見出し画像

自分でつくる幸福は決して裏切らない

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

以下の記事を読み、自分が大切にしていて、いろんな人にも伝えていることが、人生を豊かにする上で必要な要素だと改めて感じることができました。

人は困難に遭遇すると、それを打開する方法を知ろうとして、自分以外の誰かを頼る。
すべてのことを自分ではできない以上、そのことに詳しい人に適切な具体策をたずねた方がいいことも少なくない。
ただ、私たちの生活上でも、人生においては、人から伝え聞いた方法だけでは不十分な場合が多い。
方法がないのではない。
それがなかなか言葉を通じては伝わらないのである。
-----------
昨今では「コツ」とカタカナで書くようになった言葉はもともと「骨」と書いた。
すなわち「コツ」とは手軽にできる効率的な方法などではなくて、ある期間、真剣に取り組んだ者だけが体得できる方法なのである。
骨法という言葉もあるが、それは、あることの骨髄にふれる秘められた道程にほかならない。
-----------
経験のない人が、何回試みてもできないことを専門家は、ごく短い時間でやってみせる。
すると経験のない人は、経験がないゆえに自分にもすぐにそれができると思い込む。ここに方法の罠(わな)がある。
-----------
方法は自分以外の人から与えられることもあるだろう。
だが、道は自分で切り開いていくほかない。
フランスの哲学者アランが書いた『幸福論』には次のような一節がある。
「幸福はいつもわれわれから逃げてゆくものだ、といわれる。ひとから与えられた幸福を言うのなら、それは正しい。与えられた幸福などというものはおよそ存在しないからである。しかし、自分でつくる幸福は、決して裏切らない。」(宗左近訳、「四十七 アリストテレス」)
ここでアランが述べている幸福の法則と呼ぶべきものは、これまで述べてきた「道」にも当てはまる。
方法に従っているとき、その先に見出すものは、必ずしも必要なものではないかもしれない。
だが、「道」は私たちが必要としている何かへと導く。
-----------
どういうかたちであれ人は、あるときを境に、社会という海に船出し、人生という航海を始めなくてはならない。
学生時代の私は、自分が望んだ知識、方法も学んでいたのかもしれない。
しかし、人生という海に出るための勇気を見出すことができなかった。
気が付けば、自信を失い、部屋に閉じこもるようになっていた。
生きる勇気を感じるようになったのは、何か方法を見つけたからではなかった。
うまくは生きられない自分をそのままに受け容れようとしたとき、どこからか湧出してきたのである。
転んでもよい。
自分のなかからそんな声がしたのを覚えている。

【抜粋】道とは~アラン『幸福論』
自分で切り開く過程が重要 若松英輔

とあるメンバーが、「他者から認められることを求めている」と話していました。

承認欲求を満たすことは生きていく上で非常に大切だし、それを認識していることは良いことだと思う一方で、他者からの承認を求めていると、承認してくれる他者が周囲にいないとどうなるだろうか・・・と思います。

「他者から承認されるために何が必要か?」ということに意識が向いてしまうわけですが、承認の基準は人それぞれ違うので、環境や周囲の人が変わるたびに、自分の言動基準を変えなければいけないかもしれません。

そんなことをしていたら、ブレブレの人生になりますね。

だから、上記の引用にあったここが大切なんです。

幸福はいつもわれわれから逃げてゆくものだ、といわれる。ひとから与えられた幸福を言うのなら、それは正しい。与えられた幸福などというものはおよそ存在しないからである。しかし、自分でつくる幸福は、決して裏切らない。」(宗左近訳、「四十七 アリストテレス」)

誰かが承認してくれて、それにより生まれる幸福は、承認してくれるその人がいなくなれば、逃げていってしまうかもしれない。

ただし、自分で自分を認められるようになり、それに幸福を感じることができれば、その幸福は自分で創り上げているものなので、逃げていくことはありません。

「その境地に行けたらいいですね」と言う人がいますけど、「行けたらいい」と思うなら、行くための日々を積み重ねればいいだけなのに、それをやってないんですよね。

僕自身も、最初から自分で自分を認めることができたわけじゃありません。

周りの目を気にして、周りからどう見られているかを考えながら生きている時期がありました。

ただ、上記に引用した部分に書かれているように、「生きる勇気を感じるようになったのは、何か方法を見つけたからではなかった。うまくは生きられない自分をそのままに受け容れようとしたとき、どこからか湧出してきたのである。」ということを体感したタイミングがありました。

