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自分を変えるには、コンフォートゾーンから抜け出すしかない

今回は、ビジネスやスポーツなど、人間が成長するためには欠かせない要素である「コンフォートゾーン」について書いていく。


「自分を変えたいのに、中々変えられない」

「転職したいけれど、新しい場所で上手くやれるか不安」


このように、日々の生活や仕事に変化を求めるも、中々次の一歩が踏み出せない人は多い。

人間誰しも、慣れた環境から抜け出す際に、期待と同時に“とてつもない不安”を抱えるのは、決して特別なことではないだろう。

僕も、新卒で入った会社を辞めるときや、新しい街に引っ越すときには、「この先、上手くやっていけるだろうか」という不安があった。


その一方で、新たな環境に身を置き、今までとは異なる物事に取り組んでみると、日々の“成長”を感じられる場面に多く遭遇するという経験はないだろうか?

実は人間は、不安やストレスが全くない状態に比べると、適度な不安やストレスを感じている方が作業効率がアップするといわれている。


つまり、先程の話にしてみても、今まで慣れ親しんでいた環境から抜け出して新たなチャレンジをし、適度な不安やストレスを感じつつも成長につながったということ。

そして、人間の成長に大きく関係してくるのが、今回のタイトルにもある「コンフォートゾーン」なのである。

コンフォートゾーンとは何か?

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コンフォートゾーン(Comfort Zone)とは、「快適な空間」や「居心地の良い場所」という意味合いで使用される。

簡単にいうと、不安やストレスがなく、落ち着いた状態で過ごせることのできる環境のこと。


例えば、社会人になりたての頃を思い出してほしい。最初は何をしたらいいか全くわからず、日々様々なストレスや不安を感じていたはずだ。

けれども、年数が経つにつれて仕事に慣れ、人間関係も構築できると、新人当時に感じたような不安やストレスは無くなっているのではないだろうか。

それこそが、“コンフォートゾーンに入っている”状態だ。


コンフォートゾーンにいれば、無理をせず、むしろ楽をしても難なく過ごすことができるので、とても居心地が良い。

しかし、残念なことに、コンフォートゾーンに居座ったままだと、人は成長できないのである。

コンフォートゾーンの外側にある“ラーニングゾーン”

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コンフォートゾーンに居座ったままだと成長ができないのであれば、コンフォートゾーンから抜け出し、外の世界に身を移せばいい。

そこで登場するのが、「ラーニングゾーン」と呼ばれる環境。


コンフォートゾーンが居心地の良い環境であるのならば、ラーニングゾーンはいわば、“未知のエリア”だ。

・転職先の新しい会社

・今まで関わったことのないコミュニティーに参加

・社内で新しいプロジェクトを立ち上げる

などが、ラーニングゾーンとして挙げられる。


ラーニングゾーンでは、自分の持っている経験やスキルだけでは通用しないような事態が、多々起こりえる。また、適度な不安やストレスも感じるだろう。もちろん、怒られたり、失敗することもある。

けれども、それらの困難を乗り越えることで、人としてまた大きく成長することが期待できる。それが、ラーニングゾーンと呼ばれる環境だ。

ラーニングゾーンよりも外側の“パニックゾーン”

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コンフォートゾーンにいると自覚し、成長のためにラーニングゾーンへと身を移すことは大切だ。

けれども、それには1つ注意してほしいことがある。

それは、“パニックゾーンには足を踏み入れないこと”だ。


パニックゾーンとは、ラーニングゾーンよりも外側にある環境のことで、過度な不安やストレスを感じてしまう場所のこと。

「無理をしてでも、コンフォートゾーンから出ていこう!」と意気込み、自分に負荷を与えすぎてしまった結果、怪我や病気になってしまう可能性は大いにあり得る。

確かに、自分に不安やストレスを与えて成長を促すのは大事だ。しかし、度が過ぎてしまっては、元も子もないのである。


コンフォートゾーンからは抜け出す。

でも、パニックゾーンには足を踏み入れない。


このバランスをしっかりと保つことで、大きな成長が期待できる。

何事も、まずはチャレンジから

ここまで色々と書いてきたけれど、人が成長するには、新しいことにチャレンジし続けることが何よりも大切だ。

それに、新しいことにチャレンジしていけば、自然とコンフォートゾーンから抜け出すことができる。

物事を継続していき、“慣れてきたな”と感じたら、それはコンフォートゾーンから抜け出す合図。そしてまた、新しいことを見つけてチャレンジしてみる。


「最近、ちょっと人生がつまらないな」と感じている人は、今一度、自分のコンフォートゾーンについて考えてみるのもいいと思う。

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