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ワークライフバランスのために。企業のさまざまな制度/取り組み

(この記事は2019年7月4日にACALLブログにて公開された記事です。)

「朝の通勤ラッシュを避けて、ゆっくり出勤したいな」

満員電車の中でそんなふうに感じたことはありませんか?

出勤時間をずらしさえすれば、それで私の理想の働き方になるのかと問われると、そうでもないなと思ってしまいます。理想の働き方ってなんだろう?立ち止まって考えてみるとちょっと難しいかもしれません。

理想の働き方について考えるといっても、世の中の会社ではどんな取り組みがされているのかを知らなければ、ちょっと想像しにくいのが現実。そこで、実際に存在している制度や取り組みなどをカテゴリーごとにご紹介します。

カテゴリーごとにもっと詳しい記事も書いていきますので、そちらも覗いてみてくださいね。

時間

オフィスで働く仕事では9時に始業、17時か18時に退社となっている会社が多いですよね。多様な働き方を可能にする取り組み/制度のなかで、時間に関するものはどのようなものがあるのでしょうか。

フレックス、スーパーフレックス、時短勤務、時間単位の休暇や時差勤務制度、朝方勤務、フルタイム制の見直し、長時間勤務を廃止などの取り組みがあります。

会社によっては、時間で計算しない裁量労働制という形も存在します。

場所

仕事をする場所といえば会社のオフィス。働く場所をもっと自由に選べるようにするにはどんな制度があるのでしょうか。

一番最初に浮かぶのがリモートワーク。テレワークとも呼ばれていますね。リモートワークの中にも色々な種類があり、自宅から働く在宅勤務、モバイルワーク(移動中やカフェなど)、サテライトオフィス(コワーキングやシェアオフィス含む)というものがあります。

場所に関して身近な例でいえば、直行/直帰の許可も場所の概念に含まれるかもしれません。

また、オフィス内の設備を充実させ生産性を上げるというのも会社ができることの一つです。例えば、集中するために使うエリア、交流のためにオープンになっているエリアなどを分けるというオフィスづくりがありますね。

キャリアプランニング/成長

会社のために働くだけではなく、個人の成長のためにも頑張りたいところ。

会社によっては、キャリアプランについて考えたり相談する機会があったり、育成プログラム、メンター制度、資格取得支援、技術書購入の手当、セミナー、勉強会、研修などがあります。

勉強会や研修など、何人かで集まってやるものなら社内交流やチームの絆も深まりそう。

それと同時に資格支援やメンター制などで個人の成長もサポートしてもらえるといいですよね。

休み方

働き方改革と休み方改革はセットにして考えたいもの。

世の中ではどんな制度/取り組みがあるかというと、有給消化推進、有給取得時に理由を伝えなくていい、休日出勤をなくす、休日出勤する場合は代休制にする、失効した有給を他のものに転換するなどといった仕組みがあるそうです。

コミュニケーション

社内のコミュニケーションはとっても大事。仕事関連の情報共有だけでなく、会社の雰囲気などにも関わってくる問題です。特に、リモートワークの社員が多くなると重要な課題ですね。

社内のコミュニケーションはSlackやChatworkなどのチャットツールで行っている場合もありますよね。オンラインでの情報共有に加えて、オフラインの情報交換の場を定期的に作ったり、社内SNSを導入するケースもあるようです。

雇用関係改善

ワーカーと会社の良い関係性を保つ目的で様々な取り組み/制度があるようです。例えば、上司と部下が1対1で話し合う1on1ミーティングや、気軽に相談できる窓口を作ったり、評価制度の確立、裁量性、会社への満足度のフィードバックなどがあります。

子育てや介護

子育てに関しては、育休の制度を整えるだけではなく、育休取得を促進させなければならなかったり、休暇明けの職位の保障があったりと会社によって様々です。

ちなみに、アメリカにいたときの友人夫婦たちが転職を考えていたときには、育休制度をかなり重視して転職先を決めていました。

子育てに関しては育休だけでなく、子育て支援として手当があったり、社内保育所や親子出勤という取り組みもあるそうです。

子育て以外にも、介護、ケガ・病気の場合に休暇や手当が用意されていることもあります。

健康管理

働き手の健康管理も課題になっています。ジムのメンバーシップを提供したり、社内にジムがあるパターン、アプリでの健康管理などがありますね。

FitbitやGarminなどのフィットネストラッカーを会社が購入して、社員に支給するというパターンもあります。

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多様な働き方を実現するために、様々な分野での制度作りや取り組みが必要になるのですね。ここではそれぞれの制度や取り組みについては詳しい内容や事例の紹介ができませんでしたが、それはまた別の機会に詳しくご紹介します。

「こんな制度があったらいいな…」

普段そう感じることを気軽に伝えられる、そんな職場で気持ちよく仕事がしたいですね。

みんなにも読んでほしいですか?

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