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【問い】人生の先輩とは誰のことか?

突然ですが「人生の先輩」という表現ってあるじゃないですか。


この感覚がどうもピンとこないんです。
年上・先輩だからといって敬うべき対象と思えない。

だから、ぼくは方々で「先輩後輩という概念がない」と言うことにしている。当然先輩に言うと怒られる。


まぁ仕方がない、、、


でも最近、
「先輩後輩という概念がない」という訳ではないことに気づいた。
「後輩と先輩が逆という概念がある」の方がしっくりくる。

要するに年長者が後輩で若いほうが先輩。

自分でも何でそのような感覚を持っているのがが分からなかった。

でも今日会社から帰ってチョコバリを食べていたら、「そういうことか!」となぜか思考が降りてきた。


ぼくは余命で先輩後輩を測っている感覚がある。


余命が長い方が先輩で、短い方が後輩。


これには補足が必要で、大病をして余命が短い人が後輩ということではない。人の寿命は分からないので、正確にあと何年生きられるかを把握することはできないし、女性の方が男性より平均的に長寿だという事実もある。

ただそういう事情は一旦おいといて、
若い人ほど概して残りの持ち時間が長い。残り時間が長いことが予想される人を先輩だと思う感覚がある。


何でそう感じるのか考えてみた。


例えば、これからみんなで絵を描くとする。
(実力差はないものとする)

Aさんの納期は10分。
Bさんの納期は1日。
Cさんの納期は1週間。
Dさんの納期は1年。

とした時。
1番良い作品を作れそうなのは誰だろう。

結果はやってみなければ分からないけど、Dさんが有利でAさんが不利なのは間違いないだろう。


これと同じ感覚が先輩後輩感覚にもある。


ぼくと小学2年生の娘を比べた時、娘の方が物事の実現可能性は圧倒的に高い。

たしかにぼくのほうが長く生きてる分、色々な経験をしている。
でも、ぼくが余計に過ごした数十年と、娘がこれから過ごす数十年では、社会に対するフィット感が全然違う。ぼくの小学生時代は昔すぎて、経験の再現可能性が低い。


たとえば30年戦士のサラリーマンと言えば聞こえはいいけども、そんなに長く同じところにいたら古い会社の文化にズブズブに染まってしまう。

余命を大きく変えることはできないかもしれないけど、昔に引きづられることなく、今をクリアな感覚で生きていたい。

でないと、どんどん後輩化してしまうから。


おしゃべり版もあります。
良かったら聴いてみてください。





これを読んでいるってことは、投稿を最後まで読んでくれたってことだね。嬉しい!大好き!