BLACK LAGOONを見ました

アニメ…好きかい？オットセイです。
BLACK LAGOONのアニメ2クールを見ましたので感想をば。
実は見てなかったシリーズが一つだったんですよねブラクラ。
アニメ担当大臣の方々には大変お恥ずかしい限りです。
引きこもりのゲーマーにとってアニメの親和性は高く、普通少しでも銃とかガンアクションにFPSで興味を持ったら通るはずの道なのですが。
世代的にヨルムンガンドの方に行っちゃってました。ヨルムンガンドも面白いですよ。
OPも主要キャラもざっくりとした内容とかもぜ～～～んぶ8年前から知ってたんですけどね。
こういう有名なのに見てないアニメを改めて見ようとするのって謎のハードルが発生して避けがちになっちゃうの分かりません？分かって。

重たい腰を上げて見始めた結果、ほぼ1日で全話完走しました。
2クールの一気見とかいつぶりでしょうか、僕もまだまだアニメくんできるじゃん…
普通に面白かった、見て良かったです。一気見できるくらいには。
思ってたより頭空っぽで見れる系のアニメで、テンポも良いもんですから布団に入ってぼーっと見てたらあっという間に24話です。

正直内容というか、シナリオやストーリーといった部分は冷静に見ると特になくて割とスカスカ。
2から長くて6話の各エピソードで構成されているのですが、エピソード同士の繋がりは主要キャラやロアナプラという舞台以外ありません。最後は除いてね。
勝手に世界中を飛び回る話なんかな～なんて想像してたので、少し意外でした。
各エピソードが短くテンポが違和感をギリ感じない程度に早いのでとんとん拍子で見れちゃうんですけれど。
その分基本起きることを見るだけですし、展開自体も簡単に想像できるし、内容も割とワンパターンだったり。
なんでこの感想記事はネタバレもほぼないですしネタバレすることもないです。

じゃあどこがおもろいねんと。
まず１、雰囲気の良さ。
このアニメ、かなりの雰囲気アニメだと思います。
ロアナプラ&ブラックラグーン号での南シナ海上という、東南アジアのスラム感と南国感を感じさせる舞台というだけで見ててワクワクしますし。
そして何より、殺しと金だけで回る非日常が日常という異質な空気ですよ。
そこに銃撃戦と格闘戦を加えて面白くないわけないじゃないですか。
エンタメ性＆娯楽性の塊です。だから何も考えず見てるだけでただ楽しい。
基本は頭空っぽドンパチうひゃ～って感じですが定期的に唐突にエモさをぶっこんできたりするのもまたヨシ。記憶に残る印象的なシーンがたくさんあります。
それも次の要因によるとことが大きいでしょう。

その２、キャラの良さ。
ブラクラという作品がこれだけ人気で有名になった理由の大半は間違いなくここでしょうね。
登場人物がことごとくみんなかっけえんすわ…
バラライカさんやロベルタといった人気キャラを始め、個人的にはチャンとエダが結構好きだったり。

そんな中でもレヴィがいっちゃん可愛くていっちゃん好き。
ホットパンツとタバコが似合う女に無条件で弱いんですよ。
なんだかんだこの作品を象徴するキャラですし。
中国系のルーツを持つアニメキャラが刺さることが多いんですよね～なんでか分からないですけれど。

それでいて、魅力的なキャラたちの掘り下げがほとんど行われないのが逆にイイ。
レヴィとかダッチの詳しい過去とか普通にめちゃめちゃ気になるんですけれど明かされません。
干渉しすぎず詮索しないのが彼らの流儀です。
その上で成り立つ信頼関係だからこそ、なんでしょうね。

最後に作画なんですけれど、2006年とは思えない出来。
10年代は言い過ぎにしても00年代後半くらいのように見えました。
肝心の癌アクションシーンも良く動きますしね。
今見ると特段凄いというほどではありませんが、当時のインパクトは凄まじかったでしょう。
あと、オタクくん達の間で話題になるブラクラのエピソードと言えば双子の話。
本当によく耳にするし、キャラデザと設定がオタクに刺さる要素しかないのでかなり期待していたのですが思ったよりあっさり終わっちゃいました。

ただ、姉が脳天を撃ち抜かれる15話のラストが一枚絵として素晴らしすぎる出来。
その美しさにただただ感動しました。

以上感想でした。普段より薄味でしたかね。
ラグーン紹介の4人+ロアナプラの愉快な仲間たちでいくらでも話作れるし見てられるな～と思います。ブラクラ日常アニメ説…？
の割には原作11巻であんまスタックなさそうな感じなんですね。2001年からの漫画なのに少し残念です。
やっぱアングラものとか裏社会ものが純粋にジャンルとして好きなんで、こういう話はいくら見ても飽きません。
こうなると、次はギャングスタも気になりますねえ。
とりあえずOVAがネトフリに残ってるのでそちらから見ようと思います。