何に心を打たれているの?
みなさんの好きな歌詞ってなんですか?
とっておきの歌詞を思い浮かべてみてください。
ちなみに僕は東京事変の「閃光少女」の歌詞が好きです。
さて、
その歌詞って、曲も好きですか?
当然ぼくは「閃光少女」の曲も好きです。
おそらく、多くの方は曲も好きだと思う。
曲は嫌いなんだけど、歌詞だけ好き。
という人も、いなくはないけど少ないんじゃないかな。
ということは、好きな歌詞は好きな曲でもあることが前提、ということ。
これって、本質的に色々なことに当てはまると思う。
例えば郵政選挙と言われた2005年、ほとんどの国民が郵政公社が民営化することになんて大して興味がないのに、自民党が大勝したのはなぜか。
インフルエンサーってみんな似たようなこと言ってるのに、なぜか聞いちゃうのはなんで?
「保育園落ちた日本死ね」という大したこと言ってないワードがバズったのはどうして?
それは話の内容が頭に入ってくる前に、話しぶりが心を打ってくるからだ。
退屈な映画だと思っていたのに、ラスト20分で急に泣けてきたことがないだろうか。終わってみたらなんだかいい映画だった気がしてくる。でも考えてみると大したシーンじゃなかったような・・・
内容に心打たれているように見えて、実は伝え方に打たれている。
ここで言えることは2つある。
一つは正しいことを言えば伝わると思ってはいけないということ。
もう一つは感情的で強い言葉に踊らされてはいけないこと。
インターネットはテクニックで溢れていて、僕らの心は簡単に持ってかれる。
覚醒剤のニュースで飽きれているあなたは、ノエル・ギャラガーやエリック・クラプトンにも飽きれていますか?
浮気や不倫のニュースで怒ってるあなたは、ナタリー・ポートマンを清純派だと思ってませんか?
感情が急に偏りそうになったら、一度好きな本でも読んで落ち着いて。
それから本当に「情報そのもの」に感情が動いているのか、考え直してみても遅くはないかも。
ぼくはとっても感情的なので特に気を付けないと。
おしゃべり版もあるので、良かったら聴いてみてね。
これを読んでいるってことは、投稿を最後まで読んでくれたってことだね。嬉しい!大好き!