【社員に聞いた】クラウドワークス3つの活用法|“ワクワク”を原動力に収入もアップ!?
フリーランスや副業ワーカーが集まるプラットフォーム「クラウドワークス」。
その中で、「稼ごうと思ってがんばっているが、なかなか稼げない……」と苦労している方もいるのではないでしょうか?
そんなあなたに伺います。
いま、楽しく仕事ができていますか?
この問いかけにドキッとした方は、もしかしたらいったん立ち止まって自分自身と向き合う時間を設けたほうがいいかもしれません。
今回は、クラウドワークス社員で「働き方エバンジェリスト」として活躍中の田中健士郎さんに、クラウドワークスの活用法から仕事を楽しく継続する秘訣までをインタビューしました。
なかなか成果につながらず、嘆いている方のヒントになれば幸いです。
田中健士郎さんってどんな人?と気になった方は以下のインタビュー記事もチェック!
“中の人” が教える! 秘伝のクラウドワークス活用法3選
――さっそくですが田中さん。ずばり、クラウドワークスの攻略法を教えてください! 私、めっちゃ稼ぎたいんです!
田中さん
「クラウドワークスの攻略法」でいうと、とにかく応募しまくっていろんな案件にどんどん挑戦することですかね。
まずは時間を使って食らいつく。そうするとどこかで軌道に乗れるときが来るはずなので。
でも本質としては、攻略法よりも「クラウドワークスの活かし方」について考えた方が良いと思いますね。
――クラウドワークスを使った「稼ぎ方」ではなく、クラウドワークスの「活かし方」に視点をずらすという意味ですか?
田中さん
はい。社員の僕が言うのもおかしいんですけど、クラウドワークスにこだわりすぎなくていいんです。クラウドワークスは数ある働くための手段の1つなので、この働き方がフィットする人もいればそうでない人もいます。
けれども少し違った側面から見ると、フリーランスや副業ワーカーの方にとって効率的な使い方ができるんですよね。今から意外と知られていないものも含めて、クラウドワークスの活用法を3つ教えますね。
――お願いします!!
クラウドワークスの活用法1.営業ツールとして使う
田中さん
クラウドワークスのプラットフォームには「ひたすら高速に、数多く営業ができる場所」という側面があります。
発注の意思があるお客さんがあんなに集まる場所ってなかなかないと思います。しかもいくら営業してもタダです。
返信があるかないか、そのあと成約につながるか否か、成約につながったとしても単価が高いのか低いのか……。いろんなパターンを何回も自分で試してシミュレーションするんです。そうするとだんだん「このお客さんにはこういう提案をしたら通るな」とか、自分の中で得意なパターンがわかってくるはず。
「営業道場」みたいなイメージで、営業の練習をする場として活用するのはおすすめです。
クラウドワークスの活用法2.世の中のニーズを探る
田中さん
クラウドワークスの募集ページを見ていくと、いま世の中でニーズのある仕事が、常にわかるんです。
例えば「ChatGPTを活用した仕事ってあるのかな?」と気になったときは、クラウドワークスで検索すれば、リアルタイムで募集されている仕事が一覧で見られるんですよ。
ニーズのある仕事を分析して、その中から自分が活躍できそうなジャンルを探るのもひとつの手かと思います。
ぜひ活用してほしいですね。
クラウドワークスの活用法3.みんなのカレッジを活用する
田中さん
「みんなのカレッジ」では、21種類(※)の多彩な講座を用意しています。(※2023年8月21日現在)
動画学習 × コミュニティー型にすることで、スクールよりもカジュアルに学べるけれど、仲間がいるからいい意味での緊張感が生まれて最後までやり切れるのが、みんなのカレッジの講座の特徴です。
スクールとオンライン動画学習のいいとこどりを実現し、開講当初からたくさんの反響をいただいています。
実際にみんなのカレッジを受講したあと、見違えるように収入がアップして活躍されている方もいますよ。
【事例①】フリーランスライター・やまもとけんたさん
【事例②】副業ライター・ふむりんさん
なかでも「案件獲得コース【入門編】」では、クラウドワークスでの仕事獲得のコツやプロフィールの作成方法について実践的に学習できます。
僕たちも、「続けられる人を増やしたい」という想いを持ってみんなのカレッジを運営しているので、チャンスをつかめる人を増やしていくことに少しでも貢献できたらうれしく思います。
というのも、せっかくクラウドワークスに登録していただいても、途中でやめてしまう人が圧倒的に多いんですよね。当たり前ではありますが、「継続すること」が稼ぐための近道です。
やめるハードルが低いフリーランス。続けるための秘訣は?
