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女子バレー通信 No.29

こんばんは。先ほどサザエさんを久しぶりに見ましたが、声が変わっていてびっくり、なんだか不思議な気持ちになりました。もう何回か見れば慣れていくのでしょうか?

今日は先生が理科の先生であることを生かし、理科という教科について少し書いてみようと思います。

理科は主に物理、化学、生物、地学の4つの分野から構成されています。この4つははっきりと区別されているわけではなく、実際には複数の分野をまたいで研究されていることが多く、全部まとめて”科学”、それを研究する人を”科学者”と呼んでいます。中学生の皆さんは、基礎の基礎段階として”理科”、科学の中の表層の部分をすべて学ぶことになっています。

高校に入ると、普通科では2年生に進級するときに物理、化学、生物、地学の4分野から教科を自分で選択し、学びを深めていきます。また、文系選択であれば、1つ、理系選択であれば2,3つ選ぶことが多いと思います。私は高校の時理系選択だったので物理、化学の2教科を選択しました。ただこの学習は受験の時に大きくかかわってくるという点でも、選択を考えなければなりません。

さらに専門性を高めるためには大学や高等機関で専門の教授の下で学びます。私は物理化学分野の中でも大気汚染や地球温暖化について学ぶ”大気物理化学”という分野を学びました。ここまでくる、教授は研究者としてその分野のパイオニアですから、教科書の中のことを学ぶというより、自分で研究を深め新しい結果を見出すことになります。難しかった…けれど楽しかったです。

日本はいまだに学歴社会といわれることがあります。就職や昇進に学歴が大きくかかわる、ということです。よい学歴を得るため!という意識が強すぎて、理科の楽しさを気付かずに過ごすのはもったいないなぁと思います。

理科はとにかく暗記だ!! と暗記カード片手に双子葉類、ほ乳類、水はH20…などとつぶやくのは理科ではありません。

今目の前にある現象から、なぜ?を見つけて、それを解き明かしていくのが理科です。そのために必要な道具は?適切な方法は?手順は?時間は?これらを考え、謎が解けたときにはとても気持ちがいい!

それを考えられるようになるにはどうしても”基礎知識”が必要です。アルファベットが分からないのに、英語の本は書けませんからね。


皆さんが普段使っているスマートフォンやタブレット、水道、トイレ、電球、天気予報に至るまで、すべては長い時間をかけて過去の科学者たちが作り上げたものです。同じ脳を持った人間が作ったと考えると、すごいなあと感じます。

”受験”というものが待ち受けているため、点を取るために勉強をするという姿勢が色濃く残り、教科の楽しさに気づきにくい今の世の中です。それでも現実問題として受験はやってくる。学生の皆さんは大変だと思います。理科の勉強が嫌いだ!なぜこんなことを学ばなきゃいけないのか!という人へ。教科書の「暮らしの中の理科」や一番後ろの付録の部分をぼんやり眺めるのも、大事な理科の勉強ですよ。へーそうなんだ知らなかった~と思えたら、それも成長。


東京都の上野というところに「国立科学博物館」というどでかいどでかい科学館があります。広すぎて一日で見切るにはとても大変です。出口付近にはでっかいクジラのオブジェがありますし、中はとても魅力的で面白い。科学が好き、嫌いにかかわらずとても感動します。東京に行く機会があればぜひとも一度行ってみてほしい!学生は安いです。うらやましい。

そこへ行ってやる気が出たらノートを取って暗記を始めましょう♪


理科に限らず、義務教育で学ぶのはその分野の基礎中の基礎です。

その中で自分が楽しそう〜!と思えるものが見つかるように、今はとにかく一生懸命やりましょう!


鈴木

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