旅の7日目その1 ティオマン島ーメルシンークアラルンプールTBSまで、フェリーとバスを乗り継ぐ
2023年5月6日
帰国しました。
これまでの旅日記はこちら
2023年5月3日
5:50 宿を出発。
部屋の鍵の返却方法はドアの外側にぶら下げておくというもの。
まだ夜が明けてない道を桟橋へ。
7:00のフェリーの乗客は6:00には桟橋に集合する決まり。
6:38にフェリーが来て、チケットをもぎられ、時間前の6:42には出港。 船が到着してから出航までわずか5分。
これ、乗り遅れたら悲劇だわ…。
島ではマスク率ほぼゼロなので、帰りの船内でマスクをしている人もいない。
しかし子どもも大人もゲホゲホ咳している人がいたので、私はマスク着用。
クーラーが効きすぎて寒く、私はウールのベスト、長袖のラッシュガード、ウインドブレーカーを着てちょうどいい。
来たときのように、島のいくつかの港を経由して一路メルシンへ。
眠っていたらもう着岸の準備に入っていた。
8:50 メルシン下船。
次のクアラルンプールTBS(バスターミナル)行きのバスは予約した9時のバスは乗り継ぎ不可だったので捨てて買い直している。
14:30発の予定。
日焼け止め、シャンプー、ティッシュが底をついたのでメルシンで調達。
朝ビール飲めるかなと入った中華系の食堂では酒類提供なく、仕方なく菊花茶、もれなく砂糖入り(涙)砂糖入れないほうが美味しいのにね…
※当社比/あくまでも個人の感想です。
香辣炒飯をオーダーし、辛くないじゃんと思いながらモソモソ食べているとマレーシアの携帯が鳴る。
出てみるとバス会社の女性だった。
「いま、ティオマンにいるの?メルシンなの?」
何で私がティオマン島に行ったって知ってるんだろう??
メルシンにいると答えると、オペレーションの変更で11時半のバスに乗れるけれどどうする?とのこと。
チラッと腕時計を見ると9:50。
ありがたい!
明日は朝4:30には空港スタンバイを予定しているので、なるべく早くクアラルンプールに着きたい。
11:30のバスに乗る意思を伝え、乗り場を確認するとバスターミナルでも船着き場でもどちらでもいいと言うので、バスターミナルに行くことにする。
10分前には来てねと言われ、電話を切った。
神よ!(喜)
行きにあれだけ変更に次ぐ変更を余儀なくされた私にマレーシアが救いの手を差し伸べてくれた!!!
まずターミナルのバスオフィスに行くと、島に渡る前に乗り場を教えてくれたあの人懐こいおっちゃんがいて、私の名前を呼ぼうとするのだがうろ覚え…
私が電話がかかってきたことを説明しようとすると、わかっているから何も言うなと手で制し、
「ちゃんと変更できてるから、安心してまず朝ご飯でも食べておいで。
10分前にここに来ればいいよ」
と言ってくれた。
そか!おっちゃんにはティオマンに行くこと話したな、そう言えば…
そうと決まったらあの食堂で食べたかった卵とチーズのロティをテイクアウトして、スーパーで買って美味しかった蟹みそ味のそら豆スナックも買うんだ!
さっき美味しくもないチャーハンを食べてお腹いっぱいだが、ロティは温かいうちにバスターミナルで食べてしまった。
これで夕方TBSの夕食までお腹は持つ。
おっちゃんの事務所に戻り、アイコンタクトして、ベンチに座っていると、おっちゃんが隣に座って色々話しかけてくる。
「あと2日俺と一緒にいたらマレー語話せるようになるぞ!うまいマレー料理も食えるし」
…冗談でもちょっとキモい…。
年齢を尋ねられたので、いくら私がおばちゃんだからって失礼だなあーと思いつつ答えると、自分はいくつに見えるか尋ねてくる。
ああ、よくあるケース…
どう見ても60は過ぎているけれど、こういうときは見えた年齢よりも若く言ってあげることにしているので59?と聞くと、62歳なのだそう。
あら、もっと上に見えたよ…
思ったけど言わなかった。
やがてバスが到着し、人の良さそうなニコニコしたドライバーさんがおっちゃんのところに来た。
おっちゃんは、どっからどう見てもマレー人のドライバーさんを指差していう。
「この人が君のパイロットだ!韓国人だぞ!そしてこの客は日本人だー!」
ドライバーさんは私に向かって苦笑しつつ、おっちゃんを指差し、頭の右横で指をくるくると回してみせる。
「テリマカシバニャッ!」
おっちゃんにお礼を言って私はTBS行きのバスに乗り込んだ。