Dドライブがぶっ飛んだ話 …発生から対処、復旧までの道のり#4
お友達のVTuberや有識者リスナーたちの多大なご協力を頂き、先日無事データ完全復旧に至った「レンチ Dドライブ爆発事件」
同様の症状の方に向けて、あるいは「こんな事あるんだ~」という無垢な視聴者様へ向けて、今回知ったこと体験したことをまとめてお伝えしようという記事です。
※ただし、様々な選択肢を教えていただいた中で状況やリスクを鑑みて選んだ方法が、今回は運良くうまくいっただけなので、実行は自己責任でお願いいたします!!
※全四回で経緯を順に追っていくクソ長記事のくせに、関係ない話が挟まったりもします。気長に読めるひと推奨です。
第一章 発生 はこちら
第二章 救援 はこちら
第三章 対処 はこちら
◆第四章 復活◆
さて、翌々日。
購入した商品が届きまして、いよいよデータコピーを試します。
ですが…怖い…!!!!!!
これで無理だったらいよいよ絶望ムード極まってくると思うと腰が重くなります…。
友達のVTuber達に通話越しに見守ってもらいつつ、勇気を振り絞ってデータコピーを開始します。
あまりのストレスに、願掛けでHDDスタンドくんに名前をつけたりし始めます。
よし!お前は今日からムーディー・ブルースッッ!!
絶望的な状況でなお仲間たちに大事な情報を残したお前なら、大事なデータも未来に残せるはずッッ!!
正気を失いかけた描写はさておき、調べてみると不良セクタがあるドライブのコピーは最長で6日かかったという報告があり、これは気長にやるしか無いと覚悟を決めます。
コピーの方法は至極簡単で、PCにも繋がずボタン一つ。クローン開始ボタンを押すと…始まった!!!
どうやらコピーの開始は出来たようです。
進捗を示す25%、50%、75%、100%の4つのランプのうち、25%が点滅しています。順調に25%コピーが終われば点滅していたランプが点灯し次の%のランプが点滅し始めるはずなのです。
心を落ち着けつつしばらく待機をしていると、25%ランプの点滅が早くなります…これは「不良セクタがあるよ!」というサインらしく、恐怖の象徴です。
しかし1時間ほど立った頃、思ったよりずっと早く50%のランプが灯ります!
いいぞ、ムーディー・ブルース!!
…
……
………
終わってみればたったの数時間(4時間くらいだったかな)でコピーを完了、中を開いてみると…
無事!!!すべて無事!!!!
歓喜と安堵に包まれながら、思わず両の拳を空に掲げていました(通話で見守ってくれたVTuberたちはめっちゃ大歓声で喜んでくれました。いいやつ!!)
それでも、新しいSSDに不具合部分もコピーされた可能性もあるため慎重に、サルベージ出来たデータの中でも重要なものを優先的に、更に別の外付けドライブに避難させます。
PCを開け、SSDを直接つなぐも不具合なし!念の為いろいろなソフトでチェックするも状態良好!!
自分でも信じきれていなかったまさかの完全勝利に相成ったのでした。
しかし、これは様々な事情が重なり運良く良い結果に終わっただけ…ということだと思います。
そして何より、Twitterで有識者の皆さんが送ってくださった情報があってこその結果です。
この方法が必ずしも正しいとは限りませんし、僕自身五里霧中ながらなんとかたどり着いたといった感じで…。
だからこそ、この数日間に教えていただいた情報、調べてわかったことを共有すべく筆を取った次第です。
機械が突然壊れてしまうということはありうるし、修理や買い替えでお金がかかったりするのも仕方ないかなーと漠然と思ってましたが、失って初めて「データだけは取り返しがつかない」と思い知りました。
当たり前っちゃ当たり前なんですけどね…。アホです。アホでした。
もちろんどの方法にもリスクとメリットがあり、あくまで自己責任で選択してほしいのですが…誰しもある日突然出会う可能性のあることながら、知識や対処が難しいことでもありますので、参考になればと思います。
最後にまとめとして、事前にやっておくべきだったことを書きますと
1.CrystalDiskInfo(ドライブの健康診断そソフト)での状態チェック
2.当たり前ですが大事なもののバックアップ
3.HDDは約3年、SSDは約5年という寿命を目安に買い替えを検討
1は、こういうトラブルがなくとも一度は診断することをおすすめします。
初めて知ったソフトですが、状態が一発でわかります。他の部分の診断はせずとも、ドライブの診断はすべし!!
2は意外と難しいと思います。
ものづくりなんかしてますと、どうしたってPCの中身は膨大なデータ量になります。フルバックアップもそう簡単に出来ません。
僕は今まで作った作品のアーカイブ的な感じで作り終わったものを外付けに入れてたんですが、バカーーー!!!と言いたい。
一番必要なのは「今作業してるファイル」「よく使うファイル」なんですよねぇ。消えるまでなんとなくしか考えてなかった…。
3は使用状況にもよりますし、頻度高く買い換えるのも金額バカにならないとは思うのですが、診断ソフトで「今一番古くて危ないドライブ」というのがわかっていれば、「消えてほしくないものを安全な場所に~」とか「流石に限界だから買い換えよう」とか判断しやすいと思います。
何よりその他のパーツに比べてダメージがでかすぎる(リカバリが効かなすぎる)という意味で投資の価値はある部分だと思います。
以上!!!!
年始早々すべてを失い、すべてを取り戻したVTuberレンチのこれからの活動もよろしくお願いいたします!!
全人類バックアップ取れ!!!!
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