僕の場合は、大学生から一人暮らしを始めて数ヶ月で、このタイミングが訪れました。

自分で自分を好きになり、自分のことを認められるようになってから、心がラクになり生きやすくなりました。

これが、僕の人生にとっては重要な過渡期でした。

いろんな人に、この大切さをこれからも伝えていきます。

最後に、鄭大世(チョンテセ)さん(元プロサッカー選手/元北朝鮮代表)の言葉が激アツだったので、引用します。

インフルエンサー(YouTuber)で構成されているサッカーチーム『Winners』が、リーグ戦に参戦するという流れの中で、一部のメンバーが夜練習への協力要請を鄭大世(チョンテセ)さんにしています。

その中で、基礎練習の大切さを伝えつつ、矢印を自分に向けることの大切さを説いています。

俺さ、みんなのこと、全く知らないんだよ。1日2日とか練習に来て、みんなのことを評価しないといけないんだよ。すげぇ難しいんだよ。
「他人の評価を気にするんじゃなくて自分自身が自分を認めればそれでいい」
自分に自信がない人は自分に価値がないと思うから、人に褒めてもらいたがる。だから、サッカーでちょっとお金を稼いだら良い物を買ったりする。それは、自分に価値がないと思うから、価値があるものをお金で買って、自分に価値があると思わせてる。
でも、本当に思わなきゃいけないのは、自分自身に価値があるということ。自分自身に価値があると気づいたら、物として価値があるということなんてなんの価値もないと気づく。だって、自分に一番の価値を感じているから。そう思えた時って、他人の評価なんてどうでも良くなる。
「人に認められようとするんじゃなくて、自分が自分を認めればいい」
じゃあ、その方法は何かと言ったら、、、練習中に自分の課題は見えてる?課題として結果を掲げてない?結果は水物だから、流れの中で運が大きく左右する。課題というのは、もっと自分の中に存在してるはず。
例えば、俺は「◯◯」が課題だと思うし、自覚してるでしょ?じゃあ、それを高めるために何か取り組んでる?取り組んでないんだとしたら、それは自分が見えてないということ。なのに、人からは評価されようとしてるんだよ。それって、順番逆じゃない?
全体練習の後、自分の課題と向き合う時間を作ってる?評価を上げたいんだったら、自分自身が向上しないと、評価する側は評価しないんだよ。自分の時間を使って積み上げていって、練習の時に試すんだよ。そういう気持ちを持つと、練習がめっちゃ楽しいんだよ。だって、その日のうちに成功と失敗を経験できるから。
「意識したことをできた」となったらすごく充実するし。自分の進化を感じること。他人の評価なんて変わる。監督が変わったら評価は変わる。だから、自分の課題に目を向けて、自分を納得させて、その日1日を楽しむ。それが一番いい。
人に頼るんじゃなくて、自分で立ち上がらなきゃダメ。自分がやんなきゃ。このチームで試合に出れないから他のチームに行きます、じゃなくて、自分を変えなきゃダメなんだよ。
みんなはまだ、他人に頼ってる。それは、赤ちゃんと一緒なんだよ。自分で立ち上がって、自分で課題を見つけて、それに取り組んで成長する、それが強さに繋がるし、それなら心の強さだと思う。

「自分自身を認められない奴が他人に認めてもらおうとするなよ」というメッセージが、ズドーンと突き刺さる感じです。

夜練習に参加したメンバーの共通点として、「自信のなさ」をあげていました。

誰かに評価されるとか、そんなことを考えながらプレーしていたらダメ。

矢印を自分に向けて、自分の課題と向き合って自分を成長させていくことが大切なんだと。

自分の課題に対して解決する努力もしていないのに、「評価してほしい」というのは順番が違う。

どうにかしてほしいって誰かに依存しているから、自分と向き合おうとしていない。

課題を明確にして解決していこうと思えば、「誰かと一緒に」じゃなくて、自分のやるべきことに時間を使おうと思うはず。

絶えず自己基準を高めて、創意工夫をし続けることこそ、自己成長を遂げる上では大切。

誰かからの評価を気にするんじゃなくて、自分の課題を解決するために「今日はこれにチャレンジしてみよう」と実験をしながら日々を過ごすんです。

課題設定をする際には、結果じゃなくてプロセスを設定すること。

結果は自分だけではコントロールできないから、そうすると成長実感が湧きにくい。

とにかく、自分と向き合うことが大切。

これを心から感じる動画でした。

本当に良かった。

自分で自分を認められるようになったら、幸福度は必ず上がります。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?