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世界1ヶ国目 Finland

** 2018年11月1日。**
僕が初めて行った国は北欧のフィンランド。以前から北欧に興味があり純粋に「北欧に行ってみたい」という気持ちから1人でフィンランドに足を運んだ。

今も忘れない出国前の緊張。
1人だったため、旅行というより冒険であった。
初めて行く海外、おおげさに言えば出入国の仕方も分からない、海外ってどんなんだろうといった様々気持ちからなるあの時の緊張。
いざ空港に着いて飛行機に乗るといつの間にか緊張から楽しみに変わっていた

** 初の国際線フライトは10時間。**
ロングフライトを経てフィンランドの北部、ロヴァニエミの街に着いた。
体感したことのない寒さ、「これが北欧の寒さなのか」と思った。

仕事とプライベートのオンオフがはっきりしていたフィンランドの人たち。
みな時間を忘れるようにのんびりとしているかんじ。
時間に追われず優雅に過ごしていたのが印象的であった。日本ではあまり見られない光景であったことを覚えている。

** 北極線に立った自分。**
ロヴァニエミではサンタクロース村に行った。
そこでは名前の通り、サンタクロース1色でありクリスマスムードを存分に味わえる非現実的空間が広がっていた。
そんなサンタクロース村には北極線が通っていた。僕は、何気なく北極線に立ち、自分が立った証として写真を撮った。

ここから世界観が変わった。
「世界にこんな風景が広がっているんだ」「こんな非現実的空間が存在するんだ」といった普段味わえない不思議な感情になった。
それまで日本に留まっていた僕は世界の素晴らしさや魅力に気付き、「もっと海外にいきたい」「自分の目で見たことのない世界を観たい」と強く思うようになった。
今思えば、1人で勇気を出してフィンランドに行って良かった。1人だから行くか行かないか迷った時もあった。でも行ったのが正解だと思う。

** 得ることが多かった。**
日本に帰ってくると、日本食がこの上なく美味しく感じた。「日本食ってこんなにも美味しいんだ」。
久々に家にら帰ってくると家族と会えてとっても安心した。
家族と離れて海外に行くからこそ実感する日々の当たり前があることへの感謝。
様々な有難みに気付けて自分と向き合える時間があると感じた。

** 見れなかったオーロラ。**
行きたかった理由としてオーロラが見たくてフィンランドに行った。
でも不運なことにたった1日の違いでオーロラは見れなかった。
だから僕はまた必ずフィンランドに戻ってオーロラを見る。これはいつまで経っても捨てきれない気持ちだ。

オーロラと出逢える瞬間を夢みて僕は1歩ずつ歩み続ける。