7月7日の会話。

大山裕之:豊洲でも借りてフェスティバりたいんですが、豊洲ってどこがもっとるんですかね??

鈴木絵美里:一応持ってる人はいると思うけど、期間限定なのでは。あの鹿野さんがやるフェスがいちばん気になるなあ。すごい場所だよね。

大山:鹿野さんはまた何かするのですか!

鈴木:TOKYO ISLAND

大山:あーあーあー。これか。いずれ何かが出来る土地ですよね。

鈴木:豊洲野音やってるのもいずれ市場になるところだなー。PITもきっと期間限定だよね。

大山:うう、都内で野外をそれなりのキャパで使えるところがなくなっていく……。家族、楽器、学校、創作みたいなコンセプトでやりたい。来年あたり。

鈴木:えー!

大山:外なら大らかに繋がり路線、中ならとことんカオスにYEBISU MUSIC WEEKEND発展系。これしかない気がします。だけどどちらもオープンに。これでしょ、22世紀。

鈴木:おおやまはんがそんなこと言うとおもわなかったー

大山:カルチャーとして定着させる一歩として世代の相互交流は欠かせないのです。たぶん、この2つはそれぞれ4大フェスに切り込めるポテンシャルがあるのでは。

鈴木:世代の相互交流はめっちゃポイントと思うです。これからはたぶん「師匠」とか「徒弟制」みたいなのがまたムーブメントとしてくると思っていて。なんかすごい断絶してるじゃん、最近。肌感覚として“デジタルネイティブさん”たちとの隔たりすごいわけですよ。でもそこには結局「文脈」が無いからそういうことになっちゃってるわけで、「文脈」ってみんなで編み上げてくものだと思うのです。

大山:一番重要っていうか、大胆にやらないのいけないの絵美里さんの世代だと思うの。どっちも知ってる世代。

鈴木:それはまえから大山さんに言われてるから、重々承知の助なんだわあ。でも絶対そうだよね。

大山:戦後一番重要な30代だと思いますね、まじで。僕らと上の世代を上手いことすくいあげて! たまに良いこと言うから僕。

鈴木:私もいつまで執筆業やってるかはわからないけど、同世代とちゃんとタッグ組んでやっていきたいことだけは確かだから、世代を紡ぐリトルプレス的なものは、たとえ仕事は何やってようとも、マイメディアとして立ち上げよう〜って思ってたんだよね。やっぱそうなんだなー それが使命なんだなー。うむ。なんか自分がここ数週間考えてたことが少し明るみに出た感じ。「戦後一番重要な30代」って言葉のインパク値がすごいですね。。。

大山:ここが転機、このままだと機械に負けてまう。芸術だって絶対AIが作り出す。のです!

鈴木:ちょっと疲れてるとpepperかわいいって思っちゃったりするから危ないわー

大山:戦後〜高度経済成長〜バブルは若者がそのままスライドしてる大人になってる。若くして視野が広く、時代の大きな転換期にいるのは今の30代しかいないのです。今度の30代は本物。しかもネットワークもできてるから強い。過度期の人間のほうが時代を見通せる。潰されない第一世代。なのです。みたいなことが『鈴木さんにも分かるネットの未来』にも書いてありましたけど、まさに!と思いましたよ。

鈴木:ほうほうほう。ネットワークって、どういうことだろう。年上とも年下とも、ってこと?最近もこういう話をしてたんですけどね、当事者にはわからないんですよ、これって。言われてやっと本当にわかる。いまの30代は、そんなに自信あるひといないんじゃないかなあ……なんか、下のほうから86世代とかってのもぐいぐいきてるし、そういう華やかさみたいなのないから、本当に期待されてるのかもわからないし。「ま、自分たちは地に足ついてるし 」とは思ってるけど。笑

大山:人のネットワークだとやっぱりその世代より上は固まってきてるし、下は狭いし。30代はネットも使いつつリアルも使いつつで。やっぱり86世代とかは見ててもちょっと危うさあるし、それはそれで良いけど変な自信で潰れていくのはまた違うし。 自分見てても思う。

鈴木:そんなところまで自覚的なんだねえ。すごいな今の若者たちは。。。もはやAI化してるのでは。。ハックされちゃいかんよ!!…ということで、なるほどですね。よくわかりました。やっぱ80〜84年くらいまでの連帯が急務だな。

大山:「センスは時代を先駆ける、技術はあとからついてくる」っていうことで。

鈴木:それはいまの30代のセンスに非常に運命の舵がかかってるってことですか。

大山:頼むで!わしの未来!

鈴木:わかった。

また一歩、天国に近づくのです...💃