そうだ、これ使古姐さんに聞いてみよう No.9 「アプリで出会って付き合い始めた彼氏が、まだアプリを使っているようです。やめてと言うべきですか？＿Kayo」

皆さま、こんにちは。

いつもnoteやTwitterを訪れてくださって、ありがとうございます。使い古しの女です。

そうだ、これ使古姐さんに聞いてみようの回　No.9をお送りします。

今回は、Kayoさまからのご相談です。

「アプリで出会って付き合い始めた彼氏が、まだアプリを使っているようです。やめてと言うべきですか？」

いつも、Twitterやnote、興味深く拝見させていただいております、Kayoと申します。
相談があり突然ですがメッセージさせていただきました。もしご縁があれば取り上げていただけると嬉しいです。付き合って約3カ月の彼氏。アプリで出会った年下のハイスペ系の子です。
しかしながら、先日アプリをまだ辞めていないことが分かりました。彼に辞めてとすぐ言うべきですか？
彼が、私が付き合ったり結婚するのにベストな人だと思っていない、他にももっと良い人がいれば見たいのだと感じました。noteに書いて頂いたような行動をし、気持ちを自分だけに向けるしか術は無いのでしょうか？アドバイス頂けたら嬉しいです！長文申し訳ありません。
よろしくお願い致します。※アプリは直近でログインしていることが分かり使っている様子です。

Kayoさま、ご相談ありがとうございます。

付き合って3ヵ月目という、本来なら楽しいはずの期間に…
心中お察しします。

Kayoさん、これってもはや、現代の恋人たちにおけるメジャーなテーマですよね。

このグラフをご覧になったことありますか？

今はこんなにも多くの人たちがオンラインで出会っています。もはや”マッチングアプリで出会ったパートナー”は多数派なんですよね。

ちなみに、これだけメジャーなテーマですから、同じ内容で悩んでいらっしゃるかたもたくさんいるようです。
マッチングアプリ広告や婚活メディアにも、本当にたくさんの類似相談が寄せられていました。
私が調べた結果をまとめてみましたのでご一読ください。

そもそもなぜ、「彼はアプリを辞めないのか？」
そこでの”回答”は、以下のようでした。

・課金分がもったいないから使っているだけ
・彼はもっといい女の子を探している
・そもそも本気で付き合っていない
・アプリの機能がただただ楽しい

そして「どう対応したらいいのか？」には以下のような回答が。

・やめてと素直に伝える
・友人を使って、「見つけちゃったんだけど…」と言ってみる
・「私もまだ消してなかったから、一緒に消そう？」と誘う
・それでも辞めないようなら別れて次を探す

なるほどなるほど、ですよね。参考になりました。

ちなみにここで私の回答ですが、

私なら、放置します。

もっと正確に言うなら、

自分のアカウントは完全削除して、彼は「泳がせます」。

Kayoさん、実はここだけの話、私もまったく同じことを体験しました。

私も、彼とマッチングアプリで出会ったのですが、彼とデートするようになってからしばらくして久しぶりにそのアプリを開いたら、また彼を見つけてしまったのです。

彼が大好きすぎて、あやうく「いいね！」してマッチしてしまうところでした。笑

とにかく、私は我に返って混乱しました。

「え、彼はアプリまだ使ってんだ！？こんないい感じなのに！？」

と。でも私がそこでとった行動は、自分のアカウントの削除でした。

なぜなら、私がそのアプリ上で彼を見つけられるということは、彼もまた私を見つける可能性があるからです。
彼のアカウントのスクショをして（証拠です）から、自分のアカウントは即刻削除しました。

彼に「あれ、こいつまだアプリ使ってるんだ…他のやつ探す気なんだ」
と万が一にでも彼に思われたら最悪だと思ったからです。

Kayoさんももし、彼に認識され得る形でアプリ上に存在しているのなら、まずはご自身のアカウントを削除してください。

もしくはブロックでも、わからないような写真に変えるでも、なんでもいいです。

とにかく彼にkayoさんがまだそのアプリを使っていることが絶対にわからないようにしておいてください。百害あって一利なしです。

彼も今のKayoさんと全く同じ状況、同じ気持ちになり、互いに疑心暗鬼になってしまいます。
せっかくうまくいくはずの恋が、誤解のせいで終わってしまいます。その悲劇だけは避けましょう。

さて。
なぜ、アプリを使う彼を放置するのか？

それは、「アプリ使うのは彼の自由だから」です。
身も蓋もない言い方ですが、そこはコントロールできない領域だと思うからです。

巷の恋愛相談の回答のように、目の前でアプリを消させたり、約束させるのもいいでしょう。
でも、違うアプリはいくらでも溢れかえっていますし、その気になれば合コン居酒屋にも行けますし、新しい女を探す方法なんてそれこそいくらでもあります。

