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思考のスイッチ

 仕事中、メールが次々と流れてきて、作業を中断するしかない。気持ちばかりが焦る。気にかけている案件があるときなどはなおさら、それによって、作業が進まなくなる。そんなとき、ありませんか?

 先日、「今日はメールもないし、平和よね〜 サクサクと作業が進むよね。」って、思ってました。
しかし、いつもと違い、本当に、まったく、メールが来ない。


どうしちゃったの?何かあったのかな?
って、思ってると・・・ なんと私自身が、メールを閉じてました(笑)
Outlookを閉じたまま・・・「今日は平和よね〜」って思ってたのです。

 慌ててメールを開きましたが、大きな変化はなくて、ほっとしておりました。
メール。とっても便利だけど、仕事に集中しずらいときもありますよね。

 人の注意関心のスイッチもそんな感じがあるのかもしれません。
 気になりだすととっても気になって、他のことが手につかなくなる。
しかし、つながるスイッチを切っちゃうと、途端に気にならなくなってくる。


 一般的にこれは、カクテルパーティー効果ともいわれる。
 カクテルパーティー効果とは、音声情報を無意識に選択して聞き取ることを指す。例えば電車の中でも、話し相手の声はきちんと聴きとることができる。その機能のことを指す。
 しかし、人間の認知は、音声情報だけでなく、視覚情報もまた、同じだったりする。そう、人は自分の欲しい情報だけを得ている。つまり、聞きたいものを聞いて、見たいものを見ているのだ。

 だからこそ、私たちには見えてないところ、気づいていないところが、常にあるのだと認識しておくことが大切になってくる。いわゆる『無知の知』。知らないってことを知っている状態であることが、自分の盲点を減らすことにつながるし、知ろうとする意識が大切になってくる。

 メールを閉じてる状態なのに「今日は平和よね〜」って、言えちゃう状況にならないように、気を付けなくては・・・。

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