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Poem ―詩―

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特筆していない限り、2018年以降の書き下ろしの新作の詩。 (実は私、小学生と高校生の頃に詩で小さな賞を取ったことがあります。著作権に触れない範囲で、未発表の過去作品なども載せる… もっと読む
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記事一覧

戻れない【歌詞】

いつかなにかになれるって 疑わないで信じていた頃 ただまっすぐさでぶつかって 毎日どこかで…

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タイトル未定 【詩】

3秒ルールを徹底するので、歴史の狭間に落ちたものには目を向けない主義だった。落っこちたも…

これから 【歌詞】

思いもよらないカタチで そのときはやってくる 窓を開けて いつもと同じような 日々が続くと…

二十一年前の原点 【詩】

どこからがわたしなんだろう 中高生くらいからわたしのような気もするし、長崎にいた頃だけ別…

夜に 【詩】

精神疾患の薬によっては 胸が苦しくなる副作用があるようです 詩集を開くと生まれるせつなさ …

desk 【詩】

すべての平均を上回れることは めちゃくちゃ恵まれてる、ってね そう 理屈ではわかっていても…

代々木の詩 【詩】

そこはたとえば色で言うなら 灰色が混ざる緑色のまち 坂道と自転車で駆けてゆく スーパーもない小さなまちは 時代の波に埋もれないよう 必死に必死に生きていました 踏んづけたガム、黒い羽と排気ガス 都会の喧騒の隙間の集落 はばたけ地球っ子 ここは世界が凝縮されます 強いビル風は突然でした 畳む地図には思い出を詰めて 変わらない緑、灰色、旅立つひとたち 錆びつくフェンスは今にもポッキリ ここはメディアで見るよりも ずっとずっと脆い街なのです きっときみとはもう会えないね

だれかへ(shiについての詩) 【詩】

彼と彼女の作品は 痒いところに手を伸ばす 本はだいたい好きだけど きみは詩を誦むことができ…

はじまりのまち 【歌詞】

雪残るこの街は不安定で 木漏れ日がわたしを隠していく ここにいたらいけないのかな 旅立った…

朝焼けの詩 【詩】

目が覚めたとき そこは◯◯だった 部屋に出入りする人 呼ばれる人がいる 笑う人に泣く人に 抱…

訪れ 【詩】

昨日とは違う やわらかい風 沈丁花の香り 春の訪れに振り返る あれっ? と思ったら 裏切りの…

遠い記憶II 【詩】

わたしは覚えている ビルに囲まれた道路をわたって 水泳教室に向かうあの日を わたしは覚え…