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電車で子供がガタンゴトンと言っていて

向かいのサラリーマンが着ているスーツの繊維も見えそうなくらいに日差しが遠慮もなく差す電車の中で子供がガタンゴトン...とずっと言ってた。一駅分くらい。淡々と。

もちろん誰もその子供をジッと見るようなことはしなくて。それがなんだか不思議で。

もしかしたらこの子供の声は自分にしか聞こえてないんじゃないかと思って少し怖くなった。

気がついたら声は聞こえなくなっていて、子供も見当たらない。渋谷はさっきまでの不思議な感覚なんて気にも留めさせない、いつもの喧騒だった。

また一歩、天国に近づくのです...💃