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街をオフィスに取り入れて考える

こんにちは。ワーケーション研究部のY.M.です。

最近、在宅ワークで増えたプライベート時間で、ミニマリストの本をいくつか読んでいます。その中で、多くの人のバイブルとなった佐々木典士さん著「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」で登場した「街を間取りに考える」という考えが出てきます。
街の図書館を書斎に、銭湯はバスルーム、スーパーは貯蔵庫。街にある機能を自分の間取りに取り入れることで、自宅には必要最低限の物しか置いておかないで事足りるという考えです。

最近では普通となったシェアリングエコノミーのおかげで、こういった街の機能はどんどん増えていると思います。

そういえば、デザイナーの佐藤可士和さんも「オフィスで使うハサミみたいな道具は、必ずしも全員が持っている必要はない。みんなで使える道具は厳選して選び、固定の位置に置いてあれば誰もがいつでも使える。無駄な経費も削減できるし、オフィスもすっきりする」と話された記事を昔読みました。
自分の必要としている物、それを利用する頻度、他者と共有する機会があれば、シンプルにより気持ちよく過ごせるのかもしれません。


この考えは、ワーケーションにつながると思いました。

「街をオフィスに取り入れて考える」

仕事さえ出来れば、常に固定された空間に居座る必要はないんだ、気分や業務に合わせて街を利用すれば良いんだと。

暑い季節は避暑地へ、寒い冬はリゾートへ。そんな気候に合わせるのも良し。個人作業の時は家で、チーム作業の時は開放的なキャンプ場で。常設のオフィスなんかなくても、街にはコピー機も給湯室ならぬ自販機も沢山ある。幼い子供をすぐに迎えにいけるよう、保育園の近くで働くなんてことも出来る。

街の機能を思う存分利用して、自分のオフィスに取り入れれば良いわけだ。

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街を自分のオフィスに取り入れてみよう。
多様性が価値とされる世の中で、高度経済成長期と変わらない働き方が果たして今の時代に合っているのか?
色々な労働環境を自分で探して、試してみて、ワークライフバランスも意識しながら、自分らしい働き方を見つける時代が来たのではないか。


Y.M.