
アパレルとわたし
はじめまして。
Kyokaと申します。
かっこつけて英語表記なのを
許してください。
こいつは一体誰なんだ?と思う方しか
いないくらい、知名度0のわたしですが、
経歴も含め簡単に自己紹介させてください。
■大学時代
某大学の経営情報学部を卒業し、
新卒で入った会社は、
ヒマラヤほど~の!消しゴムひと~つ!の
宮崎あおいさんを起用したCMでおなじみの
某アパレル会社でした。
大学時代、就職活動をするまでは、
なりたいもの、したいことが漠然としていて
どこに就職したらいいのだろう?
と悩んでいました。
就職担当の先生に、
好きなことってなに?
と聞かれ、
パッと頭に思い浮かんだのは洋服でした。
それがきっかけでアパレル企業の説明会に
参加し、入社を決めたのがそこでした。
■販売員時代
販売員として働き始めたわたしは、
とある問題とぶち当たります。
アパレルあるあるですが、
自社ブランドの洋服で
全身コーディネートを組み、
店長にみてもらい許可が降りたら
店頭でその服を着ても良いという
決まりごとがありました。
わたしの組むコーディネートは
毎回店長にこのように言われるわけです。
「すごく可愛いんだけど、○○(ブランド名)ぽくないんだよね」
そう言われ、定番ナチュラルな
かわいいスタイルに
変えて着ることがほぼでした。
絶対にこっちのほうが新しくて可愛いのにな。
そう思ってはいても店長の言葉は最もで、
そのブランドらしさを含む
コーディネートにしないと
ブランドイメージが変わってしまいますので
わたしの組むコーディネートなら、
他ブランドでやってくれと言わざるを得ない。
そんな私は仕事帰りに、
同じテナントに入っているZARAに
足しげく通って新作商品の入荷日を
把握するほど、モードな服が好きな
人間でした。
今思えば、テイストが違うと
言われるのは当然な気がします(笑)
そんなこんなで、
きっかけはコーディネートでしたが、
ブランドのお洋服自体にも
こーしたらもっと可愛くなるのになあと
思う瞬間が増えていきました。
自分で可愛いものを作りたい!
という思いが募ったころには
会社を退職し服飾専門学校に願書を出していました。
■専門学校へ入学
当時は独り暮らしをしていましたが
退職を機に実家に戻り、
実家から専門学校に通っていました。
当時さほど貯金もなく、
勢いだけで後先考えず退職してしまったため
学費を両親に肩代わりしてもらい
授業料の安い夜間部に入学しました。
昼間は学費を稼ぐためにアルバイトをし
夕方ごろ学校へ向かい、学校の授業が終わると
夜間勤務の工場アルバイトへ向かい
朝の5時まで働くめまぐるしい生活をしていました。
あの頃は毎日とても眠くて、
ブラックコーヒーを1日3本飲んで
頑張っていたことを思い出します。
わたしのやりたいことを全力で支えて
応援してくれた両親には感謝しかないです。
そんな形で学生生活を過ごしていたら、
あっという間に卒業していました。
■就職活動
就職活動は思っていたよりも苦戦して、
自分でもびっくりしました。
面接でうまくいかない経験が
今まであまりなかったので、
3回連続でお祈り通知がきたときは、
本当にやるせない気持ちになりました。
これからどうしよう。。
と考えながら、本当にたまたま
学校の求人表にのっていたオールドワークスの
名前を検索したことが始まりでした。
先生にまだ求人があるかを
すぐに確認してもらい、
面接の日取りが決まりました。
■社長面接
社長と初めてあった日のことは
今でも印象に残っています。
面接をうける時、わたしは必ず
聞かれるであろう項目を洗いだし、
自分のいうことを固めておきます。
要するに台本のようなものを
頭に作っておくわけです。
そうしないと、緊張しいのわたしは
頭がすぐ真っ白になってしまい、
言いたい言葉の半分も言えなくなるので
面接のときは必ず準備していました。
先ずはじめは、志望動機。
いや…自己紹介からか…??!
そんなことを考えながら社長が
いつ質問を切り出してくるのか
ドキドキしながら待ち構えていました。
しかし、わたしの予想は大きくハズレ、
準備の必要がないくらいに何も聞かれませんでした。
正確には、色々会話はしてくださいましたが、
いわゆる面接をしている、
という感じではなく、
ただお話をした感覚です。
就職活動の時、よく面接官から
ざっくばらんにお話できればと思います。
という言葉を耳にしていましたが
これが本当のざっくばらんだ…!と思うほどに
二人でお喋りをしていました。
社長は
会社のことや、
自身の想いを話してくださいました。
ほかのどの面接とも違い、
堅苦しくなく、圧迫感もなく、
わたしの力んだ肩も、徐々にゆるんで
リラックスしてお話ができました。
今まで受けた面接では、
あなたは入社したら、弊社に何をもたらしてくれますか?
とか、
入社したらどういうキャリアアップをしていくつもりですか?
とか、
そんな言葉ばかり聞いていた私にとって
社長の
うちの会社にはいったら
どんなことをしてみたい?
という言葉が
とても感動し、同時にワクワクした気持ちになったことを今でも覚えています。
今まで受けてきた会社で
どんなことをしてみたい?なんて
聞き方をしてきた会社はありませんでした。
あなたはどんなことができるの?
弊社があなたを採用するメリットはなに?
こんな質問ばかりだったので、
わたしのやりたいことを
聞いてくださった社長に、
びっくりして言葉がつまってしまいました。
自分がどんな仕事をするのかは、
会社がわたしをみて判断するのだろうと
会社に評価されて、
自分が動いていくのだろうと
自分の気持ちは汲み取られないものだと
思っていたわたしは、
自分のやりたいことができるなんて
想像もできず、遠慮がちに話しました。
自分で服をつくりたくて
専門学校に入り直したこと。
学校に行きながら、アパレル会社で
勉強しつつアルバイトをしてきたこと。
自分のほしいと思うものを作りたいと思ってること。
わたしの話をじっくりと
真剣に聞いてくださり、
今後、色んなことにチャレンジしていきたいと
会社のこれからについて
ワクワクした顔つきで話す社長をみて、
ここに入りたい!!!
と強く思いました。
その後、アルバイト期間を経て
無事オールドワークスに入社させていただき、
わたしの想いが通り、
自社ブランドであるw.r.k Liilasの
企画デザイナーとして
現在仕事を任されています。
以上が、
わたしがオールドワークスに
入社するまでの経緯です。
こうして思い返すことは、
初心に戻って考えられる
良い機会でもあるなあと
文章を書きながら物思いに
ふけってしまいました…。
わたしのやりたいことができる環境、
社長や、周囲の皆様に感謝し、
w.r.k Liilasをより世間に広められるように、
これからも精一杯、商品企画を頑張ります。
w.r.k Liilasを立ち上げた当初のお話は
次の投稿にまとめます…!
拙い文章ではございますが、
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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