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2×4材で大型ホワイトボードを壁に固定する

ベンチャー企業に必須のもの、それはホワイトボード。とにかく大きくて、消しやすいホワイトボードは、アイデアを練ったり、コミュニケーションをとったりするのに最重要アイテムです。弊社もCEOこだわりのホワイトボードを1台設置してあったのですが、書ききれなくて両脇に臨時のシート型のボードを張り足すような状態だった上に、応接室を兼ねた空間に企業秘密が書きっぱなしなのはよくないよね、ということで、模様替えして大会議室にホワイトボードを追加設置することになりました。

とはいえ、賃貸物件なので壁にホワイトボードを打ち付けるわけにもいかず、自立型のボードをいろいろ探したのですが、問題は
・自立型はとにかく足が邪魔(デッドスペースが増える)
・足場が小さいタイプはホワイトボード本体の素材が安っぽくて消えにくい(ホーローのホワイトボード最強説)
・とはいえホーローのホワイトボードはめちゃくちゃ重たいので、自分で設置方法を考えるのは怖い

ということでした。しかも弊社、ほとんどの壁がコンクリ打ちっぱなしなのに、今回設置したい場所は壁がベニヤらしく、裏が空洞…どうすればいいんだ…

というわけで、2×4材を使って天井と床の間に柱をたてて、そこに打ち付ける、という施工方針で検討を進めた結果、知り合いの材木屋さんがいい感じに仕上げてくれました。きっと同じような悩みを抱えている企業の方はたくさんいると思うので、共有します。

設置の手順

①まず、設置場所にどのくらいの大きさのホワイトボードが適しているか、採寸します。横幅と高さを決めればいいわけですが、高さは「一番ホワイトボードを使う人が腕を伸ばしたときに一番上まで書けるか」で考えましょう。横はあればあるほどよいですが、搬入可能かチェックを怠らずに。

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②2x4材を立てて、専用のスペーサーでつっぱらせます。壁に平行につけるのではなく、垂直に(つまり奥行きの出るように)立てると、耐荷重が増します。木材なので1週間くらいしたら、突っ張りが緩んでいないかチェックしましょう。今回は壁と同じ色に塗装しています。いい感じ。

③立てた木材に、ホワイトボードをつける場所をマークします。実際にホワイトボードをあてがいながら場所ぎめしました。

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④ホワイトボードを金具で固定します!今回はホワイトボード自体が受注生産品だったので(注文したのと違うサイズが届くとかいろいろあったのですが)、いい感じに金具も固定できました。

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じゃーん。こんな感じになりました。非常に都合のいいところにダクトレールもあったので、そこから電源をとってプロジェクターも天吊りにしています。プロジェクターも、ホワイトボードにそのまま投影でまあまあ使えそうです。

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今回お願いしたのは榎戸材木店さん

とはいえ、こんな作業、なかなか社内でやるのは怖いので、プロにお願いしました。最初はホワイトボード業者に直接相談したのですが、「壁に直固定じゃない場合はできない」と断られてしまったので、知り合いの会社がいつもお世話になっている、榎戸材木店さんにご無理言って施工をお願いしました(ホワイトボードそのものの手配もお手伝いしてくださいました!ありがとうございます)

https://www.enokido-lumber.co.jp/

榎戸材木店さんは新木場にあるマジの「材木店」なのに、倉庫でライブをやってみたり、社員食堂を周囲の企業にもレストランとして開放してみたり、いろんなチャレンジをしている面白い会社さんです。本来施工はやられていないのですが、倉庫を内装職人さんのコワーキングスペースにして、夏以降、本格的に内装工事の受注も始めるとのこと。こういう「ちょっとした」工事にも一生懸命アイデアをだしてくださって、かつ合理的なコストで実施してくださるので、ほんとに助かりました。

お困りの方は、ぜひ相談されてみてください!名刺交換すると、「本物の木でできた名刺」くれますよ(いい匂いでした)。

自分の仕事(地方自治、防災、AI)について知ってほしい思いで書いているので全部無料にしているのですが、まれに投げ銭してくださる方がいて、支払い下限に達しないのが悲しいので、よかったらコーヒー代おごってください。