――ちなみにクラウドワークスの募集の中で一番多いのって、やっぱりライターなんですか?
田中さん
そうですね。ここ数年はライターの募集が一番です。次に多いのが事務系ですね。
――ワーカーの登録数も結構多いんでしょうか?
田中さん
2023年6月時点で、ワーカーだけで500万人以上の登録者がいます。
会社にとってはありがたいことですが、それって裏を返すとフリーランスのハードルが下がってきたという意味になるんですよね。フリーランス新法もできましたし、国がそこに動き出すぐらい、当たり前の働き方になっていて。新規参入者もすごく増えています。
ただ、簡単に始められるぶん、簡単にやめられるというのも現状です。
続けられない人が増えているという実態は、クラウドワークスとしても課題に感じています。
――始めるハードルが低いぶん、やめるハードルも下がっているのですね。フリーランスや副業をやめずに継続するための秘訣はなんでしょうか?
田中さん
続けられない、途中でやめてしまう……挫折する瞬間には、自分軸がなくなっていることが多いんです。
他人軸に寄ってしまうと「お客さんのために頑張る」というような感覚で仕事をしてしまうので、いずれは疲弊して「やめたい」となってしまいます。
自分の意思で仕事をしていれば覚悟できると思うんですけど、お客さんにやらされている感覚になってくるとその覚悟も弱まります。
自分軸を持つには、「自分は何をしたいのか?」「どうありたいのか?」などと定期的に問うことが大切です。
本当に成功したければ「やめる」という選択肢が浮上したときでも、「自分はこうありたいから」という自分の軸に立ち戻って継続できると思います。
テクニカルにいうと「Will-Can-Must」や「Will-Can-Need」といった自己分析フレームワークがあります。
自分が何をしたいか=Will
自分が何ができるか=Can
これから取り組むべきことは何か=Must
市場的にどれだけニーズのある仕事なのか=Need
この重なりを自分で考えられる人が生き残れるのではないでしょうか。
―――以前、ライターゼミでも「Will-Can-Must」を活用した「自分マーケティング」を実施しました。
――自分軸を持って活動することが、働き続けるための秘訣につながるのですね。
田中さん
「自分は何がしたいんだろう?」っていうのは変わっていくこともあると思うんです。
変わること自体は悪くないのですが、その都度自分で認識することが大切ですね。
あとは「好奇心を持つこと」も大事だと考えています。
働いていると、日々のタスクがやらなきゃいけないことだけで埋め尽くされてしまった経験ってありませんか? 多分、そういう力学があるんですよ(笑)
最初はやりたくて始めたはずが「やらなきゃいけないこと」に変わっていく。だんだんと「ワクワク」が減ってしまう感覚ですね。
僕も最初は海外で働くことにすごくワクワクして前の会社に入ったけれど、慣れてくるとそれが当たり前になってしまって、最終的には「地方のほうがおもしろそう!」という考えに変わって転職しましたし。
自分のワクワクもどんどん変わっていくと思うので、ワクワクを見失ったときは、「やらなきゃいけないけどワクワクしていないこと」の割合を7~8割ぐらいに減らしてみてほしいですね。会社員100%だと厳しい場合もあるかもしれませんが、副業やフリーランスなら時間の使い方を調整できると思います。
純粋にワクワクすることにも時間を使う。自分の「ワクワク」だけに向き合える時間を捻出するのも、ものすごく大切だと思っています。
――田中さん自身もワクワクが原動力になって、今の会社(クラウドワークス)に辿りつきましたよね。自分自身としっかり向き合うことが継続する秘訣とは、目からうろこでした!
