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ライターがwebで営業するには〜noteとwebサイト〜

前回の記事で書いたが、企業広報ライターとして営業を開始することになった。

事業を始めるとなると、当然ながらクライアントを探さなければならない。

前職では顧客情報は営業部門が管理しており、私自身もクライアントに対して営業を飛び越えた直接の関係性は築いていなかったので、完全にゼロのスタートになる。

営業活動はオフライン、オンラインの両方で行う。

オフラインといえばテレアポや飛び込みが考えられるが、とてもじゃないけど性格的にも労力的にも無理なのでこれらは行わない。今んとこDMを郵送するくらいしか思いつかないので、DM用の原稿をコツコツとしたためている。過去に印刷物のディレクションやらを行っていた経験は、地味にこういうところにも役立っている。

そしてオンライン。最初は自前のwebサイトをもつことを考えた。というか、もうつくってしまった。

検索キーワードをもとにして書いた記事をガンガン投稿してアクセス数を上げるSEO対策を検討した。けど、企業広報ライターが携わる仕事というのは極端に競合が多い激戦キーワードか、あるいはまるでアクセスのない超絶ニッチなキーワードのどちらかだった。

前者と戦うには金も人手も足りなさすぎる。後者を攻めるのはいいけど、ちょっと総量が物足りないので期待するほどの結果にはならないだろう。それでも無いよりはいいので、後者だけは今後のんびり取り組んでいこうと思う。

しかし結局、これだけじゃ足りない。そこでnoteに目をつけた。

noteは、フォロワーがいなくてもハッシュタグやnote編集部のピックアップから記事を見つけてもらえるのでwebサイトをイチから立ち上げるよりは話が早い。ライターというジャンルはnoteと相性が良さそうだというのもある。

何より、Googleの検索結果よりもnote内で反響を得ることに重点をおけるのが良い。

どういうことかというと、GoogleのSEO対策を行う場合、基本はキーワード対策になる。ユーザーがどんなキーワードで検索するかを洗い出して、そこからSEOライティングというGoogle向けの書き方によって記事を書いていく。

結果、網羅的なノウハウ記事のように、記事の内容に一定の傾向が生まれてしまう。

でも私はもうちょっと、生々しい記事を書きたい。こんなツールをつくって成功したとか、こんな企画を立てて失敗したとか。

けど、こういう視点で書くとどうしてもキーワードやSEOライティングの作法を犠牲にしなくてはならず、検索上位に食い込むような記事にはならない。いや、できる人にはできるのかもしれんけど私には無理。

検索という呪縛からいったん距離を置くことができるという点で、noteは非常にいい。かなりラフな文体で書いているけど、読み手に私の人となりが何となく伝わるというのもいい。

当面は自分のwebサイトの記事をゆっくり増やしながら、noteをメインに使っていく予定だ。上で述べたような、リアリティのある話が提供できるといいなと思っている。

そのうち自分のwebサイトにも遷移できるようにするつもりだけど、まあそれはまだいいかな。

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