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自立支援医療受給者証について


こんにちは。あすぺるがーるです。


今日は、以前Twitterのモーメントで紹介した「自立支援医療受給者証」についての話を、一部改正しつつ再掲しようと思います。

なるべく分かりやすく正確に紹介するつもりです。


あと、今から書くのは、私の住んでいる地域での例です。

制度の概要は同じですが、細かいところは自治体によって違う場合がありますので、ご了承ください。


自立支援医療受給者証とは

自立支援医療受給者証は、長期にわたる通院の必要な重い持病がある人が払う医療費を減らすアイテムです。

取得すると、医療費の自己負担が3割から1割に減ります。


さらに、1ヶ月の医療費の自己負担が一定の上限額を超えると、その月の支払いだけ窓口での医療費の支払いが無くなります。


1ヵ月あたりの自己負担額の一覧表です。

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このように取得者の収入に応じて、自己負担の上限額が決まります。


受給者証を取ったことで、私の医療費はこんなに安くなりました!

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とってもお得ですね。

利用できる人は、ぜひ利用することをおすすめします。


🗂取得までの手順🗂

1 診断書を医師に書いてもらう

2 居住自治体の役所(の、障害者福祉を扱う部署)に診断書を提出

3 役所で申請書を書く

(画像みたいな書類を書きます)

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以上です。

受け取ったら医療機関でお金を支払う度、この受給者証を提示してください。


👜手続きに必要なもの👜

1. 診断書

2. 印鑑

3.(持っている人は)障害者手帳

4. マイナンバーが確認できる書類

次のうちどれか1つが必要です。

① 個人番号カード 
② 通知カード
③ 個人番号が記載された住民票(写し○)
④ 住民票記載事項証明書

5. 身元確認書類

次のうちどれか1つが必要です。

🖼 写真付きのもの🖼

① 個人番号カード
② 運転免許証 / 運転経歴証明書 / パスポート / 住民基本台帳カード / 特別永住者証明書 / 在留カード など
③(※持ってる人のみ)身体障害者手帳か精神障害者福祉手帳
④ 1~3以外で官公署が出した写真付きの身分証明書

写真付きの証明書がない場合

健康保険の被保険者証 / 年金手帳 / 児童扶養手当証書


⚠️注意点⚠️

🏥 お医者さんは指定自立支援医療機関?🏥

この制度は、都道府県や政令指定都市が指定した「指定自立支援医療機関」でしか使えません。

取得する前に、かかりつけのお医者さんが指定自立支援医療機関か確認してください。


😷 指定された病気の薬以外は非適用! 😷

この制度では、精神疾患や発達障害以外のお薬は割引の対象外です。

例えば、風邪を引いたり怪我をしたりして薬が必要になっても、それは受給者証を持ってないときと同じ値段のままです。


💊 指定薬局の数は要確認💊

都内在住の人が受給者証を申請すると、薬局を2ヶ所指定できます。

しかし都内の病院に通っていても居住地が都内でない場合、指定薬局は1ヶ所しか指定できません。


私の主治医も、この点誤解してました。

首都圏から都内のお医者さんに通っている方は、要注意です!


📆 再認定申請の手続きは毎年📆

再認定申請の手続き(更新)は毎年です!!

障害者手帳の更新頻度と間違えないように注意してください。


診断書の提出は2年に1度で大丈夫です。


🔹豆知識🔹

💸 受給者証が届くまでの医療費💸

受給者証は、申請してから届くまでに2〜3ヶ月かかります。


その間にお薬をもらった場合、領収書を取っておいて取得したあとに病院や薬局に渡すと、申請してから届くまでの過払い分が戻ってきます。


🉐 障害者手帳とまとめて申請するとお得🉐

障害者手帳を取ってなくて申請の予定がある方は、自立支援の申請とまとめて申請した方が良いです。

障害者手帳と自立支援の申請には、共通の診断書・意見書が使えます。

そのため同時に申請すると、診断書・意見書の費用が浮いて、少し安くなります。



このような医療をお得に使う方法は、教えてくれないお医者さんも少なからずいるようです。

そんな現状を今すぐ変えることは困難でしょう。


ただ、お医者さんが教えなくても、分かりやすく正確な記事があれば知識は広まると私は思います。

私も、その一助になれたら幸いです。


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