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世界を下から見たり上から見たり裏から見たり目線の話

  写真は半昔前くらいのタイのバンコク・スワンナプーム国際空港。海外に行くとエコノミーで堅いスーツケースを使うのは日本人ばかりだってのがよく分かります。てか目立ちます。空港のぼったくりタクシーに即マークされます(笑)重いしデカイし引きずってて鬱陶しいのでアレ止めたほうがいいと思います(・∀・)

  これ自分はバッグが来ないことも荒らされたこともありませんが、国によっては荒らされるし破壊されるしロクなもんじゃありません。日本では見かけませんが、バッグをでっかいサランラップでパッキングする奴、あれはそういう荷物荒らし対策みたいです。ベトナムの航空会社の乗務員が盗品を運んでたり、アメリカでもいきなり鍵壊されてって話もあるので裏側ではいろいろあるみたいです。

  情報を扱うにあたって、目線を明確にするっていうのは大事な話です。目線が明確で無いと受け手がその情報を処理するのに混乱してしまいますから。逆に目線がわかってないのにわかった気になっていたら、危険です(笑)

  こちらの写真はタイの都心のど真ん中にあるチュラロンコーン大学っていう、所謂、現地東大クラスの大学に行った時に出会った学生。左のキレイなお嬢さんは戸籍上は男です。というか、タイは現在戸籍上の性別を変更する方法が無いので、肉体が変更できても女にも男にもなれないって事です。

  ここで、興味深いのはそこじゃなくて、所謂東大クラスの大学にこの学生の様な性別をあっちいったりこっちいったりしている人が沢山いるって事です。戸籍上は女だけど男の格好をしたトム・ボーイってのも沢山います。さらに興味深かったのは、写真の子のような男→女の人をレディボーイって呼ぶんですけど、タイ人の特徴からなのか非筋肉質で華奢でスラっとした美人がとっても多いです。日本のテレビ番組くらいだとこれくらいで「へぇ~」で終わらせますが、実際聞くといろいろな話が聞けます。

  東南アジアに国々では総じて女性の社会進出が進んでいて男が働かない場合が多く、人口比では対して差はないのですが社会構成比では女性の方がかなり多いです。タイの場合もその傾向が強くて、東京大学が男女比8:2くらいらしいのですが、このチュラロンコーン大学は半々より女性が多いそうです。
  が、この比率にはレディボーイなどのあっちいったりこっちいったりは含まれていません。それを踏まえると体感としては3:7くらいの男女比率の感じにもなるみたいな話も^^;となると、イケメン枠って言うのは非常に限られた存在になり、ものすごい競争率になるそうなんですが、その限られた枠をキレイなレディボーイ学生がかっさらってしまうことも少なくないんだとか(笑)加えて、あっちこっちに手を出しまくる悪い男子学生もいたりするので、レズッ気なんてないのに男装のトム・ボーイに走る女子学生もいるそうな。

  あれ?目線の話じゃ?って書いてて自分でも思いましたけど、このように色んな人を理解して目線がわかると恋愛自体も色んなパターンが生じるって話です。また、経験することで未知なるものにも寛容になれるんじゃないかなってね。

  話が変わって、ヨーロッパでよくシングルマザーの補助が多い。日本も見習えって論調はよく見かけますけど。目線が今だけだとそれでいいんだけど、目線に時間軸を加えると、ヨーロッパ(ざっくりね)では結婚が面倒だから事実婚が増えて婚外子が増えちゃったから対策をせざるを得なかった、子供が出来てもバックレる男も多いから(これは昔からかもだけど)国で補助しないといけなくなった。っていう恥ずかしい結果だっていう話も出てきたりするんだよね。
  正直イイトコどりの見習いましょう論より、日本人は「人のふり見て我がふり直せ」の方が合っていると思うので、前述の目線を提示した方が良い気がする。日本人ってホント「恥」が嫌いだからね(笑)

ちょっと、サラッと書くには長くなってきたので続きはまた( ゚∀゚)ノ

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