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女子バレー通信 No.10

こんばんは。部屋の模様替えをしていたら、先生が中学校の時のユニフォームが出てきました。とても懐かしい気持ちになりましたね!サイズはあまり見ないことにしましたが。

さて、土曜日に「バレーボールの魅力」の話をしました。皆さんの意見がとても気になるところです。(どうにかして皆さんの声をこちらで受け取れるようにしたいのですが…いい方法があれば教えてください)


今日は「やる気」のお話です。テスト前なのに勉強のやる気が出ない…と嘆く中学生は珍しくありません。先生も恥ずかしながらその一人でした。やる気が出るときと出ないときの違いは何でしょうか?

人間が行動を起こすとき、そのきっかけ(動機付け)には2種類あります。

1つ目は「外発的動機付け」です。例えば、「テストで○○点以上取ったらゲームを買ってあげる」と言われてよし頑張るぞ!と行動を起こすという例です。これは外部からの要因で行動を起こしています。ご褒美や罰がこの例に含まれます。大人であれば、会社に入って高い評価を得られれば昇給、低い評価なら減給、というように社会の中には外発的動機付けが多くあります。

外発的動機付けのメリット(利点)は、報酬によってはやる気を効果的に、かつ比較的簡単に引き出せることにあります。

逆にデメリット(欠点)は、目標を達成したらそこで満足してしまい、それ以上の努力をやめてしまうことです。また、やる気が持続しないことも挙げられます。


2つ目は「内発的動機付け」です。これは逆に行動を起こすきっかけ(要因)が自分の中にあることを指します。賞賛やご褒美がなくても、自分の中から湧き出る「探求心」や「好奇心」がもとになっていることが多いですね。損得を抜きにして自然と続けることができている行動が、この「内発的動機付け」によるものが多いのではないでしょうか。

メリットは、「好き」という感情が原動力になって行動しているため、心が充実すること、それにやらされている感がなく持続性がある、ということです。逆にデメリットとしては、「自分から持つことができない」ということがあります。

中学生は国社数理英の5教科に加え、音楽、美術、保健体育、技術、家庭など、様々な学習を、いわば「やらされる」場です。しかし、どんなことも一度やってみることでこれまで知らなかった魅力に気づき、自分の興味関心が広がるかもしれません。「やってみたい!」という内発的動機付けにつながるかもしれません。

中学で様々な教科を幅広く学習するのには、自分の興味関心を広げるという意味があります。(もちろんほかにも理由はありますが)

どんなこともまず「好き」を見つけることで、やる気に満ち溢れる魅力的な大人になれるはずです♪


私がバレーボールを指導させてもらう時も、できるだけ皆さんが「楽しい!」「もっとやりたい!」「自分で考えたい」と思ってもらえるような練習づくりを目指しています。(メニューをすべてこちらで考えてしまっているので、まだまだですが…)

そういう練習を目指すようになってから、部活動やバレーボールについて考えることがとても楽しくなりました。

土曜日のバレーノートを通してバレーボールの魅力を改めて考えてみて、「好き」という気持ちを大切にしてください。



皆さんもぜひ、まずは「やってみたい!」と前向きにとらえることから始めましょう。

わくわくは最大のエンジンです。

鈴木

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