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テキストコミュニケーションは自分のことを理解してもらう大切な手段

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

「メールも大切なコミュニケーションの手段だから、想いを込めてね」

2016年8月、僕が採用に携わるようになって、当時の上司に言われた言葉がこれでした。

社会人になってから自分でも意識してきたことだったので、すんなり共感できました。

僕がマネージャーとしてメンバーを導く際には、「しゃべるようにチャットをしようね」ということを伝えています。

しゃべってるイメージと、テキストコミュニケーションとのイメージがズレちゃうと、「あれっ、この人は本当はどんな人なんだ?」と相手に思わせてしまったり、「何を考えているんだ?」「どんな気持ち・感情なんだ?」「淡白な返信だけど、怒ってるのかな?」など、気を遣わせてしまう可能性があるからです。

🔶自分が打ったテキストを読んで違和感がないか?
🔶何かしらの方法で今の感情を乗せてるか?
→この2点を意識しています。

「お世話になっております」から始まるようなメールでも、マナーとか関係なく『!』を使ったりします(マナーとしてTPOの判断はしていますが)。

「しゃべるようにチャットをする人って少ないな」というのが、これまで働いてきての印象です。

相手にどういう印象を与えるかを考えると、『実際にしゃべってる様子』と『テキストでのしゃべってる様子』の雰囲気を揃えた方が、相手は安心すると思うんです。

例えば、普段は絵文字を多用する人が『。』ばかりを使ってきたら、「えっ、怒ってる?機嫌悪い?」という印象を与えるかもしれません。

せっかくのコミュニケーションなのに、相手に気を遣わせることになってしまいます。

そうすると、相手の様子を気にしてしまい、自分がやるべきことに集中できなくなるかもしれません。

共通して大切なことは、テキストコミュニケーションに血を通わせるということ。

双方の関係性によって、テキストのテイストを変えることが大切なので、「何も考えずに誰に対しても一律なテイストでテキストを送る」というのは、血を通わせていないということになります。

文字だけを送ればいいのか?
相手に何かを伝えたいのか?
目的に応じて細部にまでこだわっていかないと、コミュニケーションとして成り立たなくなります。

互いの関係性に心理的安全性はあるのか、相互信頼はあるのかということを考えて、相手にどんなテキストを送るべきなのかを決める必要もあります。

コロナ禍から、テキストコミュニケーションの指南書みたいな記事が増えてきました。

そこに書かれている定石として、『。』で終わらずに『!』を付けましょうというレクチャーがあったりします。

これは、「メールでは『!』を使わない」という固定概念を崩すために書かれたものなんだと思います。

ただし、これも関係性を考えることで解消されます。

そして、関係性というのは刻々と変化していくわけなので、「Aの場合はこう、Bの場合はこう」という単純な場合分けで考えられないことが多いです。

テキストでのコミュニケーションなんだけど、テキストを読むだけで相手がどんなテンションで話しているのかな手に取るようにわかるというのは、目指すべき関係性なのかなと思います。

テキストに血を通わせる意識を持ち、相手との関係性を考えて、しゃべるように書く。

これを意識するだけで、テキストコミュニケーションがより有意義になるはず。

僕は誰かとコミュニケーションを取っていて、自分がストレスに感じる瞬間というのを認識していて、それが『テキストコミュニケーションと対面コミュニケーション(電話やビデオ通話も含む)との間にギャップを感じる瞬間』です。

これは僕以外にも感じている人もいると思ってます。

実際に、多くの方から相談をもらいます。

以下のnoteは、僕の書きたいことがとてもわかりやすく書かれていたので、ぜひ読んでみてください。

「対面で話す時と、テキストコミュニケーションでの文字の表現にギャップはないかな?」
「自分が書いたテキストを読んでみて、その人にオフラインで話す時と同じニュアンスとか雰囲気になってるかな?」
こういう問いは、育成の中でメンバーに聞くことが多いです。

これは同時に、僕が意識していることでもあります。

というのも、相手との心理的な距離を縮めたり、心理的安全性を構築していく上で大切なのは、『相手に見せる側面を1つにすること』だと思うからです。

こういう体験をされたことがある方は多いと思うので、読んでみてください・・・社外の方との打合せのシーンにて。

メールでのやり取りで打合せ日程を決める。
この時、一般的なメールのマナーを守り、「、」「。」「お世話になっております」「よろしくお願いいたします」という文面てんこ盛りのやり取り。

客観的に見て「コミュニケーション能力の高い」であろう2人が出会い、打合せ自体は、笑いが溢れて盛り上がって終了。

メールでのやり取りになり、打合せでの盛り上がりが嘘のような、硬すぎるようなコミュニケーションになる。

よくあると思います・・・それがマナーだと思われているし、メールで感情を出したり、柔らかさを出すことがタブーだと思っている方もいるから。

マナーはマナーとしては守るのは大切な姿勢だけど・・・、少しでも「!」「ww」「笑」みたいな柔らかさや感情が含まれてもいいじゃんって思うんですよね(打合せで盛り上がったなら尚更)。

ちなみに僕は、打合せで盛り上がった場合、その後のテキストコミュニケーションで相手が硬いコミュニケーションになったら、「やめません、硬いコミュニケーション?w」みたいにテキストで送ったりします。

よく、こうことを言う人と出会ったりします。

「テキストコミュニケーションが苦手でね、よく相手に誤解を与えてしまうんだよ」と。

こういう人に意識してほしいことは、すごくシンプルなこんなことです。それは・・・

喋るようにテキストを打ってみてください。テキストを打った後に、その人に対して喋るイメージを持って、声に出してみてください。違和感を感じたら、テキストを打ち直してください。

これだけで良いんです。

絵文字を使う場合に失敗することとしては、オフラインでも絵文字を使うような雰囲気のない人が絵文字を使うと、それはそれでギャップになったりします。

大切なことは・・・

テキストコミュニケーションと対面コミュニケーションとの間にギャップを感じさせない。相手に見せる側面を1つにする。

まずはこれを試してみてほしいです。

テキストコミュニケーションも大切なコミュニケーションの手段です。

メールやチャットの対応を『作業』とか『処理』とかの表現で片付ける人もいますけど、コミュニケーションの手段として捉えられれば、その時間も仕事において意義ある時間になるはずです。

テキストコミュニケーションのやり方を工夫するだけで、相手との関係性が良好になっていくので、働きやすさや居心地が良くなります。

それは、自分の心をラクにする手段なので、ぜひやってみてください。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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