まず、自分の中から気持ちを出してみる
1対nのアウトプットが苦手だった。
でもアウトプットを習慣にしたらいろんなものが見えてきた。
楽しくなった。
という旨のnoteを、以前書いた。
アウトプットが楽しく思えるようになったのには、きっかけがある。
今日はその話をしたい。
一年ほど前に、友人にアウトプット相談をした。
苦手を克服したいけど、解決策が見いだせなかったからだ。
とにかく発信が人の目に触れるのが怖かった。
友人はアウトプットの動機について掘り下げてくれた。でもぼく自身なぜやりたいのか分からず、うまく答えが返せなかった。
なんとなく「アウトプットはいいことだ」と思っていた。
友人は「モーニングページ」を勧めてくれた。モーニングページとは、毎朝ノートに思うがまま筆を走らせる習慣のことだ。
勧めてまらったはいいが、続けられる気がしない。極度の飽き性なのでせいぜい1週間がいいところだと思った。
だからモーニングページを友人が見られる状態にすることにした。
鍵付きのブログアカウントを作り、紙のノートではなくそこ投稿した。友人にだけパスワードを教えた。
モーニングページは本来人に見せるものじゃない。
思うがままに書き続けていると、自分の内面に気付ける。というとても内省的な習慣だ。
ただ続けられないのでは意味がないので、
このような方法にした。
見られるのは友人一人。
この状況は僕にとってちょうどよかった。
「続けてまっせ」と友人にアピールしたい気持ち。
辞めたら負けというピリッと感。
誰にも評価されず好きに書ける自由さ。
普段人に言わないようなことも書いた。
意外と書きたいことが多い自分にも気づいた。
ある日、別の友人と飲みに行く機会があった。
そこで僕にとって意外なことが起きた。
今までずっと言わないようにしていたことを、
なんのためらいもなく話している自分がいたのだ。
話してみると、どってことはない。
僕にとっては秘め事であった話は、相手にとっては「まぁいろんなことがあるよね」程度の事だった。
秘め事は思い込みだということを知った。
モーニングページという方法を通じて一度、思い込みの外に出したことで、もう秘め事じゃなくなっていた。
ぼくは人に気持ちを伝えない人間だった。
イニシアティブを取られるような感覚があったからだ。こちらの情報を伝えずに、いかに人から情報を得るか、をいつも考えていた。
飲み会での体験があってから、僕は積極的に気持ちを言うようになった。そしたら、相手からも気持ちを言ってもらえるようになった。
気持ちを外に出すようになったら、自分の気持ちに気が付くようにもなった。
自分が怒っているのは「相手が間違えているから」だと思っていたけど、そんな理由で怒ることなんてほとんどないと知った。
今では鍵付きアカで書いていたことを1対nでも発信できるようになった。
音声配信やnoteで日常的に発信をするようになった。飲み会で友人に話すのとは違い、もっと多くの人に伝えられるようになった。
また一つ気づきを得た。
僕は人と深く人間関係を構築するのが苦手で、それはそれで構わないと思っていた。でも、本当はとっても寂しくて人と繋がりたいのだとわかった。
今まで自分から逃げていた人間関係をもうあきらめたくないと思う。
これを読んでいるってことは、投稿を最後まで読んでくれたってことだね。嬉しい!大好き!