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上位相手に連勝ならず

2024年2月18日B3第19節GAME2
岐阜スゥープス 76-90 横浜エクセレンス

土曜のゲーム1では素晴らしいパフォーマンスで快勝した岐阜スゥープスだったが、さすがに上位を争うチームは立て直しも早く、ホームで連勝することはできなかった。

第1クォーター 14-18

豪快なダンクやアリウープで会場を盛り上げたAJ

スターティング5は、#5髙橋快成、#8田中昌寛、#23サンブ・アンドレ、#33荒川凌矢、#42ノア・ダールメン

立ち上がりからアグレッシブな守備を見せたものの、シュートがなかなか決まらずにリードを広げられる。たまらずにタイムアウトを取った後、3枚替えでリズムを取り戻すと、#67清野飛鳥のスリーや、清野から#2アドネシー・ジョシュア・ブラマー(AJ)のアリウープなどで追い上げた。

第2クォーター 38-43(24-25)

第2クォーターだけで9得点を挙げたハンター

#1岩松永太郎、#2ブラマー、#10ハンター・コート、#23サンブ、#42ダールメン

勢いのあった序盤、一時は逆転に成功したものの、すぐに横浜EXの攻勢にさらされ再びビハインドを負う形になる。前半はシュート成功率でも上回り、他の数値もほぼ互角だったが、3ポイントの試投が半分以下で成功数も3本の差があり、その分リードを許した形になった。

岐阜スゥープスチアリーダーズのハイパフォーマンス

第3クォーター 50―67(12-24)

ダールメンはいつでも献身的なプレーをみせる

#2ブラマー、#5高橋、#8田中、#33荒川、#42ダールメン

前半の戦いぶりを見ると勝機もあったように思うが、魔の第3クォーターがこの日も顔をのぞかせた。相手の厳しい守備にタフショットを打たされて得点が伸び悩み、細かなミスも散見され突き放された。

第4クォーター 76-90(26-23)

清野も最後までアタックを続けたが勝利には届かず

#2ブラマー、#5高橋、#8田中、#10ハンター、#42ダールメン

大きなビハインドに立ち上がりから立ち向かったが、エンジンが全開になったのは25点差にまで開いてから。AJや清野が果敢にアタックを繰り返し、守備でもダールメンが素晴らしいスティールを見せたが、チームファウルもかさみ、前日とは真逆のようなスコアで敗戦となった。

【HCと選手のコメント】(要旨抜粋)

杉本憲男HC

--上位相手に連勝するのは簡単ではなかった。
「ボールを持っている選手をその場に止めることができずに、そっちに引っ張られてビッグマンにボールが入ったり、外から3ポイントを決められたり、中も外も攻められてしまったことが問題だった」
--第3クォーターで失点が続いた時にタイムアウトを我慢したが。
「メンバーチェンジで流れを変えたいという思いがあった。走れるメンバーを入れて、アグレッシブに行こうと様子を見た」
--今日のような展開にならないために必要なことは。
「やろうとしていることをやってはいるが、相手の強度がそれを上回った。それをさらに上回れる強度を持ちたい」
--比較的簡単に見えるシュートも外れていたが。
「試合の流れが影響して決まらないこともある。協調性のある選手が多く、我が強いプレーは少ないので、その部分で自分が決めてやるというような、強いメンタルがあってもいいと思う」
--次戦も上位が相手だが
「ネガティブなことばかりを拾ってもしょうがないので、昨日の勝利で良かったところ、そして今日の悪かったところを次にどうするか。グッドとバッドとネクストというところをもう1度洗い直して次に挑むということを繰り返したい。あとはマインドセット。昨日はとても良いマインドで戦えていたし、今日も別にチームが崩壊することはなかった。チームとして戦おうという意欲もあり、敗戦は自分の責任だし、勝ったら選手のおかげ。その意識は変わらない。当然相手も変わるので違う準備をして、対策と自分たちのレベルアップと両方の局面からアプローチをしていきたい」

