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『ドライヤー、トイレ、洗濯機、掃除機の音に怯える自閉症』

私の家族は母を除いて3人とも自閉症。

父は自閉症という診断がでている訳では無いが自閉症の特徴を強く持っているので自閉症だと思っている。

私と妹は自閉症と診断されている。

私達は共通してある音に小さい頃からいままでずっと怯えている。

それは、ドライヤー、トイレ、洗濯機、掃除機だ。

突発的に大きい音が出るこれらの電化製品は私達の強敵だ。

ドライヤー

私はイヤホンをつけて音楽を流しながらかけるか、怖いので家族の前でドライヤーをかけたりする。

トイレ

流した瞬間にダッシュしてすぐに扉を閉める。

最初私だけかと思っていたら妹もやっていた。

洗濯機

これもトイレと同じでボタンを押したらダッシュで扉をしめ逃げる。

これは父も妹もやっていた。

掃除機

掃除機は音が苦手すぎてあまり自分でかけることがない。

母がキッチンを掃除機で掃除しはじめるとキッチンでくつろいでいた父、妹、私は3人揃って部屋を出る。

音がうるさすぎてその場にいたくない。

私は大きな音を聞くとなぜか心霊番組を見たあとかのような恐怖を感じしばらくは1人になるのが怖いので家族の周りをうろうろする。

最初の頃は私だけなのかなと思っていたが、母以外の3人(父、妹、私)揃ってやっていたので人とも感覚が過敏な所が関係あるのかなと思っている。

発達障害の感覚過敏の問題は多いし、人それぞれ違う。

人それぞれ違った問題を抱えてたりするが、家族だからその問題も似ているのかもしれない。

3人揃って怯えている姿に母はよく面白がっている。

確かにいつも無口な父がダッシュで洗濯機と戦っている時は笑ってしまった。

父がその歳まで音に怯えているのだから私達もおばあちゃんになっても怯えているのかなと思うと少しおかしくなった。

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