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アルバム『生まれたところを遠く離れて』

これが浜田省吾の原点です。

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

ここ数日、浜田省吾の1枚目のアルバム『生まれたところを遠く離れて』の楽曲について紹介してきました。
大体語ることができたので、改めてこのアルバムを聴いてみたのですが中々に良かったですね。
過去に紹介したけど触れ忘れていたことや、新たに発見したこともあったのでちゃんとアルバムについて語らなきゃと思いました。

ということで今回は1976年に発売された、浜田省吾1枚目のアルバム『生まれたところを遠く離れて』について。


生まれたところを遠く離れて

路地裏の少年

浜田省吾のデビューシングル。
少年から成長していく過程を歌った歌ですが、今でもなおライブでも演奏する定番曲となっています。
ライブでは歌いませんが、個人的には3番の「家を出て 初めて故郷の母に「元気です」と 書いた手紙」という歌詞が好きです。
胸にくるものがありますし、何だか目頭が熱くなるんですよね。
ライブパフォーマンスとしては、バンドサウンドもあれば原点回帰の弾き語りもあります。
好きな曲ですし、ライブで何度も聴けているのは嬉しいところですね。

青春の絆

2021年のシングル『この新しい朝に』でリメイクされました。
これも時代を感じる昭和なサウンドですが、若々しい浜田省吾の雰囲気がいいですね。
リメイク版は大人になった渋さもあるので、こちらはこちらでまたいい味が出ています。

このリメイク版では最後のアウトロで『行かないで』のサビを歌うのがまたぐっと来ます。
このアレンジは最高でしたね。

朝からごきげん

ソロデビュー前に所属していたバンド愛奴への置き土産として作られた曲です。
浜田省吾の歌では珍しく「です・ます」口調の歌詞になっています。
ポップで楽しいサウンドの曲で、何だか元気になれる曲ですね。
中学生くらいの頃から結構好きでした。

雨上がりのぶるーす

2011年のライブ『ON THR ROAD 2011』にて、メインステージからセンターステージに移動する際に演奏されました。
ここで初めて聴いたのですが、原曲もこれまた時代を感じる曲でした。
古い曲を今の浜田省吾が歌う良さを知ることができた楽曲でしたね。

悲しい夜

申し訳ないのですが、あまり印象に残っていない曲です。
1989年のアルバム『Wasted Tears』でリメイクされましたが、こちらも印象に残ってないですね。
今後ちゃんと聴こうと思います。

街角の天使

1997年発売のアルバム『初夏の頃 〜IN EARLY SUMMER〜』でリメイクされました。
リメイク版をよく聴いていましたが、原曲はデビューアルバムに収録されていたんですね。
原曲はスローな曲ですが、1997年のリメイク版や2013年のファンクラブコンサートでの演奏では男女のデュエットという形になっています。
これがまたいいんですよね。

壁にむかって

浜田省吾のデビューシングル『路地裏の少年』のB面曲でした。
かなり斜に構えた歌い方をしていますし、社会に対する怒りを感じる曲でもありますね。
歌詞の中に出てくる「蹉跌」という言葉もこの曲で初めて知りました。
2021年のシングル『この新しい朝に』でリメイクされましたが、2番の歌詞がカットされたのと、大人になってより洗練されたサウンドでの演奏が最高でした。
2022年の武道館コンサートでも聴けましたが、めちゃくちゃにかっこよかったです。

HIGH SCHOOL ROCK & ROLL

疾走感のあるサウンドに若々しさのある歌詞と、まさにロックンロールな曲です。
本当に時代を感じますね。
前曲の『壁にむかって』からクロスフェードして続くように収録されているのもいいですね。
現在では歌詞が変わっており、サビの「お母ぁ」は「おぉママ」になっています。
勢いのある面白い曲ですね。

生まれたところを遠く離れて

弾き語りが印象的な暗い曲です。
現在もライブで歌うこともありますし、アルバム表題曲として中々に完成度が高いです。
歌詞もかなり深いですし、胸に刺さるような印象を受けます。
本当にデビュー曲にしてはかなり衝撃的な作品ですね。
改めて聴いたところ、2番の「だけど振り上げた拳に 顔背けた弱いおれさ」という歌詞が、リメイク版では「追われて生きた 人の悲しかった あの日の別れが」に変わっていましたね。
リメイク版の印象が強かったので、元の歌詞で聴くのは少し新鮮でしたね。

とらわれの貧しい心で

これまた完成度の高いアルバム最後の曲です。
歌詞は深いですし、サウンドも洗練されていてものすごくいいです。
2010年のリメイク版がかなり好きですし、現在でもライブでも演奏されている曲です。
余韻に浸る暇もないくらいに短いアウトロが印象的で、これもかなり心にきますね。
大好きな曲です。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾1枚目のアルバム『生まれたところを遠く離れて』の全曲紹介でした。
このアルバムについて、浜田省吾はこう語っていました。

「たとえ制作出来たとしても、これが最初で最後のアルバムになるかもしれない」そう思っていたので、とにかく自分のやりたいことをやる、ポップである必要なんて無い…って、かなり眉間に皺が寄った感じでした(笑)。そんなことだから、幾つかの事務所にデモ・テープを持って行きましたが、「ヘビー過ぎる」ということで断られました。

DISCOGRAPHY | SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITE

確かに暗くてヘビーな曲が多いですが、最初で最後のアルバムになるかもしれない、という覚悟の込められた完成度の高いアルバムです。
実際のところはあまり売れなかったそうですが、改めて聴いても浜田省吾の原点を感じることができましたし、非常に素晴らしいアルバムであることに間違いはありません。
今聴くと時代を感じますが、改めて聴いてもものすごく良かったです。

それでは、また。

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