スペイン巡礼24日目:巨大アルベルゲで再会ラッシュ
2018/9/13 Hospital de orbigo-Astorga(16.5km)
昨夜の予告通り、ブラジル人の15人グループは物凄い静かに部屋から撤収していた。おかげでゆっくり6時過ぎまで寝られて助かった。
私は誰にも気を遣うことなくがさごそパッキングをして、のんびり朝ごはんを食べていた彼らとほぼ同時に宿を出発。
相変わらず朝焼けが美しい。小さい村を通ったとき、ガレージにいたおじさんに呼び止められる。何事かと思ったら、なんとジャムを塗ったラスクを一枚いただいた。
寄付を募るわけでもなく、純粋に恵んでくれたみたい。他人にもらった食べ物を口にすることは普段ならしないが、せっかくなのでいただくことに。巡礼中は人の優しさに触れてばかり。朝からあったかい気持ちにさせられた。
まわりに何もない適度な砂利道をひたすら進む。順調かと思いきや、ついにガタガタの未舗装路の下り坂が…!しかし昨日プーさんにもらったポールが大活躍で、驚くほど順調に歩ききれた。
無事下り坂をクリアしたのもつかの間、今度はゆるやかな上り坂が続く。ようやく上りきったところにオアシス発見!
ジュースやスナック、フルーツなどなど、セルフサービスのドナティーボ屋台。
休憩スペースものんびりできていい感じ。坂を上りきった人のほとんどが立ち寄っていた。私もジュースをいただき、マメ予防に足を乾かしてから再出発。
途中騎馬隊?に遭遇。さらにドキュメンタリーの取材か何かで、おじさんがインタビューを受けていた。
今日の目的地、Astorgaが見えてきた!この公園からまた坂を下るが、完全に舗装された道で歩きやすい。
街が見えてきてから到着するまでが長いのはいつもどおりだが、極めつけはこの歩道橋笑 めっちゃぐるぐる回される笑
住宅街の急な上り坂を乗り越えるとすぐに、アルベルゲにたどり着いた。5€だし口コミもよかったので即宿泊決定!
受付の女性に、
「5€お願いします。」
と日本語で言われびっくり。
日本人のボランティアの方だった。後でまた声をかけていただき、日本食をご馳走になったりボランティアの裏話をたくさん伺ったり、貴重な時間となった。
夕方キッチン辺りをうろついていたら、しばらく会っていなかったフランス人のおばあちゃんずに再会!向こうも覚えててくれて、「元気だった~??」とフランス語で軽く会話。
さらにBeloradoのラテンの宴会でパスタをご馳走してくれたイタリア人のマリオも発見!相変わらずノリとジェスチャーで会話をするが、別れ際の挨拶で、共通の友達の韓国人女子の名前を呼ばれた気がした笑 たぶんアジア人はごっちゃになってるんだろうなあ笑
サンセットが美しいと教えてもらった、アルベルゲの隣の公園へ。まだ時間があったので、散歩したりベンチに座って人間観察したり、静かに過ごす。
地元民の憩いの場にもなっているようで、ティーンの集団がイケイケな音楽流してたり、おばあちゃんがおじいちゃんを支えながら一緒にゆっくり歩いていたり、とにかく時間がゆったりと流れていた。
こんな生活も私はあと2週間くらいで終わりか~と思いながら、美しい夕日をぼーっと眺める。
明日からだんだん道が険しくなってくるので早めに就寝。Astorgaを出発すると、Ponferradaに着くまでバスも電車もない。何としてでも自分の足で歩き切る必要があるが、体力的にも気持ち的にも、今ならいける気がする。
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