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スペイン巡礼17日目:ついに日本人女性と遭遇し癒されまくった日

2018/9/6 Castrojeriz-Boadilla del camino(18.7km)

珍しくみんな起きるのが遅めで、私が6時に一番に起き出発。

朝っぱらから久々に急な坂をのぼった。でもこれまでに比べれば呼吸も楽だし足もちゃんと動く。少しは成長したかな。

ようやく頂上に辿り着き、後ろを振り返ると…

ちょうどサンライズが!!ピレネーの風景ももちろん絶景だったけど、正直余裕がなかったので、今回のサンライズが今までで一番感動した。まさかこんなところで素敵な景色に出逢えるとは思わなかった。

韓国人グループや、以前宿が一緒だったカナダ人のおばちゃんやドイツ人のおねえさんにも再会。1人で歩いていても、みんなで感動を共有できるのは嬉しい。

全力でのぼったということは、全力で降らないといけない。案の定急な下り坂で、膝をかばいながらゆっくり歩く。その間にどんどん抜かされ、また1人で黙々と歩くことに。

途中の街で休憩。またトルティーヤとカフェコンレチェ。私が出発しようとしたとき、ジョー爺が到着した。相変わらずあったかい笑顔で話しかけてきてくれる。スーはタクシーで次の街へ行くと聞き安心した。

こう見ると咲き誇るひまわり畑の横を歩いている感じだが、実際はみんな下を向いている笑

あっという間にジョー爺に抜かされた。彼はまた40kmくらい歩くのかな。リタイアして時間制限はないから、その日の気分で目的地は決まるらしい。

マイペースでにゆっくり歩くも、やはりアキレス腱が痛む。12時過ぎにようやくBoadilla del caminoに到着。レストランも併設されておりたくさんの巡礼者で賑わっていたが、みんなさらに6km先のFromistaを目指すらしい。

私にはとても無理なので宿泊することに。レセプションらしきところで待っていると、アジア人女性が現れた。雰囲気的に日本人ぽかったので話しかけるとやはり日本人!!カミーノを歩いて初めて日本人と話せた。

1週間の夏休みを利用し1人で歩いているアヤさん。笑顔が素敵で優しい雰囲気で、一緒にいてものすごいほっとする。せっかくなので夕食を一緒に食べる約束をした。

昨日の昼に潰したばかりのマメを見ると、なんと再製されていた!炎症は起きていないが、昨日のジョー爺の言うとおりすぐ潰すことに。他にもマメ治療をしている人がたくさんいた。(潰すのはむしろ最終手段だとあとで知る)

本を読んだり隣の教会に行ったり…wifiはレセプション付近しか通じないのでオフライン生活を満喫。

Boadilla del caminoは小さな街なので、宿のレストランで食べる以外選択肢はなさそう。中に入ると巡礼者で溢れていた。

アヤさんとは話が弾む弾む!日本語だからというだけではない。中学から大学まで海外にいたらしいが、変に海外かぶれなんてことはなく、むしろ聞き上手だし物凄く話しやすかった。

欧米人はあまり相槌を打たず、じーっと目を見ながら表情も変えないことが多いので、日本人の私にはたまに喋りづらく感じる。

だからこそ久々に適度なアイコンタクトで、優しい表情で相槌を打ちながら話を聞いてくれるアヤさんとの会話は、かなりの癒しだった。

完全に2人の世界に入ってしまい、目の前のスイス人のおじさんには申し訳なかったが、アヤさんは明日が巡礼最終日でもう会えないので許してほしい。

アヤさんはもともと山登りが好きで、海外でもテントを背負って野宿しながら歩いたことがあるらしい。小柄なのにたくましくてびっくり。

だからカミーノは余裕だったらしくもちろんどこも痛めていない。でも1週間で十分だったかも、と言っていた。

ぶっちゃけ分からなくもないw 巡礼者の大多数を占めるラテン系たちが常にアグレッシブすぎて、正直ずっと一緒にいると疲れてしまうことなどなど…日本人だからこそ分かりあえる悩みを共有できて嬉しかった。

足の痛みのことも相談すると、膝に関しては休むのが一番らしい。ですよね~ということで、明日は気合いで25km歩いてバスが出ているCarrion de los Condesを目指し、その後はまたバスカミーノに切り替え、レオンでしばらく休む予定。

スーもCastrojerizにもう2泊してからまた歩き始め、Sahagunから電車でLeonへ行くらしい。無理しないのが一番だよね!と励まし合った。

最後にアヤさんから、アルファ米のおにぎりが作れるものをいただいた。まじで辛いときの最終兵器としてとっておこう。

明日には膝が少しはましになっていますように(毎晩同じこと考えてる)

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