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ペルソナ設定とは?ターゲットと何が違う?

案件に関わるようになると「このペルソナで書いてほしい」言われたり、ブログ運営に関する動画では「ペルソナ設定をしましょう!」と言っていたりしますが、「ペルソナって何?」「ターゲットと何が違う?」と思いませんでしたか?

そこで今回はペルソナとターゲットの違い、ペルソナ設定の方法を解説します。

ペルソナ設定とは

マーケティング領域の用語で、サービスや商品を提供する対象(顧客像)を設定することです。

年代や性別以外にも、仕事、年収、趣味、ライフスタイル、家族構成、休日の過ごし方、検索する際の動向などなど、実際に商品やサービスを購入する(しそうな)リアルに近い人物を設定します。

ターゲットとの違い

ターゲットはペルソナとかなり似ていますが、情報の濃度が違います。

★ターゲット
年代:20代
性別:女性
仕事:OL
家族構成:独身

★ペルソナ
年齢:25歳
性別:女性
結婚:未婚
家族構成:独身
所在地:東京
仕事:銀行で事務職
年収:350万円
趣味:カフェ巡り、Netflix、雑貨屋巡り
休日:友達とカフェでおしゃべり・ショッピング。K-popアイドルが使っている美容品や人気の韓国コスメを買いに行く
悩み:最近化粧のノリが悪い
性格:落ち着いている。場の空気を気にしてしまうため、一人の時間が好き

このnoteのペルソナ

ちなみに、今読んでいるnoteのターゲットとペルソナはこんな感じです。

★ターゲット
年代:30代前後
性別:女性
仕事:OL
目標:ライターを目指している人、ライターになりたての人

★ペルソナ
年齢:29歳
性別:女性
結婚:未婚
家族構成:独身
所在地:東京
仕事:事務職
年収:350万円
職歴:大卒で事務職
趣味:YouTube、note更新
休日:ライターに関連する本を読んだり、ネットで情報収集をしている。最近noteを始めたのでたまに近況報告などのnoteを更新。今後は収入を自動化できるブログアフィリエイトなども行いたいが、仕事も欲しいと毎週悩んでいる。
夢:なるべく早く事務職を退職してライターとして食べていくこと。
悩み:現状、ライターとして会社経験なしでスキル0。どうやったら世のライターのように活躍できるのか。体力にあまり自信がないのも悩み。
苦手:人と話すこと。人間関係は悪くなったことがないが、一人の方が好き
性格:「やってみたい!」と思ったことにはまっすぐ。研究熱心。真面目。静かな場所の方が集中できる。

なぜペルソナ設定をするのか

求めている層にしっかりヒットさせ、購入してもらうためには、求めている層に刺さるライティングが必要です。その軸になるのがペルソナ設定した人物像です。

ペルソナ設定をすることで、記事の質が上がり、売りたい商品や伝えたい情報がよりターゲットへ刺さりやすくなるため、重要なステップです。

ペルソナ設定=利益(商品購入・問い合わせ)

ペルソナ設定=利益(商品購入・問い合わせ)

ライターがペルソナ設定をした瞬間から上記のフローが走ります。

ペルソナ設定=利益は少し大げさかもしれませんが、このフロー通りになるかつ、利益を最大限にできるかはペルソナ設定が大きくかかわります。

ずれた層に求められていない内容を提供し売り上げにつながらないことは避けたいところです。

ペルソナ設定をする際の注意

ペルソナ設定はターゲットより詳細に人物像を想像・設定することが大切ですが、注意点もいくつかありますので、紹介します。

思い込みや理想をペルソナに入れない

「こういう人たちに買ってほしい」「この商品を求めているのはこんな人だろう」という思い込みや理想でペルソナを作成すると、求めている成果につながらない可能性があります。

データがある場合は活用すべきですが、リリース前の商品や記事を書く際は元となる情報がないことがほとんどです。

そのため、参考にすべきはSNS、知恵袋、意識調査、アンケート、口コミ、商品のLPやホームページを活用して、ペルソナのずれをなくしましょう。

細かくしすぎは逆に良くない

細かく設定することは大切ですが、あまりに細かすぎると、めったにいない人物像が出来上がってしまい、ズレが生じます。珍しい人ではなく、売りたい商品を求めている「よくいる人」です。

難しい場合は、身近な人を参考にすると良いです。人柄や生活、金銭感覚や趣味などが何となく把握でき、売りたい商品を求めている層であればペルソナの参考になります。

1度ペルソナを決めたら終わりではない

リアルの人間は気分や趣味、感覚が変わるように、リアルに近づけたペルソナも変わります。流行など世間の流れや売りたい商品のターゲットに変更がないかなど、状況を確認し、設定したペルソナとずれていれば適宜修正しましょう。

ペルソナは1つに絞らなくても良い

案件の場合は指示に従うのが良いですが、ブログの場合はブログ全体でターゲットを決めつつ、記事ごとや売りたい商品ごとにターゲットの範囲でペルソナ設定をするのは問題ないです。

ただ、ブログ全体としてブレを最小限にするならペルソナは1つのほうが良いです。

まとめ

ライターがいつもペルソナ設定をするとは限りませんが、ペルソナ設定ができることはライターとしての能力になるのでアピールにもつながります。

noteを書く時、ブログを書く時など個人の媒体でペルソナ設定を練習し、想定した対象が流入しているかを確認して練習を積んでみるのはおすすめです。


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