目指せ月収12万円ライター! 効率よく記事を書けるよう環境を整えよう
ライターが効率よく仕事をするためには環境を整えることも大切です。とはいえ、月収12万円を目指すのに、最初から大きな予算を確保するのは難しいでしょう。
そこで、今回は最低限必要な環境に加え、最適と思える環境について解説していきます。ちなみに、ライターにとって仕事の効率に関わる環境は主に「場所」と「道具」で構成されています。
■書斎は不要だけど静かな部屋が要ることも
場所について特別なアドバイスはありません。あなたが集中して書けるなら、どこでもOK。書斎や執筆専用の部屋がなくても、特に困ることはありません。リビングやキッチンでもかまいませんし、「近所のカフェでノマドする」というのもいいでしょう。
ただし、最近ではZOOMでクライアントとやりとりをすることがあるので、いざという時には雑音が入らない場所を確保できるようにしておきたいですね。
■悩ましい選択 パソコンはMacかWindowsか?
最低限の装備として必要なのがパソコンです。文章を書いたり、クライアントとメールをやりとりしたり、ZOOMで取材をしたりするのに使います。
パソコンを購入する際には考えるべきことが2つあります。
①ノートかデスクトップか?
②MacかWindowsか?
まず、①について。パソコンを1台だけ買うなら、ノートをおすすめします。家の中でライティング専用のスペースを確保できるならデスクトップでもかまいませんが、時間帯によって自宅の環境が変化する場合は、移動できる方が便利です。
日中はいない家族の誰かが帰宅すると、リビングやキッチン近くの空間は生活音でうるさくなる、といった事情があるなら、移動できるノートパソコンの方が使い勝手がいいでしょう。
あと、ノートなら「スタバでノマド」なんてこともできます。私自身はシアトルズ・ベストのコーヒーが好きですが、「スタバにはWi-Fiが強い」という利点があります。
おっと、話がそれましたね。
パソコンの性能はできればミドルクラスがいいでしょう。PDFやWEBページを10程度開いても固まらなければ十分です。予算がもう少しあるなら、より性能の高いパソコンを買うのではなく、モニターをもう一枚買いましょう。理由は後で解説します。
次に②の選択ですが、筆者的にはWindowsをすすめます。以前に比べるとずいぶんましになりましたが、やはりMacで使えるソフトはWindowsに比べると少ないという問題があります。
もちろん、人によってパソコンへのこだわりは違うので、Macが好きならWindowsにこだわる必要はありません。
■ライティングソフトはWordが最適?
パソコンと共に重要なのがライティングに使用するソフトです。いちばんポピュラーなのはやはりWordでしょう。ビジネス文書の基本フォーマットなので、Wordで書いた文章をクライアントが読んでくれない、ということはまず起きません。
ちなみに、筆者は書籍原稿を書くことが多く、その場合には「一太郎」を使っています。非常に完成度が高く、日本語で長文を書くならこちらの方が優れている面が大きいためです。
ただ、ライターにとってテキストエディタはそれほど重要ではありません。それよりもライティングの効率に大きく影響するのは日本語変換ソフトです。
パソコンを買うと、たいていは「IME」などの日本語変換ソフトが最初から入っています。それを使うのもいいですが、筆者はジャストシステムの「ATOK」を使っています。やはり日本の会社が作ったものだけあって、変換が自然でストレスがありません。
さらにもう一つ、筆者が文章を提出する際に使っているものに、「Just Right!」という日本語校正ソフトがあります。誤字脱字をかなり高い確率で見つけてくれるすぐれものです。
■できれば光回線 Wi-Fiは必須
パソコンとソフトをそろえたら、次はインターネット環境を整える必要があります。ライター稼業はひっきりなしに調べ物をするので、Wi-Fiは必須――なるべくなら、高速の光回線がほしいですね。
インターネット回線が遅いと、仕事の効率が極端に悪化します。調べ物だけでなく、最近では資料として動画や音声ファイルをやりとりしたり、取材や打ち合わせにZOOMを利用したりする機会も増えています。
思い起こすと、3年前には動画をやりとりすることなどほとんどありませんでした。コロナ以前は取材と言えばリアルが基本であり、ZOOMを使うケースも年2~3回程度だったと記憶しています。
ところが、2020年は取材の8割がZOOMになりました。ライターの業務ではIT依存が急激に進んでいるので、それに対応できる環境は必須です。
■余裕があるならモニターをもう一枚
環境をそろえるための予算に少し余裕があるなら、モニターをもう1枚購入してください。モニターが1枚しかないのと2枚あるのとでは、仕事の効率が大きく異なります。
いろいろな使い方がありますが、たとえばWEB記事を書くなら、モニターAで調べ物、モニターBに開いたテキストエディタ(Wordでもなんでも可)に資料をどんどんコピペしていく、という作業を私は最初に行います。
調べ物が終わったら、資料をコピペしたテキストエディタをモニターAで表示。モニターBではテキストエディタをもう一つ開いて、今度は構成を制作します。資料を参照しながら作業できるので、非常に効率的です。
構成が完成した後、テキストのライティングを行う際は、構成のテキストエディタをモニターAにお引っ越し。それを参照しながらモニターBで開いたエディタに原稿を書いていきます。
モニターが1枚だと、画面を小さく分割してこの作業をすることになります。ノマド環境などでは私もそうやって原稿を書いていますが、メインの仕事場で書くのに比べると、速度がかなり低下します。
■まとめ
・執筆用の部屋は不要。
・パソコンは必須。1台だけならノートがおすすめ。
・WindowsでもMacでも特に問題はない。
・ライティングではWordが基本。ジャストシステムのATOKやJust Right! もあると便利。
・Wi-Fi環境は必須。
・余裕があるならモニターをもう1枚。
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