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「逃げる」という選択肢

今僕はとても逃げ出したい気分である。

何からって?

卒論からである。

僕は今大学4年生なので、否応にも卒論を書かなければならない。その卒論から僕は逃げ出したいのである。

僕はあと3日後に卒論の中間発表をしなければならない。
がしかし、何一つ研究が進んでいないのである。

もちろんこれには理由がある。話が長くなってしまうが、お付き合い頂きたい。

僕は教員を志望している。そのため、この夏に教員採用試験を受けた。

そして、採用試験のために僕はこのコロナでの自粛期間中はその勉強や面接対策をしていた。当たり前だが、卒論の研究はほとんど進まなかった。

試験が終わったのは8月末。そこから1週間後に今度は2週間の教育実習があった。当然研究はやれていない。

そんなこんなでようやく研究をする時間が出来たのが、先週からである。しかし、いかんせんやる気が出なかった。何を研究すればいいかといった迷いもあって、手につかずに今まで来ている。

さて、どうしたものか。僕は同じゼミ仲間に相談しようとLINEをした。

すると、彼からは

「俺、休学しようとしてるんだよね」

というメッセージが返ってきた。
なんと彼も卒論で悩み、そして鬱になってしまっていたらしい。

休学という言わば「逃げ」の選択肢。
僕はここで実習中に担当の先生に言われた言葉を思い出していた。

「君は、非常に頑張り屋さんで、1人でなんでも抱えちゃうタイプだよね。そんな君に覚えてもらいたいのが、苦しくなったら時には逃げてもいいってことだよ。」

一般的に逃げることは恥だと言われている。
そして、逃げることは負けだと。

そして、昨日の半沢直樹の中での奥さんの花の言葉を思い出す。

「生きていれば、なんとかなる」

言葉の多少の齟齬はあるかもしれないが、こんな感じのニュアンスを言っていた。

何が言いたいかって言うと、生きてさえいればなんとかなるのが人生なのだから、逃げてもいいじゃないかってこと。

昨日にも悲しい自殺のニュースがあったが、
とりあえず生きていよう。苦しいこと辛いこともあるけど、人生はそれだけじゃない。時には逃げてもいいんじゃないだろうか。
僕はそう思いたい。

…とまあ、色々と言ったが、とにかく卒論から逃げ出したいのである。
なにか、卒論のアドバイスありませんか…?

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