奈良県生駒市|リピート率95.5%の子育てシェアアプリで子育て共助
奈良県生駒市は、奈良県北西部に位置する市で、大阪市や奈良市のベッドタウンとして知られています。大阪都市圏中心部への通勤率は県内で最も高い町です。
子供を持つ家庭も多く住んでいる生駒市では「共助による子育て支援」としてICTを活用しました。
人は不足、でも多様な子育てニーズには対応したい
少子高齢化による労働者人口の不足で、保育者が不足し、多様化する子育てニーズに対応できないという課題を抱えていました。働きたくても働けず、子育てを理由に離職した方は300万人にも達します。
人は不足している一方で、多様な子育てニーズに応えられる環境を作る、という課題を解決するために、世界初の共助型子育て支援プラットフォーム「子育てシェア」アプリを活用しました。
「子育てシェア」とは
子育てシェアとは、株式会社AsMamaが運営するアプリです。
送迎や託児を任せたい、子育てに必要なモノを貸して欲しい、譲って欲しいと考えている依頼者と、送迎や託児の対応を受けて、モノを貸したり譲ったりする人をマッチングするサービスです。
知らない人へ依頼するのではなく、知り合いとだけ繋がり、知り合いに依頼できるから安心して使えるというサービスです。
登録料や手数料は無料で使うことができます。
リアルとICT活用の両輪
生駒市と株式会社AsMamaは「子育て支援の連携協力に関する協定」を締結しており、共同で子育て環境の整備に取り組みました。
生駒市に限らず、秋田県湯沢市などでも子育てシェアアプリを活用したのですが、アプリ活用だけではなく、年間約2000回ほどリアルの交流会を開催し、市民協働で共助できる地域コミュニティづくりを実現しました。
95.5%がまた利用したいと思う子育てシェアアプリ
◯子育てシェアアプリの登録者数は「約7万7千人(累計)」、市民間共助での問題解決率は「約78%」
◯地域コミュニティ創出に取り組む認定活動家が全国に627名
といった成果が出ています。
子育てシェアアプリを利用した方によるアンケート結果は以下のとおりです。また利用したいと応えた人は「95.5%」にも達します。
※画像:子育てシェアHP
リアルの交流会を開催しながらコミュニティを少しずつ拡大し、子育てするママ達の繋がりを増やしていくというアプローチによってこういった目に見える成果が表れているのではないかと思います。