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新しいことを生み出し、世の中に届けたい -オンラインサロン 開設への想い-

オンラインサロン 、デザイン思考研究所を開設しました。
月額800円にてワークショップへ参加したり、アイデアをブラッシュアップしたり、非公開facebookでの交流ができる場です。
開設から少し時間が経ち、今更ではありますが、デザイン思考研究所 開設に至った想いを少し長文になりますが、書かせていただきます。

新しいことを生み出し、世の中に届けたい

僕の根本的な想いは、これだけです。

「新しいことを生み出し、世の中に届たい」

 昔から、人と違うことや新しいことを考えることが好きで、勝手に妄想してはニヤニヤしていました。「新しいこと」と言っても色々ありますが、イベントから、キャッチコピー、プロダクトやビジネスに至るまで、何でも日々の様々な事象から発想するのが好きでした。そして、社会人になると思うのです。

「この妄想を実現したい」

 私はプロダクトを作る会社に入ったので、特にプロダクトやビジネスに関してアイデアを実現したいと思うようになりました。ただ、(当たり前ではありますが)実現はそう簡単ではないと、突きつけられました。面白いけど、ニーズがない。すごいけど、実現性がない。持続的なビジネスのモデルが描けない。悩んでいるうちに、根っからの理系で勉強好きの自分は、アイデアが生まれてから実現するまでのプロセスや方法論に非常に興味を持つようになりました。デザイン思考、アート思考、リーンスタートアップ、システム思考、、、様々な考え方の存在を知り、勉強し、試していました。

シリコンバレーとd.school

 そんな中、Stanford大学へVisiting Scholarとして留学する機会を得ました。もうステレオタイプにイノベーションの発信地として憧れていたシリコンバレーに足を踏み入れることが嬉しくて、ワクワクが止まりませんでした。また、Stanfordといえば、デザイン思考の本場であるd.schoolがあるので、何とか受講したいと考えていました。
 Stanfordでの1年間は、本当に夢のようでした。本来の目的であるAIの研究環境も最高でしたが、それだけでなく、毎日のように開かれるMeet Upイベント、エレベーターピッチ。大学内でもEntrepreneur's Clubがあり、Entrepreneurshipに関連した授業もたくさんあり、学生の多くがデザイン思考やリーンスタートアップという言葉を当たり前のように知っていました。
 そして念願だったd.schoolの授業。d.schoolでは10週間のClassが各シーズンごとに複数用意されており、Visiting Scholarの私でも応募するできます。ラストシーズン、思いが伝わったのか、倍率の高い中「From Play To Innovation」というClassを受講できました。
 内容の詳細はこちらにスライドでまとめています。

 d.schoolでの学びは多くあるのですが、中でもすごく影響を受けたのがマインドセットです。特に、d.school創設者であるDavid Kelleyの言う「Creative Confidence」です。この考え自体は知っていましたが、d.school内では共通のマインドとして浸透していたのです。
 Creative Confidenceの詳細はこちらのTED Talkで話されていますが、クリエイティビティは誰もが持っていて、クリエイティブになるために必要なのは「自信」であると言っています。全くその通りだと思いました。それから自分は、新しいことを生み出し、世の中に届けたいと言う気持ちと同時に、

「少しでも多くの人に新しいことを生み出すきっかけを作りたい」

と思うようになりました。

ワークショップの開催と感じた課題

 日本への帰国後、自分の思いと、様々な縁があり、d.schoolでの経験を活かして、デザイン思考に関連したワークショップを開催する機会をいただきました。デザイン思考を一貫して体験できるワークショップや、デザイン思考の各フェーズに特化したワークショップ、個人的に勉強していたデザイン思考とは直接関わらないような方法論も混ぜたワークショップと、、
 ワークショップを設計しては実施して、改善を繰り返して進めてきました。
 ありがたいことにワークショップ自体は、参加者の方々に満足いただけて、少しでも新しいことを生み出すきっかけを作れたかなぁと思うと、とても嬉しい気持ちでした。
 一方で、問題もありました。

「アイデアが実現されない」

ワークショップを行えば、必ずアイデアが生まれます。しかし、ワークショップが終われば、アイデアはそのまま消えて無くなってしまうのです。もちろん、ワークショップのような短時間で生まれたアイデアは荒削りであるものの、もったいない。これではアイデアの実現まではどうやってもできないなぁという課題を抱えていました。

コミュニティの力でアイデアを実現させたい

 ありがたいことに、ワークショップのお話は何度かいただき、経験値が上がってきたのですが、「アイデアがその場限りで終わってしまう」と言う問題意識は残ったままでした。どうしたらこの先ができるか、、そこでスタートさせたのが、オンラインサロン です。
 アイデアをその場限りで終わらせずに、実現させていくためには、コミュニティの力が必要だと思いました。ワークショップ自体を自分事化し、生まれたアイデアはその後もコミュニティの中で蓄えていくようにして、コミュニティの中で継続的に議論できるような環境があれば、アイデアはもう一歩先に進むのではないかと思うのです。新しいもの好きが集まって、これは面白い!と言うアイデアに出会えたら、行動し前に進む。デザイン思考という1つの共通言語で、議論しながら、イノベーションを起こす。こんなことができたら、本当に幸せで最高なのです。

「新しいことを生み出し、世の中に届けたい」
「少しでも多くの人に新しいことを生み出すきっかけを作りたい」
この2つの思いで、オンラインサロン を開設しました。


※2020.4.1でオンラインサロン は一旦終了しました。4名の方に入会いただき、ワークショップのデザイン、開催や議論を行い、これからというときだったのですが、諸事情あり、やむおえず終了しました。

サロンに投稿していた普遍的な内容は無料で投稿していっています。
▼noteマガジン
https://note.com/xicunyou/m/m6842b58354f2

是非、ご登録してみてください!

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