地方格差

去年1年間はとある地方都市に単身赴任をしていた。立ち上げて間もない地方オフィスをさらに軌道に乗せるための使命を負って。というと聞こえはいいが、まぁそんな感じ。

今までほぼ大都市圏(関西、首都圏)で働いてきたので地方都市で勤務するというのは割と新鮮な事で、地方採用の人は首都圏とは違う考えを持っていたり、そもそもバックグラウンドが様々で実に面白かった。

自分自身単線で2両編成で無人駅が最寄り駅の地方出身者なのだが、地元で働いた事はなかったし、大都市圏に割とすぐにアクセス出来るくらいの地方でそんなに格差は感じなかった。

東京の常識は地方の常識ではないんだなと改めて思ったし、いくらグローバル化だって言ったって、地方は地方なんだよね。まぁ地方事務所の位置付けがコスト競争力のあるローカル人材を採用して、地方でこなせる業務は地方でこなしましょうという戦略で設立されているので採用基準や給与水準が首都圏とは全く違う人達なので、地方格差というよりそちらの格差なのかもしれないけど。

毎日定時に会社に来る事すら危うい人がいたり、モチベーションという言葉とは無縁の言動をしたり、すぐに不安を感じて鬱で休職したり、rootのログインが出来ない(r00tとか打つ)人がいたりと人間とは多種多様なんだなと改めて思った。

まぁ最初は何も知らねーんだな的な感じで見下していた感もあったけど、やっぱり長い事接していると愛着も湧くので今では成長しか願ってないけど、それもやっぱり上から目線だよなぁと思う。なんというか自分と同じ様になれと思うのもおこがましいんだけど、給与が安いとか文句言うくらいなら自分の戦闘能力あげれば?とかしか思わないけど、そういう世界で生きて来ていない人達に、そういう事言ってもなぁとか思う訳で。

とある女子に頑張れば上に上がれるよと話をした時に、首都圏の人は違う世界で生きているみたいで私には無理と言われたけど、まぁそうなのかもしれない。年収1000万以上でGrow or outの世界で生きるか、4-500万で、共稼ぎでそこそこの仕事の責任で、家族と一緒に幸せにそこそこ生きるか。どちらが幸せなのかは人それぞれだけども。やっぱり信頼出来るパートーナーがいればお金なんて関係ないのかもなぁ。

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