春の終わりに

まずは1曲。

秋や冬の終わりは明確に意識しないけど、夏と春は意識しますよね。
あれ?しない?

夏は8月31日。
そして何となく何故か春の終わりは3月31日な気がします。
(ホントか?)
4月も5月も十分春だけどね。
多分"「春」の終わり"という認識じゃなくて"「春の終わり」"という認識なんだと思うんだけど。

まあやっぱこの季節は1年を振り返るわけですね。
年末年始も振り返ったばかりなのにね。この3か月って意外と大事なのかも。

昨年の3月は間違いなく、冒頭に紹介した曲がテーマでした。
曲自体は3年前なのにね。
愛してやまない人達との思い出っていうだけ。

まあそもそも僕は曲の年代とか流行り廃りとか関係なく好きなものずっとループしちゃったりディグっちゃったりな人なので、周りの人からいれば「今更?」みたいなのもザラですが。

1年間あっという間だった、って言うのは簡単だしよく聞くけど、その実振り返ってみたりきちんと思い出したりしてみると長かった、なんていうのは、あんまり聞かない話でありよくある話だと思う。
みんな振り返ったり思い出したりする時間が足りてないだけかも。

でも「あの頃は青かった」みたいな話は嫌いで。
過去の地続きに現在があるわけです。
明確に切り分けてしまったら当時の自分に失礼。
今を生きる僕らは、過去の重みを背負った現在の重みを味わっている。

だから、思い出す行為、懐かしむ行為は現在の僕らの立ち位置を、在り方を認識する行いであって。

そして大切な時間が思い出に変わってしまうことは、恐ろしいことじゃなくて、現在の僕らと、未来の僕らが自分の立ち位置を捉えるための座標に変わってくれる。
そんな気がします。気のせいかも。

春の終わりに、春を座標に変えることができたならそれは現在の僕らが幸せな証拠かもしれないですね。

(たまにはこのくらいサラッと終わらせよう)


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