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家を出る3秒前。香水で自信というヴェールを手にいれる。#WORKINGFOREVER17

こんにちは!WORKING FOREVERコラム担当の、Yumi*です。#生涯現役、#自分らしく、イキイキと『#しごと』をしている方のエピソードや考え方、その他諸々の出来事や感じたことを徒然なるままに更新しています。新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

以前シャネルのルージュを三種の神器として紹介しましたが、今日はその三種の神器シリーズ第2段、それは「香水」です。

さりげない個性の主張をしたかった。ワタシの香りを探し求めて原宿へ

初めて香水を買ったのは、中学2年生。
人生で初めて竹下通りに行ったときでした。竹下通りは当時の私にとっては憧れの場所で、行くだけで少し大人になれた気がしました。神奈川の田舎から電車に揺られて1時間弱。テンションが最高潮に上がっていた私は勢いで香水を専門に扱うディスカウントストアに足を運びました。入ったお店では1時間近く滞在し、色んな香水瓶の蓋を開けては鼻を近づけることを繰り返していました。あれでもない、これでもないと店のなかをウロウロ。ディスカウントされているとはいえ、14歳でお小遣い生活をしていた私にとって、香水はかなり高価な買い物でした。

当時の私は、周囲から浮かずとも個性的でありたい、と思っていました。しかし、外見はそんなに簡単には変えられません。普段は制服だし、放課後は部活だから必ず素っぴん。運動部だったのでショートヘアでした。おしゃれをする余白がなかったので、他人と密かに差別化ができそうな「私の香り」を探し求めていました。

やっと決断してお会計を済ませたときには、達成感と未知の世界に対する期待、ちょっとした不安、緊張が混ざった複雑な気持ちでした。先輩に目をつけられたくなかったので、部活が定休日の時に初めて香水を学校に持っていき、放課後の誰もいないトイレで鏡の前に立ちシュッとひと吹き。
空気のなかで散っていく香水の霧に思わずうっとりしました。そして、「いかんいかん」、とあわててそのなかをくぐりました。誰にも見られず秘密の儀式を終えた私は、自分の髪や首から立ち込めるお気に入りの香りに癒され、自らの体から香ることそのものに満足しながらトイレを後にしました。

香水をつける理由は結局は自分のため

誰かと差別化するために買った香水でしたが、もはや好き!と思った香りをまとっている事実に満足し、誰かからの評価がもはや気にならなくなってしまいました。

自分の好きな香りを、まとう。社会人の今ではそれが毎朝の欠かせない習慣の1つになりました。誰かのため、ではなく何よりも自分が幸せになれるから。幸せだなーって感じると自然と笑顔になります。笑顔になるとなんだか楽しくなるし自信にもつながります。出掛ける前の3秒で、ひとは、香りと自信のヴェールを手にいれることができる。それはもちろん、老若男女関係なく。

日本って「お香」とか「空間×香り」の文化はあるけれど香水については他国と比較して浸透していないように思います。無臭至上主義というか。しかし、今ではもはや香水は私の三種の神器の1つです。いいんじゃない?自己満足だって。日々の生活のなかで服を選ぶように香りを選んだっていいんじゃない?
みなさんもぜひ、お気に入りの香りを探してみてくださいね!

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