Kayoさん、私はなぜ、今の彼とデートしてからもアプリを開いたと思いますか？

私は当時「ああ、なんか、この人私のこと本気じゃなさそう。他も探しておかなきゃ」と思っていたからです。

彼とのデートを不自然なほど早めに切り上げて、ほかの人とご飯に行ったことさえありました。

Kayoさんここでちょっとお願いしたいのですが、貴女が家を買うところを想像してください。
もちろん一生モノの家です。普通の人は人生何度も買い換えられません。

立地、デザイン、設計、値段。条件的にはわりとよさそう。
でも、内覧一軒だけで決めますか？
一軒だけ何度か足を運んでみて、「ああいいな～これに決まり！」となりますか？

なりませんよね。
「ここは第一候補としてキープしつつ、他のも一応見ておこうかな」となるはずです。

私は人として最低なことを言っているかもしれませんが、
正直私が彼を結婚相手に選ぶプロセスも、これとよく似ていました。

私の場合は、“彼が一番だ、彼の代わりはいないんだ”と納得するために、ほかのどうでもいい男何人かと会いました。

もちろん、軽く食事をして話をしただけです。
中には「結婚」をちらつかせて真剣交際を提案する人もいましたが、
彼という第一候補がいる私にとっては、ほかはすべて「こいつと結婚するくらいなら独身のほうがいい」と思う男でした。

つまり私にとっては、アプリは比較のため、自身の選択の確信を得るために必要なツールだったのです。
（彼らには悪いことしましたが）

彼にこんなにべた惚れの私でさえ、アプリは複数継続して使っていました。（結局彼と出会ったアプリは完全抹消しましたが）

kayoさんの彼はどんなタイプでしょうか。
買い物は慎重にするタイプ？それとも衝動型でしょうか。
彼が、Kayoさんを“正式な彼女”とちゃんと認めていて、表向き幸せなお付き合いができているのなら、
彼は疑似の釣りを楽しんでいるだけか、残りのポイントを使い切ろうとしているか、お買い物の最終ジャッジの途中でしょう。
ですから、彼のアプリ活動はしばらく放っておいていいかと思います。

そして、Kayoさんがおっしゃってくださったように、”気持ちを自分だけに向ける”よう、素直に彼と向き合いましょう。
素晴らしい解決法です。

ただし！！彼が目に見えてほかの女に傾いて行ったり、アプリデートを優先してこちらをないがしろにするようであれば問題です。
程度にもよりますが、あまりにナメられているようならお別れ／お仕置きが必要でしょう。私なら、

①友人に協力してもらう
・彼が顔を知らない友人と意図的にマッチさせて意図を聞き出す。彼女探してると言ったらアウト。
・友人との1度目のデートの時についていく。「友達が初めてで不安だからって付き添ったら…え、何してんの？」と聞く。
・友人に彼のプロフィールをスクショしてもらい送ってもらう。「これ友達が見つけたんだけど、どういうこと？」と聞く。

②自分も同じことをする（ちょっと子どもぽいですが、仕返しです）
・マッチングアプリでよさそうな人に片っ端からアプローチする。自己肯定感あがる。いい出会いがあれば乗り換え可。
・彼がデートの穴をあけるようなら、自分も同じくらい穴をあける。相手に振り回されない、しがみつかない。
・新しい狩りのために最強装備（メイク、ケア、ファッション）を身に着ける。結果「男はあんただけじゃないのよ」の気概で彼を煽る。

と、ちょっと手荒なことをします。

最悪、お別れするでしょう。

Kayoさん、お家の購入のたとえを思い出してください。
例えば長い年月をかけて、大切な貯金をはたいて、理想のお家を買って、
いざ住んでみたら重大な欠陥が見つかったとしたら、どうですか？

そうなる前に、知りたいですよね。なるべく早く。せめて契約を結ぶ前に。

彼が貴女をほかの女と比べているのを責めることも止めることもできませんが、
貴女も、彼を査定するべきです。

このまま泳がせて、彼がどんな行動をとり、どんな決断をするのか。
内緒で浮気を繰り返す男なのか、それとも決断のための材料を探しているのか、ただ悪気なく遊んでいるだけなのか。
貴女も彼を見極めなければなりません。
これはある意味絶好のチャンスでもあります。（彼の狩り場が丸見えなわけですから）

さあKayoさん、彼がどんな男か見てみましょう。

個人的な直感では、あまり心配することなく、お付き合いの中で信頼関係を築いていくことが最善と思います。

それこそが、ほかの女との差別化をはかる、もっとも利口なやりかたです。

疑心暗鬼になって不安定になったり、彼を必要以上に疑うことは墓穴に他なりません。
少なくとも今は貴女が彼のナンバーワンの椅子に鎮座しているわけですから。

あわてず行きましょう。

Kayoさん、改めて、ご相談ありがとうございました。

Kayoさんが、客観的な視点と、冷静な分析眼と、そして彼へのあたたかい愛情を忘れることなく、
この恋を成就させることを祈っています。

幸せになりましょうね。