバーにはどういう人が多い印象ですか?

起業家精神を持ってる人が多い印象です。あとは負けず嫌いで、上を目指している人が多いですね。オンオフの切り替えがしっかりとしているのも特徴的ですかね。

ーーこれからX Mileでどういう事をやっていきたいですか?

会社としては数字を当たり前に作り出せる環境にしていきたいと思っています。今いるメンバー全員をリーダー格にしていきたいと思っています。

個人としては家庭とのバランスを保ちつつ、自分の興味に貪欲であり続けたいですね。

どうせやるなら結果を求める。求めつつ、楽しさも忘れないようにしていきたいです。楽しくなさそうに仕事をしている人の話なんて、お客様もメンバーも聞きたくないと思うから。

ーー最後になりますがこれから入ってくる新しい仲間にひとことお願いします!

仕事を苦しくするのか楽しくするのかは、自分次第。成果を追い求めつつ、1日の中で大半を占める仕事を楽しく出来るよう、一緒に頑張りましょう!


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