人がいなくなるマネジメント3選

日曜日の午後。天気は快晴。かまぼこボーイには過ごしやすい日です。朝一で目黒川沿いを気持ちよくランニングしてきました♪(マスクつけて走るのしんどいかったですが・・笑)

今回は、過去に失敗したマネジメントの中で「他の人もやってる人多いなー」と思う内容を厳選して、お伝えしたいと思います!(私の失敗したリアルな体験を赤裸々に書いたので、本では学べない内容です)

さて、まずは

第3位

飲みニケーションで相手との距離を詰めようとする。

これは古い体制に固執する人ほど、多い気がします。

私も自衛隊出身のバリバリ体育会系だったので、悩んでる人がいるたびに「飲みに行こう」と声をかけ、ケアしていました。

結果、仕事に悩んでるグレーゾーンの人は皆、辞めていきました。笑

ぶっちゃけ部下の心の中だと

「お酒好きじゃない、だるいなー」

「今日早く帰りたいのに・・」

とか

ポジティブな気持ちでも

「奢ってくれる、ラッキー!」

「綺麗なお姉さんの店、連れてってくれるかな!?」

ってことが多いんですよね。

中には、「アルコール入れたほうが喋れる」って人も一定数いるかもしれませんが、別に飲みに行かなくても職場の会議室や、ランチを使って話をすれば解決します。

社員の気持ちが会社に向いてない状態で、飲みに行くとダラダラと時間もお金もかかります。逆に、こちらがお酒に酔って熱い話を始めると、マイナスイメージになる可能性もあります。

なので悩んでる人がいたら、まず飲みに行く前に、会議室やランチで1on1の対話から始めると、互いにメリットのある場になります。


第2位

必要以上に期待する。

会社規模が50人を超えてくると、必ずといっていいほど熱量のある人、ない人は出てきます。

この時に、大体の人は「熱量がある人」の育成に励むと思います。

私もそうでした。

早朝から朝活、長期休暇の合宿、会社のビジョンを熱く語るなど、自分が背中を見せて二人三脚で部下を上げていこうと考えていたんですが・・・

結果、部下は退職に。

ちなみにその部下は、目標ノルマを入社初月から毎月達成し、役職も最年少で上がり「稀にみる優秀人材に育ったな!」と周りから絶賛されていた直後でしたので、当時は意味が分かりませんでした。

ですが必要以上に教育したり、こちらの熱を込めすぎると、その人の器が耐え切れずオーバーヒートします。

せっかく採用、教育に時間とお金をかけたのに、人材は残らず仮に短期で結果に繋がっても、中長期で考えれば生産性の悪い無限ループです。

なので、熱量が高い人だけではなく熱量がない人も引き上げ、一人あたりの負荷を抑え、器に適した教育をしていくことが重要です。(人は環境の子なので、会社にいる存在意義を示し、一人に対して2人以上の熱量ある人材がそばにいれば、変えられます。)


第1位

自分色に染めようとする

これがなんだかんだ一番多いのかなーって思いました。

私も入社1年目の時に、当時の上司から

「なんで俺のようにできないのか?」

「俺のようにできる人材になれ」

「後輩指導は俺のように怒鳴ってメリハリをつけろ」

とオレオレ詐欺かと思うぐらい連呼されました。笑

3年目でマネージャーとして、部下を教育する立場になってからその教えを遂行すると・・・

3ヶ月で10人飛ばしました。笑

まさに過信して、自分に溺れているクソ野郎でした・・・

人は皆違って当然です。

それを「俺のモノマネしろ」なんて、本人がやりたくてやるならまだしも、強制は自己否定されてる気持ちになり、テンションだだ下がりですよね。

だからこそ、まずはその人を認めてあげることです。そして会社の中での適材適所を見定め、強みと弱みを明確に伝える。習得すべきスキルは提示するけど選択は本人に決めさせる。これが重要です。

私自身、この方法を実践してから信頼できる右腕、左腕ができました。もちろん「なんでやらないの?」って思う瞬間も時にはありますが、本人から理由を聞いて納得しないことはやらせません。

周りから「お前は、あいつは甘やかしている」なんて言われることもありました。

ですが、精神だけを鍛える訓練はいりません。

私の会社は、体育会系の営業会社。

「とにかく電話しろ」

「飛び込みしてこい」

「アポ入るまで帰るな」

とか全然あったんです。

物理的に無理なことは、非生産的です。メンタルは鍛えられるかもしれませんが、正直リターンが低いです。まずは、ちゃんと本人が納得した範囲で、目標を立て、その上で辛いことにも取り組んでもらいます。

なので結果的には、あまり辛そうに見えないんですよ。でも適性がある正しい努力なので、成長スピードは早いと思います。


自分色に染めようとしてるバカな上司は、相手の意見に聞く耳を持たず強制させ、できなければ

「俺のようになれない」

「あいつはだめだ」

「仕事ができない」

と決めつけて、可能性を潰すから人が育たないんです。


長くなりましたが、今回ご紹介した

「人がいなくなるマネジメント3選」

第3位、飲みニケーションで相手との距離を詰めようとする。

第2位、必要以上に期待する。

第1位、自分色に染めようとする。

もし当てはまる人がいたら、一度自分に問いかけてみてほしいです。僕は3つともやって多くの失敗をしました。部下の可能性を潰した罪悪感に、押しつぶされそうになったこともあります。

だからこそ、マネジメントがうまくいかないと悩んでいる人がいたら、僕の失敗を踏み台にして、最短コースで成功させてほしいです。勿論、人と人なので100%正解ではありませんが、少なくとも相手を尊重できる人間になれると思います。そうすれば、相手の問題点を冷静に分析し、正しい解決策を見い出すことができます。


じっくり過去を振り返って書いてたら、すっかり夜になってしまいました・・・それではまた^ ^



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