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業界別デジタル体験記〜お酒編〜

はじめまして!WOWのUIチーム(東京オフィス)に所属する、加藤と申します。

昨年WOWにジョインしたばかりで、前職ではデジタル広告を中心としたアートディレクションやデザインをやっておりました。飲酒とゆるキャラが好きです。よろしくお願いいたします。

UIチームは、今回がnote初登場になります(チームのご紹介はいずれ…)!初登場ということで、テーマに悩んだのですが、COVID-19流行の辛い世情と切り離したくないなと思いつつ、なかなか難しいことは語れませんので、考えました。

今は健康なあなた。そろそろ素敵な居酒屋に行きたいですよね。でも、それはまだいつになるかわかりません。そこで、今回のテーマはずばり、「デジタルを介して、リッチなリモート飲みを実現する」です。

いつもの平日だったら、近所の居酒屋に寄ったり、コンビニで缶ビールを買ってきて終わる、お酒と接する体験。ですが、お酒と接するのにデジタル体験を介すると、自宅でも少しリッチな飲酒体験に進化するかもしれません。

今回は私がこの1ヶ月くらいの間、自宅での飲酒体験をリッチなものにするために使用した、サービス、ウェブサイト、ECサイト、クラウドファンディングなどを紹介します!
(テーマはリモート飲み「会」ではありませんので、オンライン会議ツールには触れません。)

1. クラフトビールのサブスクリプションサービスでリモート飲みをする。「ふたりのみ」

500種類以上の世界各国・日本各地のクラフトビールの中から毎回違った銘柄を届けてくれる定期便サービスです。クラフトビールは超大型スーパーや酒屋さんがないと、なかなか近所では手に入りにくいですよね。ましてや外出自粛の昨今、買い出しに遠出することもできません。そんな需要にピッタリのサービスです!

クラフトビールを醸造しているブルワリーさんは、大手のメーカーさんとは違い、販売チャンネルが限られています。卸先の飲食店が通常営業を出来ない今、販売に大打撃を受けています。詳しくは、下記の記事を読んでいただければと思いますが、クラフトビールファンとしては、このサービスを利用することでブルワリーを支援出来るという名目も非常に嬉しいポイントです。

消費者も生産者もユーザー。どちらのユーザーの体験も考えられている素敵なサービスですね!クラフトビールが大好きな私も早速登録しました。関東在住なので、「関東応援セット」にしました。第一弾は5月中旬に到着予定だそうです。一人で飲むのですが…という気持ちは置いておいて、到着が今から楽しみです!


2. 美しいしつらえのウェブサイトを見ながら、自宅でお酒の世界に浸る。「YAMAZAKI MOMENT」「HEARTLAND FOREST」

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「YAMAZAKI MOMENT」は麦芽が爆発する衝撃的な映像から始まり、ハイクオリティな映像と落ち着いた語りにより、ウイスキーへの溢れるばかりのこだわりが伝わってきます。まるで、蒸留所見学に行ったかのような気持ちになります。映像のシークバーが、円形なのもUIとしておもしろいですね。音声ありがおすすめです!

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「HEARTLAND FOREST」は4年前くらいに作られたウェブサイトなのですが、今見ても美しいウェブサイトです。鳥が飛んでいく画面遷移がユニークです。「ビアホールやビールそのものは羽を休める止まり木であった」という言葉は、今の世情ですと尚一層感慨深いものがあります。

山崎のウイスキーもHEARTLANDも、比較的手に入りやすいお酒です。しかし、素敵なサイトを見て理解を深めながら飲んでみると、いつものお酒も少し印象が変わる気がします。店員さんの代わりに、素敵なウェブサイトに知識をもらいましょう。


3. カメラにうつった時にインパクトのあるパッケージでリモート飲みをする。「HOPPIN’ GARAGE」

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カメラに写っていたら、「それが人生…?」と口に出してしまいそうなインパクトのあるパッケージ。皆で同じメニューを見れるわけではないリモート飲み会だからこそ、個人が持参するプロダクトのインパクトで、リモート飲み会の話題を増やすのもいいかもしれません。

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ウェブサイトもイラストが可愛らしい、愉快な雰囲気が面白いです。パッケージが気になった人に、シェアしたくなるウェブサイトですね!

HOPPIN’ GARAGEは、以前カードゲームのクラウドファンディングも行なっており、こちらもビールの製造工程が楽しく学べるカードゲームです。人と集まれるようになったら、ビール好き仲間とゲームをしながら飲み会を開くのもいいですね。


4. クラウドファンディングで支援して、自宅にいながら酒デザートを初体験してみる。「SAKEICE」

3月にオープンしたばかりの、日本で初めての「高アルコール濃度アイスクリーム」(アルコール度数4%)屋さんです。この世情を受けて、オンライン販売のクラウドファンディングを行なっています。

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ウェブサイトもとっても素敵なので、要チェックです。暖簾がゆらめいて、来店したような気持ちになれます。ウェブサイトのフレームが、升のデザインになっているのも可愛らしいです。

デリバリーやテイクアウトが出来なくても、クラウドファンディングは距離や時間を飛び越えて応援ができる、デジタルならではの支援方法ですね。

5. ECサイトで入手困難なビールを手にして、祝賀飲み会をする。「宇宙ビール」

とにかく入手が困難な宇宙ビール。オンライン販売が開始すると、ものの数分、いやもはやは数十秒で売り切れてしまいます。私は二度挑んで惨敗しています。人はこれを、「宇宙戦争」と呼びます…。

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在宅勤務の今だからこそ、昼のおやすみ時間にパソコンの前で張っておいて、ECサイトがオープンしたら即アクセス!なんてこともできるかも?(おかげさまで、私は三度目にしてようやく勝利いたしました!)

必勝法は、スマホでなくパソコンでアクセスすることだそうです。他にもあるようですが、次も勝ちたいので秘密にしておきます。


いつもなら、出会うがままに接点を作っていたかもしれない、お酒の体験。お酒に限らず、この機会に「なんとなく買っていた」から少し離れて、デジタルを介して購買体験を見直すことで、普段は出会わないようなものへの接点を作ってみてはいかがでしょうか。

<Writing : UI Designer / Saki Kato>


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