サンブ・アンドレ

--昨日とは逆の結果になってしまったが。
「昨日できたことが今日はなかなかできずに、チームで苦しい状況が何回もあった。僕もファールが込んでしまい、プレータイムが少なくなってしまい、それもチームに影響を与えたと思うので、次からはファールに気を付けて、できるだけチームの力になりたい」
--課題は出たが、サンブ選手のパフォーマンスは良かったと思う。
「自分としてはもっとレベルを上げていかないといけないと思っている。今日できなかったことを練習して、次の週に向けてしっかりと準備して、上位相手でも叩き落すように頑張りたい」
--上位相手でも自分たちの戦いができれば通用すると、前半の戦いでも感じられたが。
「自分たちはハードな練習をして、チーム全員が揃っていない中でもやれているし、揃ったら絶対に強い。上位とも戦えるのが岐阜スゥープスだと思う」
--いいところで3ポイントも決めていた。
「大学時代は外のプレーも多くて、自分の力が出せるのは3番のポジション。日本国籍を取ったら3番になりたい。でもブロックショットやペイントを守ることも好きなので、いろいろな面でレベルアップをしたい」
--なかなかプレータイムがもらえない時でも頑張っていた。
「今シーズンは結構悔しい時間も苦しい時間もいっぱいあった。どれだけ練習してハードワークしてもプレータイムが伸びなかったが、その中でファンのみなさんとか、働いている会社のみなさんが声をかけてくれたので腐らずにやってこられた。本当に感謝している」
--子どものファンも多い。
「子どもたちの声援は本当に自分のモチベーションになっている。子どものファンが多くて本当にうれしい」

髙橋快成

--上位は簡単に連勝させてくれなかった。
「前半も自分たちのいい時間帯が短かった。それでもあの点差で粘れていたが、後半は相手が僕たちにアジャストしてきた。それに対してフィジカルで戦わないといけないところもあったし、自分たちがアジャストしないといけなかった。もっと成長しないといけないと思うゲームになった」
--前半の戦いについては。
「トランジションはチーム全体で積極的に狙っている。それは成長だと思うがフロントコートでボールが停滞した時に、僕たちポイントガードがアタックするところが必要になってくると思う」
--後半は連続で決められていったが。
「相手の21番を乗せてしまった。チーム全体が乗っているというよりも21番を乗せてしまったと思っている。そこはマッチアップを変えるとか、そういう賢さが自分に必要かなと思う。打たれてはいけないところで打たれたり、コミュニケーション不足でオープンで打たれたり、相手に撃ちたいシュートを打たれてしまった。そこはコーチではなく選手の問題だと思うので、コミュニケーションを取ることがもっと必要だと感じた」
--昨日は勝利をして上位にも勝てると証明できたが。
「上位との対戦で、自分たちが想像していた以上に得た収穫がある。それをしっかりとコートで表現すること。あとはフィジカルで、気持ちの部分もしっかり準備をすること。自分たちの良さを最大限出しきれたら上位にも勝てる展開になる。ゲーム1からしっかりメンタルを準備して戦いたい」

ハンター・コート

--上位相手に簡単な試合はないと痛感した。
「難しい試合になるとある程度は理解をしていた。僕たちのディフェンスに対して相手にうまくアジャストされたと思う」
--前半はある程度やりたいことができていた。
「控室で言ったのは、前半の展開でいきなり崩れたというのは経験しているので、今日粘れたことは良かったし40分間耐えようと、みんなでやろうと言ったが、粘り切れなかったというのが正直なところ」
--流れの悪い時間帯で投入されたが
「最近、(清野)飛鳥さんと(岩松)永太郎さんと一緒に出る時間が多くて、良い感じで自信を持って入っている。その3人ならいい感じでボールが回るし、ディフェンスも頑張れる。そこは意識をしてコートに入った」
--得点を決めて吠えるシーンが目立つが、盛り上げようという意識からか。
「恥ずかしいですね(笑)。毎回、相手にとってウザイところで決めているので。流れを変えようという意識からです。それで自然と吠えているのかもしれない」
--楽しいので何度でも見たいが(笑)
「前半だとベンチ前なので楽しいですけど、後半はちょっと遠くてやりにくいです(笑)」
--次の試合が大事だ
「本当に強い相手だし、この1週間の準備が大事。全員でいい準備をして戦いたい」

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