自分の棚卸しをして、ワクワクを探してみよう!
――とはいえ自分軸を見失ってしまったり、なかなか他人軸から抜け出せなかったりする人もいると思うんです。私もそうなのですが……(泣)好奇心はどうやったら取り戻せるでしょうか?
田中さん
まずは、自分の棚卸しをしてみるといいのではないでしょうか。
自分はどんなことにワクワクして、どんなことが苦手なのかを書き出してみると、「こういうのが好きだったな」と再発見したり、新たな気づきがあったりすると思います。
例えば最近だと、バリュークリエイトの三冨さんが提供している「ワクワクtoできるの2軸のマッピング」のフレームワークがおすすめです。
「①ワクワクするかどうか」「②できるかできないか」の2軸があって、それに沿ってキャリアの棚卸しをしていきます。
例えば自分が得意なことでもワクワクしないのであれば、それは惰性になっている可能性があります。また、「できないけどワクワクすること」なら、「できる」に向けてだんだんと動きが出てくるといった考え方です。
ワクワクしないことを続けていても成果につながりにくく、苦しくなってしまうので、「自分のワクワクすることに貪欲になる」というのは大切だと思っています。
――なるほど。「自分にできることはあるけど、果たしてそれはワクワクすることなのか?」っていう視点で考えるといいんですね。ワクワクすることだけを考えている時間も、それだけで楽しく過ごせそうです!
田中さん
ワクワクや自分に向いている仕事を見つけるまでの過程も大切にしてほしいですね。
あとは、自分軸で動いている人が周りにいるはずなので、その人と一緒にいるだけでもいい影響を受けると思います。
そういった意味では、コミュニティーはワクワクを探すのに向いています。
「ライターゼミ」もそうなんですけど、コミュニティーって本質的には「やらなきゃいけないこと」はなくて、「やりたくてやる」の集合なんです。
コミュニティーの中で自分がやってみたいことがあれば提案してもいいですし、自分から手を挙げるのが難しい場合は誰かのアイデアにのっかってみることもできると思います。
1回でもいいのでなにかやってみて「これワクワクするな」というのが見つかったら、それが仕事につながっていくような流れが作れるといいですよね。
好きなことが何もない人はいないと思うので、パッと思い浮かばない人も自分の「好き」を探してみてください。好きなことを見つけたら、表に出していくのも大切ですよ。
ちなみに、好奇心を持つためには「余白」を持つのも大事なポイントです。
余白がなくなると好奇心が消えてしまうので、できるだけ余白を持って常にアンテナを張れるようにしておくといいですね。
さいごに、「自分が本当にやりたいことって何?」と問いを持ったあとはいろいろとやってみてください。あれこれ考えるだけでなく行動に移して見つけていくのも大事なので!
――自分のワクワクに正直に従うのが、好奇心を保つ秘訣なのですね。たしかに私もライターゼミでは日々刺激を受けています。さっそく自分のワクワクも探してみたいと思います。
田中さん、本日はありがとうございました!
まとめ:楽しく継続することが大切! ワクワクに従って自分に合った仕事を見つけよう
今回、田中さんにはクラウドワークスの効率的な活用法から、フリーランスや副業ワーカーが楽しく仕事を続けるための秘訣を教えてもらいました。
どうしても「稼ぎたい」「成功したい」といった気持ちが先走ってしまいがちですが、まずは継続が大切なのですね。
「このままフリーランスを続けていいのかな?」などと思い悩むことも多々ありますが、そうして定期的に自分自身と向き合う時間を設けるのはむしろすばらしいこと。
ワクワクする仕事、楽しくできる仕事を選んで、本当の意味での成功をつかみ取れたらいいですね。
田中さんの「働き方」に対する考え方も、非常に参考になるものでした。
インタビュー第1弾の記事もぜひご覧ください!
執筆者プロフィール:堀田えりな
フリーランスのWebライターで4人のママ。
◆主な保有資格
・Webライター検定1級、2級、3級
・AFP認定者
◆得意ジャンル
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