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Dドライブがぶっ飛んだ話…発生から対処、復旧までの道のり#3

お友達のVTuberや有識者リスナーたちの多大なご協力を頂き、先日無事データ完全復旧に至った「レンチ Dドライブ爆発事件」

同様の症状の方に向けて、あるいは「こんな事あるんだ~」という無垢な視聴者様へ向けて、今回知ったこと体験したことをまとめてお伝えしようという記事です。

※ただし、様々な選択肢を教えていただいた中で状況やリスクを鑑みて選んだ方法が、今回は運良くうまくいっただけなので、実行は自己責任でお願いいたします!!

※全四回で経緯を順に追っていくクソ長記事のくせに、関係ない話が挟まったりもします。気長に読めるひと推奨です。

第一章 発生 はこちら
第二章 救援 はこちら
第四章 復活 はこちら

◆第三章 対処◆


ここで、一旦業者さんについて調べていきます。

 この時点で、やはり重要なデータが多いこともあってプロにおまかせするというのを、かなり前向きに検討していました。

そこでデータ復旧で検索してみたところ…

高い…いや大事なデータと考えれば安いのか……!?


そして業者によって値段が違いすぎる…

2万くらいのとこもあれば20万くらいのとこも…

とりあえず信頼できそうなところを選んで見てみるとやっぱり論理障害より物理障害のほうが倍くらい高い

で、やっぱり10万くらいする。

さらに、救い出したデータを入れるドライブ代が…別にかかる

この時、値段に関してはこのくらいはしょうがないという気分になっている。

とける…お金が…

そして色々調べているうちに(心が折れかけていることもあって)値段感覚がバグってきて、新しくPC1台買えるくらいの値段を出す覚悟を決め始める。


…しかしやっぱりいろいろ調べていくと「業者に託せば絶対安心」というわけでも無いようだという情報が出てくる。

まず業者のいいところ(ちゃんとした業者なら)。

◆大抵無料で見積もり相談ができる。見積もりを聞いた上でキャンセルも可能が多い。
◆自分でやるより圧倒的に安全性、確実性が高い
◆大抵の場合、成功報酬なのでデータは取り出せず料金だけかかるということはない。

上記はもちろん業者によるのですが、見積もり相談だけでもしてみるというのは良いかもですね。

そして調べてヒットした業者のアブナイところ

◆どうしてもある程度は時間がかかる
◆業者によって値段差がすごいので相場がわからない
やたら安いところはやはりヤバいみたい(しかしどのくらいの値段が適切かは判断出来ない)
成功率~%みたいに書かれている場合危険とのこと
◆換えドライブ代はまだしも作業台調査費など後から変な請求をされるというトラブルも…

まあこれらは一部のヤバい業者にあたってしまった場合だとは思うのですが、

素人目にはどこが危険な業者なのか判別しづらいというのが難しいところ。

また、ちゃんとした業者さんでも「一部だけ復旧できたということで料金を払うことになったが、戻ってきたデータはちょこっとだけ」みたいな事例もあるそうで。

こういった事例を調べていると業者さんにお願いするのも少なからずリスク(とコスト)があるのだなぁと、またしても頭を抱えます。

話は戻って、対処法の話

有識者の皆さんにより見えてきた現状における対処法はざっくり3つ

◆データは諦める
業者
◆エラースキップ機能付きHDDスタンドでコピー

この3つ目の方法について調べてみました。

 HDDスタンド(SSDスタンド)というのは本来PCのケースを開けてマザーボードに直接つなぐ「内蔵型ドライブ」を、トースターのごとく縦にジャコンと刺して外付けハードディスクとして使えるという機械。

画像はイメージです

物によっては2つのドライブを刺して(ほんとにトースターでパン焼いてるみたい)片方のドライブからもう片方のドライブに、データをまるっと移し替える(こういうのクローンを作るって言うみたい)ことが出来る。

今回はデータそのものが壊れてしまっていると言うより、その場所や種類を分類した「構成データ」というものが壊れて読み取れない可能性があるので、大事なデータそのものはコピーさえしてしまえば救い出せる可能性があるということですね! 

さてではここでおすすめされたエラースキップ機能とは何なのか。


 本来クローンを作るときに、前に書いた不良セクタのような「読み取れない部分」があるとコピーが止まってしまいます。

しかしこのエラースキップはエラーが起きている場所を飛ばしてコピーを続ける事ができる機能。

これならいけるかも!

 ということで業者に電話する前に、一旦これを試してみることに。

先に書いたとおり電源を通す事自体悪化の危険性はあるのですが、復元作業のように致命的にデータを変えてしまうということではないので、リスクを鑑みてやってみることを決断します。

ただし、かなり分の悪い賭けではあると思います。

まずは新しいドライブスタンドを買います。

新しいドライブはより長寿命なSSDにします、もちろん前のHDDより容量の大きいものでなくてはいけません(多分、ちょっとしか入ってないディスクのクローンも元と同じかより大きいサイズのものでないと出来ないと思う…多分)

SSDはいいぞっ!

そして肝心のスタンド!データコピー可能で、今回はHDDもSSDも立てられるHDD/SSDスタンドでないといけません。

さらにエラースキップ機能があるもの無いものがないまぜに売っている事が多いため、ちゃんと条件の合うもの…。

そしてレビューを読み込んだり、サクラチェッカーでヤバいメーカーじゃないか調べたり…

 こういう機材買う時、毎っっ回思うんですけど…
PCパーツとかって、みんなが聞いたことあるような有名な家電メーカーが作ってるわけでは無いので、普段からこういうことに興味持って調べてる人じゃないとメーカーの良し悪しわからんのですよね!(以前あまり良くないメーカー買って初期不良のSSDを掴まされたりしてそれも大変だった…

なんとかかんとか良さそうなものをピックアップ!購入したのはロジテックHDDデュプリケーター(型番LGB-2BDPU3ES)という商品
(ただし外付けディスクとして使う用途ではちょっと不安定という報告あり)。

これらが届くのをとりあえず待ちます…。

(この間周りのVTuberさんがめっちゃ励ましてくれたり、立ち絵まで消えた僕に友達のVTuberあくまのゴートさんが適当に作った画像を送りつけてくれたり、それを発端にレンチの立ち絵大喜利が開催されたりして、折れた心もちょっと回復し始めました。)

ゴートさん立ち絵ありがとう


…長い戦いは佳境に入ります。


第四章に続きます


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